MINISFORUM M1 Pro-285H、Core Ultra 9 285Hを搭載するミニPCのスペック。アルミ製筐体にUSB4、OCulink ポートを装備 | Win And I net

MINISFORUM M1 Pro-285H、Core Ultra 9 285Hを搭載するミニPCのスペック。アルミ製筐体にUSB4、OCulink ポートを装備

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MINISFORUMより、CPUにCore Ultra 9 285Hを搭載するミニPC「MINISFORUM M1 Pro-285H」が発売されています。同CPUを搭載するミニPCは「GMKtec」と「GEEKOM」からも販売されていますが、MINISFORUMの製品は、高品質なアルミ製筐体、デュアルスピーカーとマイクを内蔵していることが大きな特徴です。

なお、8月9日現在、公式ストア・Amazonともにラインナップされていますが、予約販売中となり、出荷は8月末です。

MINISFORUM M1 Pro-285Hのスペック

CPUは、Core Ultra シリーズ2 ハイエンド寄りのCore Ultra 9 285Hを搭載し、統合型GPUは、GeForce RTX 3050に迫る実力のIntel Arc 140Tを搭載しています。

なお、上の画像に「航空用アルミニウム合金の一体成型」のコンパクトな筐体とありますが、M4 Mac miniとほぼ同サイズで高品質な筐体です。

以下は「MINISFORUM AI X1」の実機レビュー記事ですが、同じ筐体を採用し、ポート類の配置とデュアルスピーカーとマイクを内蔵していることも同じです。筐体については、以下の記事も参照ください。

MINISFORUM AI X1 実機レビュー、Ryzen 7 255を搭載し快速、OCulinkでのグラボも安定動作、アルミ製筐体も特筆すべき高品質なミニPC
M4 Mac miniとほぼ同サイズ、アルミ製筐体の質感は、これまで実機レビューしたミニPCではトップクラス。Ryzen 7 255のベンチスコアは想定以上に高く、動作は快適。また、OCulink ポートで接続の外付けグラボも安定動作。

 

▼スペックは下表です。8月9日現在、公式ストア・Amazonともに セットモデルは メモリ 64GB、SSD 2TB。価格面もあり、メモリ 32GB、SSD 1TBのモデルがあるとよいと思います。

CPU Core Ultra 9 285H、16コア16スレッド、最大 5.4GHz
GPU Intel Arc 140T グラフィックス
メモリ DDR5 SODIMM、2スロット、最大 128GB
ストレージ M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD スロット × 2、空きスロットは OCulinkとの排他使用
WiFi WiFi7 対応
Bluetooth 5.4
ポート類 USB4 x 2、USB-A 3.2 Gen 2 x 2、USB-A 2.0、HDMI、DisplayPort、2.5G イーサネット、OCulink(M.2 空きスロットの排他使用)
サイズ 128 x 126 x 52mm
OS Windows 11 Pro
その他 2スピーカー・マイクをビルトインアルミ製の筐体

 

 

MINISFORUM 公式ストアに CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 2,125、マルチコア 19,884」と公開されています。以下の記事に、これまでに実機レビューした主だったPCのスコアを一覧化しています。このなか、シングルコアで 2,000以上となるPCは多くなく、上記スコアが多少 高めに表示している場合にも、実力の高さがわかります。

CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標

 

なお、同CPUを搭載する「GEEKOM IT15の記事」からの引用ですが、主な指標は以下です。

  • Core Ultra 9 285Hの競合としては、以下のPCの事例などのAMD Ryzen AI 9 HX370。
  • CPUとNPUにおいては AMD Ryzen AI 9 HX370が優位である一方、GPUは Core Ultra 9 285HのIntel Arc 140Tが優れている。
  • GPUにおいては、GeForce RTX 3050に一歩及ばずと言ったところであり、統合型GPUとしては、かなりの高性能。

 

▼ポート類の構成・配置は、前述の実機レビューした「MINISFORUM AI X1」と同じ構成です。なお、OCulink ポートは、付属のボードをM.2 スロットに装着することにより有効となります。この場合、M.2 空きスロットを利用するため、M.2 SSDの増設を行うことはできません。

 

▼こちらは、同じ筐体の「「MINISFORUM AI X1」に、OCulink ポートを接続した状態です。

 

▼私はOCulink ポートを装備する同社のミニPCにおいて、以下の「DEG1」を利用して 外付けグラボを接続しています。アルミ製の高品質な筐体に、ボード・グラボの電源はPCの電源に連動し、便利に利用しています。

MINISFORUM DEG1 実機レビュー、アルミ製の高品質なOCulink 拡張ドック。ミニPCにおいて、外付けグラボが安定動作
OCulinkを装備するミニPC用の外付けグラボのボードとして、これまでは基盤むき出しの製品を使用していましたが、定評のある「MINISFORUM DEG1」を購入しましたので、使用感などを記載します。 先日のAmazon スマイル Sal...

 

MINISFORUM M1 Pro-285Hの外観

外観は繰り返し記載の「MINISFORUM AI X1」と同じであるため、同製品のレビュー記事から写真の一部を引用しています。

上の写真は、M4 Mac miniとならべたもの。サイズはほぼ同じですが、Rが異なるために MINISFORUMの製品がやや大きく見えます。アルミ製の筐体であり、シルバーの色と相まって、他のミニPC以上の高級感があります。なお、色合いは M4 Mac miniよりもややギラツキがあります。

 

▼背面をM2 Pro Mac miniと並べて撮影したものですが、ブラックの色合いもほぼ同じ。上の写真とあわせて、Mac miniを意識していることがわかります。

 

 

価格情報

冒頭に記載のとおり、公式ストア・Amazonともに 2025年8月9日現在では予約販売・8月末の出荷です。公式サイトでは、メモリ・ストレージ・OSなしのセット価格も販売されていますが、セットモデルはメモリ 64GB・SSD 2TBです。当セットモデルのAmazon 価格は、クーポン利用により 173,242円。比較対象となる、GMKtec / GEEKOMの価格は以下です。

  • GMKtec EVO-T1、メモリ 64GB / SSD 2TBのセット価格は 160,399円(Amazonはこちら
  • GEEKOM IT15、メモリ 32GB / SSD 1TBのセット価格は 126,900円(Amazonはこちら

 

「GEEKOM IT15」は拡張性にやや乏しいために単純比較できないのですが、「MINISFORUM M1 Pro-285H」「GMKtec EVO-T1」の価格差は 約13千円。「MINISFORUM M1 Pro-285H」がアルミ製筐体、スピーカーとマイクをビルトインしていることを考慮すると、コスパ度は同等、もしくは「GMKtec EVO-T1」がやや割安のように感じます。

 

 

▼競合する「GMKtec EVO-T1」と「GEEKOM IT15」の記事です。

GMKtec EVO-T1、Core Ultra 9 285Hを搭載するミニPCが販売に。Intel Arc 140Tは統合型GPUとしては高性能、OCulinkも装備

GEEKOM IT15、Core Ultra 9 285Hを搭載のミニPC、スペックのまとめ。CPU、GPUともにRyzen AI 9 HX370に対抗

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