楽天市場で販売のショップブランドのPCをじっくりと参照していたのですが、パソコンランキング上位のショップのなかには、製品の選択で混乱を招きそうな記載が散見されます。
大手ブランドの販売店はよいものの、中国のOEM製品を販売しているショップでは、記載のスペック・製品情報に混乱を招く記載もあります。
また、スペックを多少なりとも理解している方にとっては「怪しい」と気が付きそうですが、初心者の方は そのまま信じてしまいそうな記載もあります。今回は、上記の事例について記載します。
混乱を招きそうなスペックの記載事例
以下は2つのショップでの、それぞれの楽天市場・同一販売ページでの販売事例です。いづれも、搭載するCPUの幅が広すぎ、同一ページで販売するには無理があり、液晶やCPUなどの説明も複数機種のものが混在しています。
また、楽天市場でのパソコンランキング上位の製品は、同一販売ページの一部のものと思われますが、複数製品がランキング上位との誤解を与えそうです。
▼Celeron N3350 / 4000 / 5095 / Alder Lake N95が併載されており、世代の相違・レスポンスの相違が大きすぎます。また、メモリ 10GB / 20GB / 40GBは普通ではありえない容量です。ショップとしては、一般的な 8GB / 16GB / 32GBでよりも大きな容量が特徴と明記していますが、40GBの場合、8GB オンボードに32GBを組み合わせる必要があり、そのメモリ容量の記載には課題があるとの認識です。
▼こちらの販売店の選択肢は、縦に長いために一部をカットしていますが、数世代前のエントリーCPU Celeron N3350から、第11世代のCore i7-1185G7まで、上の販売店以上に幅が広すぎます。オリジナルの製造元も異なるはずであり、同一ページに掲載することに無理があると思います。
また、製品の特徴として、製品紹介には 独立したグラボ(MX450)を搭載していることをアピールしていますが、搭載しているのは1製品のみです。
不思議なイメージ画像
以下の2つの画像は異なる販売店のものですが、同じデザインの画像で、一方の販売店より優れていることをアピールしています。私としては、どっちもどっちと思っていますが。
▼前述のとおり、メモリ 10GB / 20GB / 40GBは、メモリ 2スロットの場合にも実現しづらい組み合わせ。
▼2.5K 解像度で明るさ 400 nits、100%sRGBの広い色域の液晶となると、Lenovoなどの大手ブランドのPCにおいてもオプション扱いとなることが多いもの。前述のとおり、同一販売ページでスペックの異なる多くのPCを販売しているのですが、どの製品が該当の液晶を搭載しているか、明記がありません。
まとめ
楽天市場のパソコンランキング上位の販売店のなかには、スペックの異なる複数の製品を同一ページで販売し、1製品の特徴をアピールしており、全体がそうであるように勘違いする・混乱を招いるように思います。一部の製品の特徴を掲載しているとの観点では間違いではないために、このような記載では 閲覧者側で ある程度 見極める知識が必要となりそうです。
当記事を投稿しようか迷いましたが、「楽天ランキング 1位獲得」と強調する販売店が多すぎることも含めて、注意換気のためにも投稿しました。
▼同一ページで単一の製品を販売している場合には そのスペック情報もわかりやすのですが、あまりにも複数の製品を販売している場合には、各製品のスペック・機能をあらためて確認する必要があるように思います。