MINISFORUM AtomMan X7 Ti、Core Ultra 9 185Hを搭載のミニPCがリリース。4インチディスプレイでシステム情報などの表示も可能 | Win And I net

MINISFORUM AtomMan X7 Ti、Core Ultra 9 185Hを搭載のミニPCがリリース。4インチディスプレイでシステム情報などの表示も可能

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MINISFORUMより、CPUにCore Ultra 9 185Hを搭載し、前面に4インチ タッチパネルのスマートディスプレイを装備したミニPC「AtomMan X7 Ti」が発売です(5月20日 11時より予約販売)。

基本スペック以外では、OCulink ポートを搭載し、別途 グラボ・ATX 電源・OCulink 端子のあるボードとケーブルを用意することにより、外付けグラボを接続することができます。

引用元

MINISFORUM AtomMan X7 Ti、公式サイト 特設ページ

 

MINISFORUM AtomMan X7 Tiのスペック

以下の記事にて、速報ベースで製品を紹介していましたが、下表の正式スペックが発表となりました。当初、モデル名は「UM185 Ultra」とありましたが、後述の新シリーズ「AtomMan」の「X7 Ti」としてのリリースです。

MINISOFRUM UM185 Ultra、Core Ultra 9 185Hを搭載するミニPCの概要。正式リリースに期待

 

▼特徴となる箇所を赤文字にしていますが、CPU以外では、Wi-Fi 7に対応、5GのEthernet Portを2ポート、USB4を2ポート、外付けグラボを接続可能なOCulink ポートも搭載しています。また、スタンド使用時の前面にWeb カメラを搭載し、Windows Hello / 顔認証に対応していることも、ミニPCとしては貴重な存在です。

 

新シリーズ「AtomMan」について

ハイエンドのミニPCを多く展開する「MINISFORUM」ですが、「AtomMan」は同社が新規に展開するハイエンドブランドのシリーズとなり、「AtomMan」シリーズは以下の二つのシリーズに分類されるようです。

  • 本製品のXシリーズ
  • ゲーミング向けのGシリーズ

引用元

AtomManの概要、公式 英語サイト

 

CPUは Core Ultra 9 185H

以下の記事のとおり、他ブランドからも Core Ultraを搭載するミニPCが発表されていますが、「AtomMan X7 Ti」は、よりハイエンドな Core Ultra 9 185H」を搭載しています。

GMKtec K9、Core Ultra 5 125H 搭載 ミニPCのスペック。ベアボーンも販売中

 

CPUのCore Ultra 9 185Hの概要は以下です。

  • 16コア 22スレッド(Pコア 6 / Eコア 8 / 低消費電力 Eコア 2)
  • 最大周波数 5.1GHz
  • キャッシュメモリ 24MB
  • TDP 消費電力 65W

また、Intel Arc Graphicsを用いたGPUを内蔵し、Xeコア数 8個、レイトレーシング 8個追加、AV1コーデックをサポートしています。

128EU規格で1024個シェーダー(FP32コア)、XeSS サンプリング技術を通じて、3D レンダリング、動画編集、ライブ放送などのスピードが大幅に向上し、AAAゲームもスムーズにプレイ可能です。

 

メモリ、ストレージ

メモリとストレージは以下の仕様ですが、増設用のストレージが2230 サイズでえることが珍しく、また、2280サイズほどに種類が豊富でないために、やや入手しにくいです。

  • メモリはDDR5 5600MHz、2スロット、最大 64GB
  • ストレージは、標準装備の2280サイズのM.2 PCIe 4.0 SSDのほか、2230サイズのM.2 PCIe 4.0 SSDを増設可能

 

4インチ フロントディスプレイを搭載

重ねての記載ですが、Core Ultra 9 185Hの搭載とともに、大きな特徴となるのが フロント(天板、スタンド付属)に、タッチパネルの4インチ ディスプレイを搭載していることです。

コンパクトなボディにハイエンドのスペックの場合、デスクトップ以上にCPUなどの使用率・温度が気になるところですが、これらのシステム情報を表示することができます。

また、フロント(天板)には 物理スイッチを装備のFHD(1080P)カメラとダブルデジタルマイクを備えています。カメラはWindows Helloをサポートし顔認証に対応していますので、ミニPCの利便性が より一層 高まります。ただし、ディスプレイの前に置くこととなり、ディスプレイの高さと被ってしまう可能性もあります。

 

OCulink、USB4を装備のインターフェース

以下の記事にて実機レビューの「MINISFORUM UM780 XTX」と同様に、OCulink ポートを備えており、別途、グラボ、グラボ用のボード(安価な製品では数千円)、ATX電源、OCulink ケーブルを用意する必要がありますが、OCulink 経由により外付けグラボを接続することができます。

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OCullink ポートとUSB4では、前者が高速となりますが、私の「UM780 XTX」に外付けグラボを接続した使用感(外付けグラボを OCulinkとUSB4の双方で接続)では、USB4がより安定しています。ただし、私が安価なグラボ用のボード(OCulink端子あり)とOCulink ケーブルを購入した影響もあろうかと思います。

なお、「UM780 XTX」においては、OCulink ポートの取り付けは M.2 ポート 2つのうち1つを占有し、増設用のM.2 SSDとの排他使用でしたが、「AtomMan X7 Ti」ではM.2 ポートを占有せずに、SSDを増設できるようです。

引用元

MINISFORUM AtomMan X7 Ti、公式サイト 特設ページ

 

▼参考情報ですが、私はOCulinkを搭載している「MINISFORUM UM780 XTX」にて、こにらのボードを使用しグラボを接続しました(現在は、USB4経由の外付けGPU ボックスを使用)。

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