使用しているPCによって、あるいはWindowsの更新状況が異なると、負荷がかかっているシステム関連のソフトも異なるもので、今回は「Modern Setup Host」のCPUとメモリの使用率が激しい状況に遭遇。
この「Modern Setup Hostとは何か、放置でよいか」について、海外サイトを参照し、そして私のPCの状況から「Windows 10のアップデートの過程で稼働するものであり、放置で可。アップデート後、あるいはアップデートの準備が整った後に、Modern Setup Hostは終了」との認識です。今回は、このModern Setup Hostが稼働していた状況と「放置で可」と認識した背景の報告です。
Modern Setup Hostが稼働していた状況
▼タスクマネージャーのプロセスより。
Modern Setup HostのCPU使用率は11.1%、メモリ使用量は141MBと大きくなっています。
▲とあるメーカーさんからお借りしているノートPCを使用していた際の状況です。
CPUはCore i7、メモリは16GB搭載とハイスペックPCであるため、極端な使用率ではないのですが、非力な端末ではかなりの使用率となっていたことでしょう。なお、この時のファンは風切り音が激しく響いていました。
ハイスペックPCであったため、レスポンスの悪化・遅延は感じなかったのですが、海外サイトを参照するとYouTubeを観るのもままならずなど、レスポンスが悪化したとの報告が多々あります。
Modern Setup Hostは放置すべきか
冒頭のとおり、「Modern Setup Hostは放置すべきか」に対する私の見解としては、定期的に稼働するものでもなく、Windows 10のアップデート過程で稼働するものであるため、無理に強制終了せず放置すべき、となります。
以下に記載のとおり、Windows 10のアップデートファイルのダウンロード時、あるいは更新是非のシステム的なチェック時に稼働するものであり、ファイルのダウンロード、更新の準備が完了すると、ピタリと終了します。
以下、私が参照したサイト(海外サイト)の一部と私の見解にいたった背景です。
▼こちらのサイトでは、Windows 10をクリーンインストールしたほうがよいのでは、との見解もありますが、正しい認識ではないと思われます。
Modern Setup Host using 50% CPU on Windows 10 (Microsoft Community)
▼こちらのサイトでは、システムに不可欠な重要なファイルではないとする一方で、以下の引用・原文のとおり、Windows 10のインストール・アップデートのの過程で稼働するものとあります。私の状況からもこちらの認識です。
it is a Modern Setup host for windows 8, 8.1 and 10. it is mainly used for installing or preparing an update for another build of windows. this is intentional for windows 10.
▼私のPCでModern Setup Hostが稼働中に、(名前は忘れましたが)Windowsの更新ソフトが稼働しており、Modern Setup Hostが終了したと同時に、以下のとおり「Windowsが更新できる状態になった」との通知を受領。
これにより、Modern Setup HostがWindows 10の更新の過程で稼働することが明らかに。ただし、他のPCではModern Setup Hostが稼働しているのを見た記憶がない(記憶違いかも)ため、Windows 10の更新内容により稼働しないこともありそうです。
まとめ
以下の記事でも記載のとおり、次から次へと稼働している謎のシステム関連ソフト。Windows 10のアップデートに関するファイルも多数あり、強制終了・タスクの終了を行うべきか否かは個別に確認したほうが無難。
ファンレスのPCで静かに稼働、レスポンスへの影響がないものなら、まだよいのですが、ファンを装備したPCならその音も激しく、気になるものかと思います。
アップデート関連のソフトなら、以下でご紹介のようなフリーソフトの導入によりアップデート自体を止めてしまう回避策もあります。
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コメント
たいへん、些細なことでごめんなさい。
私も間違えたこと、先に申し上げておきます。
本文中に登場する「Modem」は、「Modern」の誤記です。
記事を書かれた方が引用した”原文”にはModern
となっています。
本当に些細なことですみませんでした。
ご指摘ありがとうございました。
恥ずかしいほどに「Modem」と連発しており、修正しました。