MINISFORUMより、人気のUM580 / UM590などと同じ筐体を採用するミニPC「UM560XT」がリリースされました。モデル名の近いPCとしては、AMD Ryzen 5 5625Uの「UM560」が販売されていますが、「UM560XT」は Ryzen 5 5600Hを搭載しています。
2023年4月18日現在では予約販売中となりますが、メモリ / ストレージ / OSなしのベアボーン価格は31,980円。ベアボーンでの価格比較では、「UM560」が 45,500円(GaN電源アダプター付属、USB Type-C PD / Alt モード対応)、Ryzen 5 4500Uを搭載の「UM450」が 31,840円。
販売元
MINISFORUM UM560XTのスペック
CPUにはモバイル向けのハイエンドを示す、末尾「H」のRyzen 5 5600Hを搭載しています。
CPU | AMD Ryzen 5 5600H、6コア12スレッド、最大 4.2GHz |
GPU | Radeon Graphics |
メモリ | 16GB or 32GB、最大 64GBまで増設可能 |
ストレージ | M.2 2280 512GB or 1TB PCle SSD、2.5インチ SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | デュアルバンド対応 |
Bluetooth | 搭載 |
ポート類 | HDMI x 2、USB Type-C x 2(データ専用、映像出力対応)、USB A 3.2 x 2、USB A 2.0 x 2、有線LAN |
サイズ | 127 × 128 × 47mm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 縦置きスタンド付属 |
▲比較対象となる製品は、同社の同じ筐体を採用し上の記事で紹介、Ryzen 5 5625Uを搭載の「UM560」、2つめの記事で実機レビュー、Ryzen 5 4500Uを搭載の「UM450」。
- 「UM560」は、65W GaN電源アダプターが付属。また、USB Type-C ポートは PDとAlt モードに対応し、PD対応のモニターからの給電と映像出力を、ケーブル一本で行うことができることが大きな特徴。
- 「UM560XT」と「UM450」は、通常の電源アダプターとなり、USB Type-Cは PD / Alt モードに未対応。データ専用と映像出力可能の2つのType-C ポートを備えています。
- 上記の意味では「UM450」のCPUをスペックアップしたイメージです。
▼「UM560」と同じく Ryzen 5 5625Uを搭載する「MC560」のベンチマークスコアと体感レスポンスは、以下の記事で掲載しています。ベンチマークスコアは、「UM560XT」のRyzen 5 5600Hよりもやや優位ですが(Geekbench 6のシングルコアのスコアでは、Ryzen 5 5600Hの1620に対して、 Ryzen 5 5625Uは 1714)レスポンスは ほぼ同水準です。
▲▼上の画像は「UM560XT」の製品紹介に掲載の内部の構成、下の写真は「UM450」の内部です。PCIe SSDを冷却するプレートがありますが、上の画像は上位機のもので実機で「UM450」と同じ構成のプレートなしの可能性があります。
まとめ
「UM560XT」を先行販売の「UM560」と比較した場合、「UM560」は65W GaN電源アダプターが付属し、USB Type-CはPDとAlt モードに対応のメリットがあります。
ただし、「UM560」と「UM560XT」のベアボーン価格を比較した場合、冒頭に記載のとおり、約13千円の価格差があります。このため、価格重視の場合には「UM560HT」もおすすめです。
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