MINISFORUMより、CPUにAlder Lake-N N100を搭載するStick PC「S100」が発売となりました。電源はUSB Type-Cとなりますが、PD / Alt モードに対応し、モニターがPDに対応している場合、ケーブル 1本の接続にて、PCへの給電とモニターへの映像出力を行うことができます。
ストレージには、スマホ・タブレットに多く搭載されるUFS 2.1の256GB、メモリはLPDDR5の8GBと、基本スペックは N100を搭載するミニPCと概ね同様です。
引用元・販売元
2024年5月10日時点の、公式ストアでの販売価格は 29,980円。
MINISFORUM S100のスペック
N100を搭載するミニPCにおいて、USB-Cの電源、PD / Alt モードに対応している製品は、以下のMINISFORUMのミニPCなどに限定され、本製品の大きなメリットです。
冒頭に記載のとおり、モニターがPDに対応している場合、ケーブル1本でPCへの給電のモニターへの映像出力を行うことができ、極めて便利な機能です。コンパクトな筐体とあわせて、机上の省スペース化を実現できます。
また、Ethernet ポートはPoE(Power over Ethernet)に対応し、LANを通じて電源を確保することができます。PoEの電力クラスなどに留意する必要があり、USB-Cの電源がメインとなりますが、有効性などを確認してみたい機能です。

CPU | Alder Lake-N N100、4コア 4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | LPDDR5 4800MHz、オンボード 8GB |
ストレージ | UFS 2.1 256GB |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB Type-C (Alt モード、DP / PD対応)、HDMI、USB-A 3.2 Gen 2 x 2、有線LAN(PoE対応) |
サイズ | 152 x 58 x 19.5mm |
OS | Windows 11 Home |
Alder Lake N100を搭載するPCは以下の記事などで複数レビューしていますが、 インテル 第8世代 モバイル向けのCore i5 相当の実力です。
Stick PCの場合、古くはAtom Z8250、2,3年前には Gemini Lake N4100あたりを搭載する製品が主流でしたが、N100での普段使いでは遅さを感じることなく動作します。

その他のスペックについて補足します。
- ストレージには、スマホやダブレットで多く搭載のUFS 2.1(オンボード)を搭載。UFS 2.1を搭載するAndroid タブレットの実測では、eMMCとSATA SSDの中間あたりの読み書き速度ですが、体感的には SATA SSDと同水準です。
- 小さな筐体ですので、メモリはもちろんオンボード。8GBとなりますが、Stick PCでは それほど負荷を要する使い方をしないでしょうから、8GBで十分です。
- Stick PCの場合、小さなファンの高回転による 大きなファン音量が懸念されますが、公式サイトには、アイドル状態 24dB、後負荷状態で 43dBとあります。この騒音レベルのみから察すると、N100 ミニPCの高負荷時よりも、やや大きめのファン音量です。
▼小さなヒートシンクとファンを搭載しており、また、冷却対応を十分に考慮している MINISFORUMですので、排熱に課題はないことでしょう。
▼152 x 58 x 19.5mmと小さな筐体ですが、PD / Alt モードに対応のUSB-C、USB-A x 2個、HDMI、有線LAN ポートと、Stick PCとしては拡張性は十分です。
競合製品、まとめ
文中のレビュー記事へのリンクで掲載の「T8-Plus」など、N100を搭載のコンパクトなミニPCは複数販売されているなか、本製品は Alt モード / PD対応のUSB Type-Cを搭載することが大きなメリットです。
競合するStick PCとしては以下の製品がありますが、「S100のAlt モード / PD対応のUSB Type-C vs M.2 PCIe 3.0 SSDを搭載の以下の製品」との構図です。

▼こちらは文中で引用の「T8 Plus」のレビュー記事リンクの再掲と販売情報。「T8 Plus」は、電源がUSB Type-Cでないことが惜しいです。

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