MINISFORUMより、「世界初 Copilot+ PC 認証 AI ミニPC」として、「MINSFORUM AI X1 Pro」が発売予定です。Zen 5 アーキテクチャのAMD Ryzen AI 9 HX370を搭載し、AI処理性能・NPUとしては「Copilot+ PC」の要件となる50 TOPSを満たしています。
引用元
MINSFORUM AI X1 Proのスペック
スペックは下表となりますが、下表に記載していない事項として 上の画像のとおり指紋認証に対応しています。また、画像右下に記載されていますが、電源アダプターを本体にビルトインしていることも特徴となります。
その他の特徴としては、メモリはLPDDR5Xの2スロット、M.2 SSDを3基 搭載可能、USB4とOCulinkを搭載しています。
AMD Ryzen AI 9 HX370の実力としては、(大手サイト頼りですが)以下の記事を参照ください。複数のベンチマークソフトにて Core Ultra 7 155Hと比較していますが、概ね Ryzen AI 9 HX370が上回っています。
「Ryzen AI 9 HX 370」ノートPCの実力検証、仕事もAIもゲームもいける高性能&省電力
▼一見して、横置きでの高さが低いように見えますが、サイズは195 x 195 x 42.5mmと、縦横は一般的なミニPCよりも 50~70mmほど大きなサイズ、従来モデルのMac miniとほぼ同サイズです。なお、下の画像にて、天板に指紋認証ボタン、横置きでの右側にCopilot ボタンがあるのがわかります。
▲▼OCulink ポートを備え、別途 電源・ボード・ケーブル・グラボを用意することにより、USB4よりも速い転送速度で 外付けグラボを接続することができます。
なお、上の画像右のグラボは、MINISFORUMで販売の OCulink用 外付けGPU ドッキング ステーション「DEG1」に接続されています。私の個人的な感覚では、OCulinkでのグラボ接続の安定度は、ボードとケーブルにも依存すると思われ、同社のボードがあると見た目も含めてスマートです。

▼ハイスペックのミニPCの場合には、電源アダプターが大きな製品が多いなか、本製品は電源を本体にビルトインしていることも特徴の一つです。
▼Amazon サイトにて、分解プロセスが公開されています。M.2 SSDを3基搭載できることも大きな特徴です。動画を見て感じたことは、従来モデルのMac miniとほぼ同サイズでもあり、大きな筐体ですね。

▲▼OCulink ポートは背面に、USB4 ポートは前面と背面に備えています。外付けグラボは、前述のOCulink ポートに加え、事例として上の記事に記載していますが、USB4 ポート経由で接続することもできます。
価格情報
当記事は1月13日に投稿の速報ベースの記事でしたが、3月8日現在、Amazonなどで販売されていますので 価格情報を書き直しています。
3月8日現在のAmazon 価格は、メモリ 32GB / SSD 1TB モデルの場合、クーポン利用により 151,454円(公式ストアは 149,590円)個人的には もう少し高い価格設定と思っていたのですが、想定よりも割安感があります(あくまで、私個人の感覚です)。
なお、以下の記事で掲載の「AOOSTAR」「GMKtec」と比較すると やや割高(数千円から1万円ちょいの差額)であるものの、本製品は電源をビルトイン、従来モデルのMac miniとほぼ同サイズでSSDを3基 搭載可能、デザイン性に優れているメリットがあります。
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