MINISFORUMより、CPUに8コア 16スレッドのAMD Ryzen 7 4800Uを搭載するミニPC「HM80」がリリースされました。4月に6コア 6スレッドのAMD Ryzen 5 4500Uを搭載の「HM50」が発売されていましたが、CPUやメモリ搭載量を変更したアップグレード版の位置づけです。
メモリは標準仕様の16GBのほか、32GB(いづれもデュアルチャンネル)も選択できる豪華な仕様。ストレージは、標準装備のPCIe SSDのほか、2.5インチのSATA SSD / HDDを2基 増設することができます。
5月25日時点では予約販売となり、出荷は6月末以降。気になる価格は、メモリ 16GB / SSD 256GBのエントリー構成の場合は 106,090円。予約販売期間中はクーポンの利用により 13,000円オフとなります。
引用元、販売情報
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MINISFORUM HM80のスペック
以下のスペック表は先行販売のHM50をベースにしましたが、同じボディを採用し、HM50との比較では、冒頭に記載のとおり、CPUをアップグレード、メモリを増量しています。
CPU | AMD Ryzen 7 4800U、8コア16スレッド、最大 4.2 GHz |
GPU | AMD Radeon Graphics、最大周波数 1750MHz |
メモリ | DDR 4 16GB (8GB x 2)、32GB (16GB x 2)、64GBに増設可能 |
ストレージ | M.2 2280 256GB/ 512GB PCIe SSD、2.5インチ SSDを2基 増設可能 |
WiFi | WiFi 6 AX200 |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB 3.1 x 2、USB Type-C(映像出力可能)、HDMI、DP、有線LAN x 2 |
サイズ | 149.6 × 149.6 × 55.5mm、650g |
OS | Windows 10 Pro |
▼MINISFORUM 公式サイトに掲載の、Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。
▲AMD Ryzen 7 4800Uのスコアは「Single-Core 1167、Multi-Core 6474」となり、Multi-Coreのスコアが高くなる AMD Ryzenのなかでも特に高くなっています。
以下の記事にて、AMD Ryzen 7 4800Hを搭載のミニPCを紹介しましたが、4800Hのスコアは「Single-Core 1090、Multi-Core 6626」。体感レスポンスに影響する Single-Coreでは、Ryzen 7 4800Uがやや優位。
▼こちらの動画で紹介されていますが、BIOSにて VRAMを調整することもできます。
▼天板を開けると、ほぼは全面を覆うヒートシンクとCPUファンを確認することができます。MINISFORUMのミニPCは、全般的に冷却と静音を両立している傾向があり、HM80も大きなヒートシンクとファンから同様だろうと思われます。
▲2.5インチ SATA SSD / HDDを底板に2基並列で取り付けることができます。縦に狭いスペースのため、HDDの場合には特に熱が心配になります。
▼前面のUSB 3.1 x 2とUSB Type-Cを含め、ポート類は豊富。電源入力は、ミニPCのしては珍しく USB Type-Cです。
MINISFORUM HM80の外観
デザインとしては一般的のミニPCですが、最近のMINISFORUMのミニPCに共通する シックな配色です。サイズは 149.6 × 149.6 × 55.5mmと、縦横は一般的なミニPCよりもやや大きい程度。
▼底板のスリットはそれほど大きくありませんが、左右の網目状の面積は大きく冷却に貢献。
▼天板側に大きなCPUファンがありますが、天板は僅かに浮いているようであり、空気は上下左右から流れるしくみ。
価格情報
いづれは Amazonでも販売されると思いますが、5月25日時点では 公式サイトでの予約販売中。出荷は6月末以降です。
メモリ 16GB / SSD 256GB版の価格は 106,090円。予約期間中は 13,000円オフの93,090円となります。
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