Banggoodにて販売の、4コア8スレッドのCore i5-8259Uを搭載するミニPC「NucBOX2」。上の画像のとおり、125 x 110mmの小さなボディに大きなヒートシンクを搭載し、海外のレビュー動画では静音であることを特徴の一つとしています。また、記事として取り上げる理由としては、同スペックの他社モデルと比較すると、かなり割安なこと。今回はこの「NucBOX2」のスペックと特徴について記載します。
NucBOX2のスペックと特徴
NucBOXはモデルネームとなり、ブランドは「GMK」。NucBOX2とするからには「NucBOX」があるのですが、以下の超小型ミニPCが該当します。
上記のPCは、CHUWI LarkBoxと同様に約61mm角のボディにGemini Lakeを搭載していますが、今回の「NucBOX2」は以下のとおり、ミニPCとしてはハイエンドな構成です。
CPU | Core i5-8259U、4コア8スレッド、最大 3.8GHz |
GPU | Intel Iris Plus Graphics 655 |
メモリ | 8GB DDR4 2666mhz (最大 32GB) |
ストレージ | M.2 2280 256GB PCle SSD、2.5インチ SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | 11a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | HDMI x 2、USB Type-C、有線LAN、USB 3.0 × 4 |
サイズ | 12.5 x 11.0 x 5.0 cm、426g |
OS | Windows 10 (Home or Proは不明) |
その他 |
上の記事にて、同じく Core i5-8259Uを搭載するミニPC「MINISFORUM U820」の実機レビューを掲載していますが、スペック上の大きな相違は、U820はメモリ 16GBをデフォルトで搭載し、2.5インチのSSD / HDDを2基搭載可能であること。
▼Core i5-8259Uの、Geekbench 5 CPUベンチマークスコア。
上から順に、Core i5-8259Uを搭載の「MINISFORUM U820」、Core i3 1005G1を搭載の「MINISFORUM X35G」、Core i7-8565Uを搭載の「NVISEN Y MU01」。体感レスポンスに影響するシングルコアでは Core i3 1005G1がリードですが、マルチコアでは Core i5-8259Uが大きく差をつけ、高スコアとなっています。
3製品ともに共通ですが、このあたりのスコアでは、オフィスソフトなどの在宅勤務では快適に動作します。
▼引用した Core i3 1005G1を搭載の「MINISFORUM X35G」の実機レビュー記事はこちら。
NucBOX2の外観
12.5 x 11.0 x 5.0 cmのボディは、樹脂製で汎用的なもの。ミニPCでは汎用のボディに CPUにあったマザーボードを組み合わせた製品が多いのですが、本製品はまさにその構成です。
▼前面にある USB Type-Cポートはデータ通信専用。映像出力には対応していません。
▼背面のポート類は、HDMI x 2、USB 3.0 x 2、有線LANと標準的な構成。
▼特筆すべきは こちらのヒートシンク。多くのフィンがあり よく冷えそうです。実際に、海外の実機レビュー動画を参照すると静音とあります。いくらレスポンスがよくとも、CPUファンの音量が大きい場合には、使用をやめたくなるのですが、本製品は大丈夫かと思います。
まとめ
Core i5-8259Uを搭載の「NucBOX2」の概要の紹介でした。同じくCore i5-8259Uを搭載の「MINISFORUM U820」は Amazonにて クーポン利用により 6万円ちょっとで販売されていますが、本製品は4万円弱と(クーポンセールの一時的とは言え)以下のとおり 10/8まで 269.99ドルと その価格設定が最大の特徴です。
▼10/8までの20個限定となりますが、Banggoodではクーポン「BGJPGMK5F」の利用により、269.99ドルで販売されています。10/2 8時に確認したところ、クーポンに残数があり有効でした。
▼Amazonで販売の「GMKTEC」の製品も同一モデルです。2022年5月5日にタイムセールを行っていましたが、タイムセール価格は 39,990円。上記のBanggoodのクーポン価格は破格とも言えますが、Amazonのタイムセール価格なら「買い」でOKです。
▼こちらは対抗の「MINISFORUM U820」。国内通販よりも MINISFORUM 公式サイトが若干安いです。
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