Teclastより、11.6インチの大型ディスプレイにデカコア Helio X27を搭載するAndroid タブレット「Teclast M16」がリリースです。この10月以降、T30、P10S、P10HDと続けて10インチクラスのタブレットをリリースしたTeclast。今回のM16の大きな特徴は11.6インチであること以外に、専用キーボードが用意されていること、Banggoodでのクーポン価格はキーボード付きで179.99ドルと格安であること。
紹介する製品はTeclast M16 クーポン情報は文末を参照
Teclast M16のスペック
TeclastではフラッグシップのTシリーズ、格安のPシリーズと棲み分けされていますが、Mシリーズは中間に位置するシリーズ。Mシリーズには、10.1インチ デカコア Helio X23を搭載するM20がありますが、今回紹介のM16は製品名としては番号が古くなっています。M16の16とはおそらく11.6インチであることを示しているのでしょう。
今回リリースされた、Teclast M16のスペックは以下となります。
- CPU : Helio X27(MT6797X) 、10コア、2.6GHz Cortex-A72 +4x 2.0GHz Cortex-A53 +4x 1.6GHz ARM Cortex – A53
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 128GB
- ディスプレイ : 11.6インチ、解像度 1920 x 1080 (FHD)
- カメラ : フロント 2百万画素、リア 8百万画素
- スピーカー : デュアル
- WiFi : 11b/g/n
- Bluetooth : 4.0
- バッテリー : 7500mAh、USB Type-C
- LTE対応バンド : TD-LTE:B38/B39/B40/B41
FDD-LTE:B1/B2/B3/B5/B8/B20 - サイズ : 277 x 174 x 8mm、重さ 727g(キーボード込みの重量のはず)
- OS : Android 8.0
- ボディはアルミ製
Helio X27を搭載するタブレットは以下の記事で実機レビューしています。
- Chuwi Hi9 Plus 実機レビュー、10.8型の鮮やかな液晶は特筆もの。Chuwiらしいシックなボディと品質にも好感
- Alldocube M5X 実機レビュー、MT6797X搭載の他社製タブより扱いやすい端末に。私が10インチのメイン端末に決めた理由など
- Teclast T20 実機レビュー、高い質感にして体感レスポンス・ディスプレイなどの使用感はいかに
上記3製品でAnTuTu ベンチマーク v7のスコアにはバラツキがありますが、93000台から110000あたりのスコア(詳細は上記の記事を参照)。デカコアの響きほどの速さはありませんが、負荷の大きいゲームなどを行わない限りはサクサクと動作します。ただし、レスポンスとしては以下のHelio P70を搭載するT30が優位。T30の単体とM16のキーボード付きが同価格帯です。
Helio X27搭載機が販売され始めて1年以上が経過しましたが、多くの製品に搭載されており、コスパが高いのが大きなポイント。
FHDの11.6インチを搭載するAndroid タブレットとしては、以下のVOYO i8 Plusがありますが、サイズ感やボディの形状、キーボードもよく似ており、デザインを僅かに変更した製品の可能性も高いと思われます。
スペック上のその他補足事項は以下。
- メモリは4GBと並みですが、ストレージは128GBと大容量
- カメラはおまけ程度ど捉えるべき。手元にあるTeclast、Chuwi、CUBEのタブレットともに、このクラスでは画質・オートフォーカスともによいものではありません。
- WiFiは、11a/acに対応していないのがマイナスポイント(誤植の可能性もあります)。
- OSはAndorid 9.0ではなく8.0。
Teclast M16の外観と機能性
実機の写真はないのですが、このベゼル幅はあきらかによく見せすぎ。ベゼル幅のサイズの記載はないのですが、一般的なタブレットよりやや細い程度でしょう。というのも、上述の同じく11.6インチのVOYO i8 Proの横幅 280mmとのサイズ差は3mm。i8 Proのベゼル幅は普通あるいはやや細い程度のため、同水準と捉えるべきです。
▼こちらは同じく11.6インチのVOYO i8 Plus (VOYO i8 Pro、なんと11.6型のAndroid タブレットが100ドル台半ばでリリースに。デカコア Helio X27搭載で専用キーボードもあり)。サイズ的にはほぼ同じであるため、Teclast M16のベゼル幅の以下の画像程度と想像します。
▼背面はアルミ製。Teclastは安価なPシリーズでも背面はアルミ製となっており、質感の高さがTeclastの製品の特徴の一つ。
▼Micro HDMIを装備し、PCモニターなどへ出力可能。
▼スピーカーは上部にあります。仕様状の厚みは8mmとありますが、以下のイメージ画像に近い比率かと思います。
▲▼上はTeclast M16、下はVOYO i8 Pro。双方ともにタッチパッド付の専用キーボードが用意されていますが、同じキーボードのようにも見えます。やはり、本体も含めて同一製造元の製品か?
まとめ
Teclastはこの数年、同時期に多くの製品を集中してリリースするように感じますが、今回は10インチクラスのT30、P10S、P10HD (その他 8インチもリリースしています)に続く、11.6インチのタブレット。キーボード付きのクーポン価格は174.99ドルと安価であり、キーボードにはタッチパッドもついているためPCライクに使用することも可能です。
▼Banngoodの2/11時点のキーボードのセット価格は、クーポン「BGJP4508」の利用により 179.99ドル、2/29まで。あるいは「BG823ebJF」の利用により 178.99ドル
Teclast M16 キーボードセット
▼Amazonでも販売されていますが、キーボードなしでこの価格。かなり割高感があります。
▼引用したT30、P10HDの紹介記事はこちら
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