Amazonにて、CPUにRyzen 7 5800Hを搭載するミニPCが 約35千円で販売されています。ベアボーン並みの価格ですが、メモリ 8GB / SSD 256GB / Windows 11の仕様です(メモリ 16GB / SSD 512GBのモデルも販売されています)。
ただし、納期が遅いために中国発送と思われ、また、私としては初めて見聞きするブランドの製品です。
スペック
上の画像は AliExpressで販売の同型モデルから引用しています。AliExpressでは、同筐体のRyzen 7 5800Hのモデルは在庫なしとなっており、下位のCPUを搭載するモデルが販売されています。
Amazonでは「YCTipc」ブランドからの販売ですが、AliExpressでは複数のブランド・ショップからの販売であり、OEM提供の製品です。
CPU | AMD Ryzen 7 5800H、8コア16スレッド、最大 4.4GHz |
GPU | AMD Radeon Graphics 8コア 2000MHz |
メモリ | 8GB DDR4-3200 (1600MHz)、最大 64GB |
ストレージ | 256GB M.2 PCIe 3.0 SSD、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.2 x 3、USB 2.0、USB Type-C(DP対応)、HDMI x 2、DisplayPort、有線LAN x 2 |
サイズ | 約13 x 13 x 5.4cm |
OS | Windows 11(Home or Proの明記なし) |
▼CPUにAMD Ryzen 7 5800Hを搭載するミニPCは、以下の記事にて実機レビューしています。このなか、上表では「Beelink SER5 Pro」との比較において、優位な事項に黄色網掛けしました。
今回紹介の製品は DisplayPortを装備し、映像出力は USB Type-C / HDMI x 2 / DisplayPortの4系統です。
Beelink SER5 Pro 実機レビュー。AMD Ryzen 7 5800Hにより キビキビ動作、2個のファン装備で冷却も万全、しかも静音仕様
GEEKOM A5 レビュー、AMD Ryzen 7 5800H / メモリ 32GBで快適動作のミニPC。3基のSSDを搭載可能
▼上記の、同じくRyzen 7 5800Hを搭載する「Beelink SER5 Pro」にて実測の、Geekbench 5とCINEBENCH R23のスコアです。人気のAlder Lake N100のGeekbench 5 シングルコアのスコアは 1000弱ですが、Ryzen 7 5800Hは大きなスコア差をつけ 優位です。実際に、普段使いにおいても、N100よりも余裕があることを感じます。
▼デュアル冷却ファンと明記されており、製品紹介に明記ありませんが、CPUファンとメモリ / SSD用のファンの構成でしょう。また、Amazon サイトでは、ポート類などを示す動画が公開されていますが、M.2 SSDは2280サイズ、メモリは2スロット、2.5インチ HDD / SSDは天板裏に取り付ける仕様です。
まとめ
私にとっては初めて見聞きするブランドであり、ブランド全体として Amazonでの評価がなく、納期を要することに不安もありますが、Ryzen 7 5800Hを搭載するミニPCとしては格安です。
メモリ 8GB / SSD 256GB モデルの場合、2024年10月27日現在のAmazon 表示価格は 36,899円ですが(メモリ 16GB / SSD 512GB モデルは 40,998円)、以下の画像のとおり5%オフクーポンの利用により 35,054円、さらに ポイントも付与されます。
▼納期に期間を要することに注意ください。
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