6月20日時点のAmazon 価格 12,800円)で販売のマウスコンピューターの2 in 1 PC「mouse E10」。初めて見た時には「ちょっと無骨な学習用 PC」程度に思っていたのですが、価格に釣られて詳細を確認してみると、サブPC、2万円の安価なPCとしては、使い勝手などがよく考慮された よい構成の製品のように思います。
安価なモデルは 、CPUにGemini Lake (Celeron) N4000、メモリ 4GBにeMMC 64GBと、エントリー構成となりますが、Webサイトの閲覧、Wordなどの軽作業では十分に使用できます。また、中国ブランドの 2 in 1では 似通ったデザインの製品が多いなかでは、そのデザインも新鮮に感じます。また、Windows 11への更新も可能なため、格安なWindows 11のお試し版としても よさそうです。
mouse E10のスペック
Gemini Lake N4100を搭載し、マウスコンピューターの製品からの引用では『クリエイティブに考える力や発想力を育てる 「Minecraft(マイクラフト)」 』が付属するモデルもありますが、こちらは N4000版の倍近くの税込 43,780円となるため、以下はN4000版のスペックです。
CPU | Gemini Lake N4000 |
GPU | インテル UHD グラフィックス 600 |
メモリ | 4GB DDR4 |
ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレイ | 10.1インチ、グレア、解像度 1280×800、タッチパネル |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB3.0 (Type-C) 、USB2.0(Micro USB)、Micro HDMI |
カメラ | フロント 200万画素 (スライドシャッター付き)、リア 200万画素 |
バッテリー容量 | リチウムイオン (36Wh/ 3セル/ 内蔵) |
サイズ(本体) | 279.5 × 200.0 × 31.2mm (突起部含む)、980g |
サイズ(キーボード含む) | 279.5 × 206.6 × 31.2mm (突起部含む)、1280g |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
上表は同水準のCPU Gemini Lake N4020を搭載する以下のASUS E210MAに基づき編集しました。N4000、N4020の実力としては、Webサイトの閲覧や高速タイピング時の画面への文字反映などでも やや遅延を感じますが、軽作業のサブ運用と割れ切れば実用的な水準です。
その他のスペックでのコメントは以下です。
- できれば、メモリは6GBもしくは8GBあるとよかったのですが、価格とサブとしての利用を考慮すると 4GBもあり。
- ディスプレイの解像度が低く、文字の粗さを感じる水準ですが、こちらも価格を考慮すると許容できるでしょう。
- USBはType-CとMicro USBです。スペース的に厳しいとも思いますが、マウスなどの接続の汎用性を考慮すると、USB Aがよかった。
- スペックでは表れない事項として、「ファンレス」、「本体部分は高さ約76cmからの落下テストをクリアする堅牢性」、「IP54規格準拠する防塵・防滴仕様」があります。これらも考慮すると 税込 22,000円の価格は かなりのコスパ度のように感じます。
mouse E10の機能と外観
2 in 1では一般的なマグネット式のキーボード、Lenovo Yoga Tabのスタンド部分のデザインを組み合わせたようなスタイルですが、利便性はよく考慮されています。
▼側面のブラックとポップのブルーの配色もよいものです。ただし、カバーを開いて各種ポートにアクセスできますが、カバーの開閉が硬いとのレビューコメントがあります(マウス公式サイト)。
▼背面のスタンドとスタイラスペンの収納部分もよく考えられています。他の製品では、私はスタイラスペンが部屋内で行方不明になることも多いのでずが、これなら大丈夫。
▼フロントカメラは、プライバシー保護のスライドシャッター付き、ディスプレイの両側にある2つのマイクとスピーカーなど、利便性を考慮した機能と配置です。
▼背面左上には WiFI / 電源のLED インジケーターが備わっており、電源LEDは 充電状況・バッテリー残量低下などのステイタスを確認することもできます。
▼電源ボタン、ボリュームボタンも大きく、お子様にもわかりやすそうです。
▼ディスプレイ上部に、前面カメラ用のプライバシー保護 スライドシャッターが備わっています。
まとめ
Gemini Lake (Celeron) N4000、メモリ 4GBと エントリー構成ですが、タッチパネルにファンレス、IP54規格準拠する 本体の防塵・防滴仕様、ポップなブルーとブラックの配色と魅力の多い端末が Amazon 価格 12,800円。キーボード込みの重量は約 1.28kgと重さはありますが、お子様用のPC 兼 サブ運用のPCとして、十分に活用できそうです。
引用元
▲▼在庫切れ・価格変更となる可能性もあり、2022年6月20日時点のAmazon 価格のスクショを掲載しました。
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