M2 Pro あるいは M2 Max チップを搭載するMacBook Pro 14インチ / 16インチが発表されましたが、価格は288,800円(税込)からと普段使いのPCとしては手を出しにくい価格帯です。そこで私の興味は、M2 あるいは M 2 Pro チップを搭載し、最安構成は 84,800円(税込)となる Mac mini。
M1とM2では パフォーマンスが大きく向上するものではないものの、M1 MacBook Airを所有する私としては、購入しやすい価格帯の Mac miniに惹かれます。そこで今回は、M1 MacBook Air ユーザーからみた M2 Mac miniの魅力について記載します。
引用元
M2 Mac miniの魅力
上の写真は現在利用中のCore i7-3615QM / メモリ 16GBを搭載のMac mini Late 2012、下の写真は M1 MacBook Airですが、その他 インテル MacのMacBook 12 / MacBook Pro 15 Retina Late 2013 / MacBook Pro 17 Mid 2010 / MacBook Air 11 Mid 2011を所有しています。
これらのうち、インテル Mac mini、M1 MacBook Air 比較での、M2 Mac miniの魅力について記載します。
▼Mac mini Late 2012とM1 MacBook Airの一部の記事はこちら。
最安構成は 84,800円と安価
M2 Pro あるいは M2 Max チップを搭載するMacBook Pro 14インチ / 16インチの価格は288,800円(税込)からと、一般的には購入をためらう価格帯ですが、M2 チップ / メモリ 8GB / SSD 256GBのM2 Mac miniは 84,800円(税込)と購入しやすい価格となり、これが最大の魅力です。
macOSとWindowsの相違はありますが、以下のAMD Ryzen 9 6900HXを搭載する上位のミニPC「MINISFORUM UM690」と同水準のコスパ度のように感じます。
カスタマイズの価格事例
M2 チップの場合には メモリ 24GB / SSD 2TB、M2 Pro チップの場合には メモリ 32GB / SSD 8TBまで カスタマイズできます。M2とM2 Proでは メモリの帯域幅 100GB/s vs 200GB/sも大きな要素です。
私個人として バランスがよいのは黄色網掛の構成のように思います。M1 / M2 Macの場合、メモリ 8GBで仮にスワップしている場合にも、レスポンスに大きな影響はないのですが、私のM1 MacBook Airでは Chromeのタブを10個開けた状態で、残メモリが1GB台のために心許ない状況です。ただし、メモリ 8GBから16GBに変更すると、プラス 28,000円と割高感があり、やや悩ましくもあります。
▼M1 Macでは Palallels Desktopの仮想環境にて Windows 11を導入していますが、仮想環境では メモリ 8GBでは厳しく、16GB以上が望ましい。
デザイン・サイズは インテル Mac miniと変わらず
Thunderbolt 4は、M2 チップでは2個、M2 Pro チップでは 4個搭載する M2 Mac mini。Thunderbolt 4から 最大 6K 解像度 60Hzの映像出力が可能です。
サイズは 19.7 x 19.7 x 3.58cmとなり、M1 Mac mini / インテル Mac miniとサイズが変わらないため、以下の記事で掲載のM1 Mac mini / インテル Mac mini向けの周辺機器を流用できることも大きなメリットです。
▼Mac mini Late 2012の縦置きに利用している「Hagibis」のスタンド。M2 Mac miniでも利用できそうです。
悩ましいのは M1 / M2 チップのレスポンスの相違
M1 MacBook Airを所有する私は、M2 チップのMacBook Air / MacBook Proの購入はパスしました。その理由は、普段使いでは M1とM2に大きく体感できるほどのレスポンスの差がないこと。
上の画像は M1 MacBook AirのGeekbench 5 CPUベンチマークスコア、下の画像は同ベンチのM1 / M2 / M2 Proの比較です。普段使いに影響するシングルコアでは、M2とM2 Proが誤差で同スコア、M2はM1よりも2割増程度です。
購入すべきか検討中
M1 Macを所有する立場では、M2 MacBook Air / Proより安価な M2 Mac miniであるものの、購入すべきか悩ましいところ。
上記のベンチスコアの差では(いづれも高いスコアでもあり)、Web サイトのブラウジングや動画視聴・画像編集、在宅勤務でのExcelやAccessなどでは、体感できるほどのレスポンスの差はありません。このため、M2 チップのMacBook Air / Proはパスしましたが、MacBookよりも安価なMac miniとなると、今後の記事ネタとしても購入したい物欲に駆られます。
また、所有する M1 MacBook Airはメモリ 8GBですが、仮想環境でのWindows 11の操作や、今後の展開を検討している動画編集では メモリ 16GBのM2 Mac miniの購入もありと思い始めています。
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