
Twin Lake N150やAlder Lake N100 ミニPCの対抗として、「NiPoGi」ブランドより、CPUにAMD Ryzen 3 3300Uを搭載するミニPC「NiPoGi P2」が販売されています。
私は同CPUを搭載するミニPCを2020年に実機レビューしていますが、ベンチマークコアと体感レスポンスはCore i3-8145U相当。在宅勤務でのExcelなどでは遅さを感じることなく動作します。
NiPoGi P2のスペック

CPU、SSD、メモリともに、それほど発熱に気を遣う構成ではありませんが、上野画像のとおり 低騒音のファンを2つ搭載しています。スペックは下表となりますが、以下の記事にて投稿の「NiPoGi P1」の筐体違いの製品です。私としては、「P1」よりも「P2」の筐体のデザインが好みです。

| CPU | AMD Ryzen 3300U、4コア 4スレッド、最大 3.5GHz |
| GPU | Radeon Vega 6 Graphics |
| メモリ | 16GB DDR4(16GB x 1)、2スロット、最大 32GB |
| ストレージ | 2280サイズ M.2 SATA SSD 512GB、空きスロットあり |
| WiFi | WiFi 5 |
| Bluetooth | 4.2 |
| ポート類 | フル機能 USB Type-C、USB-A 3.2 Gen1 x 6、HDMI、DisplayPort、RJ45 有線LAN、3.5mm イヤフォンジャック |
| サイズ | 128.22 x 128.2 x 51mm、270g |
| OS | Windows 11 Pro |
MINISFORUM UM300 実機レビュー、Ryzen 3 3300U搭載でベンチマークはCore i3-8145U以上、静音仕様のミニPC
▲▼2020年の計測・投稿ですが、Ryzen 3 3300Uを搭載するミニPCは上の記事にて実機レビューしています。Geekbench 5のスコアは「シングルコア 814、マルチコア 2387」。マルチコアはTwin Lake N150と同程度ですが、シングルコアのスコアは 900台後半のN150より低いスコアです。ただし、ライトユースでの体感レスポンスは、ほぼ同水準です。

▼標準装備のメモリは16GB 1枚、2280 サイズのM.2 SATA SSD 512GBです。メモリ 16GBを増設し 16GB x 2とした場合、デュアルチャネルで動作します(N150は2枚差しでもシングルチャンネルでの動作)。なお、M.2 SSDは2スロットともに、PCIe 3.0 SSDに対応しています(PCIe 3.0 / SATAの双方に対応)。

▼映像出力は、USB Type-C / HDMI / DisplayPortの3系統。他社のこのクラスでは、HDMI x 2とする製品が多いなか、DP搭載はメリットの一つです。

▲▼樹脂製の筐体となりますが、USB-Aを6ポート、フル機能(映像出力)に対応のUSB-Cと、USB ポートを合計7個搭載していることも特徴の一つです。なお、以下の記事にて実機レビューの、N150を搭載する「NiPoGi E2」の筐体に近いデザインですが、「P2」は一回り大きな筐体を採用しています。

価格情報
2025年11月15日現在では Amazonでの販売はなく、楽天市場での販売です。メモリ 16GB / SSD 512GB モデルの販売価格は、18%オフクーポンの利用により 26,076円。私の場合、1,877ポイントの還元となり、実質 24,199円での販売です。
旧世代のRyzenを搭載する同クラスのミニPCとしては「GMKtec G10」がありますが、他のミニPCと同様に値上がり傾向であり、本製品の価格は魅力です。

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