MINISFORUMからリリースされた 「GameMini」。上の画像のとおり 奇抜なデザインで、CPUにはゲーミング向け最強と謳う 6コア 12スレッドのAMD Ryzen 5 5600Xを搭載し、GPUはRadeon RX 6700 XT、メモリ 32GB、マザーボードには GIGABITEのB550I AORUS PRO AXを採用しています。
さらには、電源も含めると 備わっているファンは合計 6個もあり、金属製のフレームとヒートパイプなどにより冷却対応にも抜かりはありません。
先日、速報ベースでお伝えしましたが、詳細スペックや細部の画像も含めて、あらためての紹介です。
公式サイトの販売ページはこちら
GameMiniのスペック
以下の記事にて速報ベースでお伝えし、その時点では写真右のスペースには何もなかったのですが、なんと写真左の3連装のファンを装備しています。CPUのファンは二段階になっており、電源も含めると合計 6個のファンを装備。全ては同時に動作することはないにしても、外枠のないボディも含めて強烈すぎる構造です。
AMD Ryzen 5 5600X、RAM 32GB搭載のMINISFORUM GameMiniが発売予定、マザボはGIGABYTE B550 チップセット
CPU | AMD Ryzen 5 5600X、6コア 12スレッド、最大 4.6GHz |
GPU | Radeon RX 6700 XT、Gaming OC 12GB |
マザーボード | GIGABYTE B550I AOURUS PRO AX |
メモリ | HyperX DDR4 16GB×2 デュアルチャンネル |
ストレージ | Kingston KC2500 1TB, 2280サイズ NVMe SSD |
WiFi / Bluetooth | WiFi 6 AX200, Bluetooth 5.1 |
電源 | SilverStone SX650-G 650W |
ポート類 | 画像を参照 |
サイズ | 180 × 190 × 34.5mm (高さは345mmの誤植と思われます) |
OS | Windows 10 Pro |
▼大きな画像はクリックして拡大できますが、ポート類も強烈です。HDMIが3個に、DisplayPortが5個も備わっています。
以降でCPUなどのスペックを個別に見ていきます。
CPUは 6コア 12スレッドのAMD Ryzen 5 5600X
CPUは 「世界最速の6コアプロセッサー」を謳う、6コア 12スレッド デスクトップ向けの「AMD Ryzen 5 5600X 」。私はゲーミングのベンチマークに詳しくないのですが、消費電力などを考慮した場合 Core i5-11600Kよりも優位とあります。
▼MINISFORUM 公式サイトでは、3DMark、CINEBENCH R20などの多くのベンチマークスコアが掲載されていますが、「Performance Test」のスコアは以下です。PASSMARKの全世界的な平均が4028、最高が1309に対して、Game Miniのスコアは7947。
GPUは GIGABITE Radeon RX 6700 XT
GPUのRadeon RX 6700 XTは、12GB GDDR6 192-bitのメモリインターフェイスを備え、メモリスピードが384 GB/s、Memory Clockが16000 MHz。Boost Clockは最大2622 MHzまで、Game Clockは最大2514 MHzまで対応しています。出力インターフェイスはHDMI2.1 × 2 、DisplayPort 1.4a×2を備え、4画面の同時出力に対応しています。
「オルタネート スピニングファン」と表現されていますが、GPUには3つのファンが備わっています。ファンの羽根の表面には3Dカーブがあり、さらには隣接するファンを逆方向に回転させることにより、ファン間の空気の流れる方向が同一となり、乱気流を軽減することができます。
この効果的なエアフローに加えて、PCの低負荷時にはファンは動作せず、静音性も兼ね備えているようです。
マザーボードはGIGABYTE B550I AOURUS PRO AX
中国新興ブランドのPCにおいて、GIGABITEなどのメジャーなマザーボードを採用することはなかったのですが、厳選したパーツにあわせて、マザーボードはGIGABYTE B550I AOURUS PRO AX。大型ヒートシンクにヒートパイプと安心感もあります。
CPUファンの構成も ①の120mm、②の92mmに加え、④の6つのヒートシンクと豪華な仕様。気になるファンの騒音ですが、①は最大 31dB、②は最大 33dBと抑えられています。
GameMiniの外観
これまでの画像で明らかですが、金属製のフレームのみのボディ、そのスペックからしても一般向けではありませんが、これまでにないスタイルです。各種パーツが剥き出しのため、埃などに気を遣う必要がある一方、メンテナンスは行いやすいですね。
ただし、これほどのスペックであり、メモリも32GBを標準装備、SSDを増設する余地もないため、メンテナンス・カスタマイズを行う必要性もありません。
▼右上の画像を見ると、ヘッドホンをぶら下げるフックも備わっています。製品情報のサイズは 180 × 190 × 34.5mmとありますが、どう見ても異なるような。180 x 190のスクエアではないため、180 x 190 x 345mmが正解でしょう。
価格情報
スペックも豪華であれば、価格も強烈です。5月19日時点では予約販売を行なっており、6月末の出荷予定となりますが、先着10名の2万円オフクーポンを利用後の価格は 269,000円。PCやスマホでゲームを行わない私としては、高いと見るか、スペックとの相対では安いと見るか、評価しがたい価格です。
公式サイトの販売ページはこちら
コメント