ノートPCやミニPCを展開する中国ブランドの「T-Bao」より、8コア16スレッドのCPU AMD Ryzen 9 5900HXを搭載するミニPC「TBOOK NM59」がリリースされました。
同じボディを採用し Ryzen 7 4800Hを搭載の「NM48」のスペックアップ版となりますが、Banggoodでは発売セールとして、期間限定 1月24日まで 799.99ドル(約 93千円)で販売されています。
Banggoodの販売情報
T-Bao TBOOK MN59のスペック
同一ボディを採用し、AMD Ryzenを搭載するミニPCは複数のブランドから販売されていますが、Banggoodで販売の「TBOOK NN59」は、メモリ 32GB、M.2 PCIe SSD 1TBと豪華な仕様です。
CPU | AMD Ryzen 9 5900HX、8コア 16スレッド、最大 4.6GHz |
GPU | AMD Radeon RX Vega 10 |
メモリ | 32GB DDR4, 3200MHz |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD、2.5インチ SATA SSDを増設可能 |
WiFi | WIFI6をサポート |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、USB Type-C(映像出力可能)、HDMI、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | 198 x 198 x 48mm |
OS | Windows 10 |
▼こちらはBanggoodの製品紹介で掲載のベンチマークスコア。CPU ベンチマーク Single Coreのスコアは、Core i9-9980HK、Core i7-10750Hと同水準ですが、やはりGPU系のスコアが秀でています。
▲▼こちらは以下の記事で紹介の、同ボディでRyzen 7 4800Hを搭載する「MN48」の内部の構成。おそらく、「MN59」も同構成と思われます。T-Baoは製造元ではないのですが、汎用のボディとパーツを組み合わせた構造です。
T-Bao TBOOK MN59の外観
公開されている画像は多くないため、外観については簡単に記載します。縦横は198 x 198mmと一般的なミニPCよりも 40mmほど大きなサイズですが、金属製ボディの四隅が大きくラウンドしていることが特徴です。
▼前面にはUSBポートが2つ。大きなWiFiアンテナは、汎用ボディでやや古いミニPCに多いスタイルです。
▲映像出力は、HDMI、Display Port、USB Type-Cの3系統あります。
▼Mac Miniのようにラウンドしている四隅に、淡いブルーの色合いで好感が持てます。ただし、同CPUを搭載する製品と比較すると、外観に特に際立つものはなく、繰り返しの記載ですが汎用パーツを組み合わせた感があります。
価格情報
冒頭に記載のとおり、Baggoodでの1月25日までの発売セールは 799.99ドル(約 93千円)。同CPUを搭載し、ボディ素材に炭素繊維複合材料を使用する「MINISFORUM HX90」の メモリ 32GB / SSD 512GB版 の価格は 約107千円。
SSDの容量を同じとした場合の価格差は約2万円弱。エントリークラスのミニPCをもう一台購入できるほどの価格差ですが、安価な「T-Bao TBOOK MN59」か、あるいは デザインや冷却対応により気配りのある「MINISFORUM HX90」か、微妙なところです。
▼Banggoodの販売情報。1月25日まで 799.99ドルで販売していますが、AliExpressの他ブランドでの同型モデル(販売情報はこちら)で メモリ 1GB / SSD 1TBの場合には 962.68ドルとなっており、約163ドルも安いです。
▼こちらは引用した「MINISFORUM HX90」の紹介記事。
▼上の公式サイトのほか、Amazonでも販売されています。
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