アメリカと中国の貿易問題で取り沙汰されているHuaweiですが、Snapdragon 850を搭載するWindows 10 2 in 1 「MateBook E 2019モデル」がリリースされています。従来モデルは第7世代のCore i5 / m3を搭載していましたが、Snapdragon 850搭載による長時間稼働の魅力度大。2019年6月1日時点では不明な仕様もありますが、速報ベースにて概要を記載します。
MateBook E 2019モデルのスペック
2019年6月1日時点ではHuawei 公式サイトでの情報はなく、AliExpress / GearBestに記載のスペックは以下です。
- CPU (SoC): Snapdragon 850
- メモリ : 8GB DDR4
- GPU : Adreno 630
- ストレージ : 256GB / 512GB SSD
- ディスプレイ : 12インチ IPS、タッチパネル、解像度 2160 x 1440
- カメラ : フロント 500百万画素、リア 1300百万画素
- WiFi : 11 a/b/g/n/ac
- バッテリー : 4780mAh
- サイズ : 27.88 x 19.42 x 0.85 cm、890g(698gとの記載もあり、これは単体での表示か)
- OS : Windows 10
最大の特徴は、もちろんCPU・SoCにSnapdragon 850を搭載すること。同SoCを搭載するWindows 10 PCとしては既にLenovo Yoga C630が販売されていますが、詳細情報は以下の他サイトあるいは公式サイトを参照ください。
▲上の画像はSnapdragon 835を搭載のHP Envy x2のPC Mark 8 Home Suiteのスコアですが、概ねどのスコアもApollo Lake N3450に劣っています(引用元、Qualcomm Snapdragon 835 vs. Celeron N3450 Benchmarks With Windows 10、海外サイト)。
上記リンク先のPC WatchのLenovo Yoga C630の同ベンチマークのスコアは1368、同様にApollo Lake N3450未満となっています。
2019年6月1日時点では不明な仕様、製品紹介にさりげなく記載の仕様から類推できる事項は以下。
- なお、SoCとしてはLTE対応ですが、MateBook E 2019モデルの2019年6月1日時点の海外通販サイトでのLTE関連情報は未掲載。
- SSDにおいてはPCIeとの記載もあり。
- 指紋認証対応。
- OSについては、Windows 10 Sモードか否かの記載はなし(Sモードの場合にも解除し、Homeとできるため影響なし)
- バッテリー消費の詳細情報の記載はないものの、Snapdragon 850のため長時間稼働に期待。
▼AppleのAirDropの機能に該当する「Huawei Share」に対応しています。これにより、WiFiを利用し、HuaweiのAndroidスマホで撮影した写真などをMateBook E 2019モデルに瞬間的に送信可能。
▼解像度 2160 x 1440のタッチパネルはスタイラスペンに対応(2019年6月1日時点では詳細不明)。
価格情報
アメリカとの貿易問題で揺れるHuawei。そのような状況での販売となるMateBook E 2019モデル。一部の仕様は不明ですが、AliExpressでのSSD 256GB版の価格は679ドル(512GB版は809ドル)。
同じくSnapdragon 850搭載の13.3インチ Lenovo Yoga C630のオンラインストア価格は121,306円。仮にMateBook E 2019モデルがLTE対応ではない場合にも、価格対抗力は十分にありそうです。
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