2018年8月にリリースされた第8世代のCPU「Core i7-8565U」を搭載する、NVISENブランドのミニPCが新規リリースです。ハイエンドのノートPCやミニPCに搭載される Core i7-8550Uよりもベンチマーク・レスポンスで優位なCore i7-8565U。同CPUを搭載するPCとしては、Xiaomi RedmiBookがリリースされていますが、同CPUが今後のハイエンド機の主流となってくるものと思われ、いち早くCore i7-8565Uを搭載しリリースした当ミニPCには期待度大。
スペックと特徴
NVISEN ブランドのミニPCを紹介するのは初めてですが、Banggoodでは同ブランドの第8世代のCore iシリーズを搭載する、複数のミニPCが販売されています。
今回紹介のミニPCのスペックは以下となっています。
- CPU : Intel Core i7-8565U、Quad Core,1.8GHz,Up to 4.6GHz
- GPU : Intel HD Graphics 620
- メモリ : 8GB DDR4
- ストレージ : 128GB/256GB M.2 SSD、2.5インチ SATA HDD / SSDの増設可能
- WiFi : 11.b/g/n
- ポート類 : 4 x USB 3.0、2 x USB 2.0、1 x HDMI、VGA、有線LAN
- サイズ : 13.60 x 12.50 x 4.30cm、0.85kg
- OS : Windows 10 中国語版(日本語化可能)
USBは合計6個、HDMIにVGA、2.5インチ HDD / SSDを増設可能と多くのミニPCと同様に拡張性は高くなっています。
サイズ的にも、多くのミニPCと同様のサイズ感ですが、初めてミニPCを手にした際にはそのコンパクトさに驚くことと思います。
SSDの接続については記載がないのですが、価格的にはSATA接続のM.2 SSD。PCIe SSD接続の可否は未確認ですが、体感的にはSATA / PCIe間で大きく異なるものでもなく、Whiskey Lake Core i7-8565Uを搭載することで魅力は十分。
なお、Banggoodの製品情報には Windows 10のプレインストール情報がないのですが、BanngoodにWindows 10 中国版がインストール済であることを確認済。日本語化はもちろん可能です。
Core i7-8565Uのベンチマーク
以下の記事にて掲載(Geekbench Browseから引用)の、Core i7-8565Uの Geekbench 4のスコアの再掲です。
多くのハイエンドノートに搭載される Core i7-8550Uよりも、大幅によいスコアとなっており、GPUはIntel HD Graphics 620であるものの、極端に負荷の大きくない3Dゲームもこなせそうです。
▼Single-Coreでは、Core i7-8550Uの4182に対して、Core i5-8565Uは4789と優位。
▼Multi-Coreでは、Core i5-8550Uの12675に対して、Core i7-8565Uは13756となり、ここでも優位。
▼PCIe接続のSSD搭載機となりますが、下位のCPUであるCore i5-8250Uでも快速に感じていた私。Core i7-8565Uなら、当面の間 メイン機種として利用できることでしょう。
デザインなど
7月10日現在ではプレオーダー期間でもあるためか、イメージ画像が少なく、実機の写真が数枚あるのみですが、デザインについて補足します。
▼シルバーの側面にブラックの天板と、シックな色合いです。天板のKの文字?が何を表しているのか、気になります。なお、USB x 6のうち、写真で確認できるのは4個のみです。
▲▼ブラックの天板が薄いこと、側面の黒い部分が拡張性や冷却と関係あるのか否かなども気になります。天板の厚みから、ここはスチール製で取り外ししやすいような工夫があるかもしれません。
▲▼高さは約4.3cmですが、2.5インチ HDD / SSDの取付方法や、マザーボード、CPUファンの構成などもぜひ確認したいものです。また、天板・側面は冷却用のスリットなどが少ないのですが、底面から排気するタイプでしょうか。このあたりも確認したいことの一つです。
まとめ、価格情報
Banggoodの価格は画像の429.99ドルのところ、クーポン「BGJU1002」の利用により 386.99ドル(7/18まで)となります。第8世代のCore i7のミニPCの場合、400ドルを切ることは珍しいのですが、リリース間もないCore i7-8565UのミニPCが300ドル台とはかなり魅力的です。
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