M1 MacBookでも有効、初めてのMacで変更したい 7つの初期設定。Windows使いの方には特におすすめ | Win And I net

M1 MacBookでも有効、初めてのMacで変更したい 7つの初期設定。Windows使いの方には特におすすめ

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Windowsは3.1の頃から使用している一方で、Macの使用歴は約3年、Apple M1チップのMacBook Airをメインとして使い初めて約1ヶ月の私ですが、アプリを最大表示した場合にメニューバーが隠れてしまう、タッチパッドのスクロールの向きがWindowsとは逆であることなど、macOSの初期設定では違和感を感じることも多くありました。そこで、Windowsを使い慣れた立場から、Windows使いの方におすすめの、Macの各種設定の変更事例を記載します。

なお、設定方法においては、M1 MacBook Air、macOS Big Surを使用したものであり、macOSの他のバージョンとは異なる事例もあるかと思います。

アプリ最大表示時にメニューバーの位置を固定する

よくもわるくも、Macではアプリの最大表示時に、上の画像のようにメニューバーが固定されることなく隠れてしまいます。Windows 10ではない設定ですが、メニューバーにあるコマンドの実行や、時計などを参照する際に手間がかかり、私としては好みでない仕様です。

アプリの最大表示時にもメニューバーを参照できるよう固定する事例としては、以下のアプリ「Magnet」を利用すると便利です。500円の出費となりますが、メニューバーの固定をメインとするものではなく、複数のアプリの配置を整理整頓するものであり、500円の価値はあります。

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▼導入後、メニューバーに常駐しますが、最大表示したいアプリをフォーカスし「最大にする」を押下することにより設定完了。設定を変更しない限りは維持されます。

 

▼Magnetによりメニューバーを固定する手順は以下の記事に記載していますので、こちらを参照ください。

Macにてアプリ最大表示のままメニューバーを常に表示できるアプリを試してみた
Windows 3.1の頃より約25年間 Windowsを使っている私ですが、今年からMacも運用しています。Macは便利な機能が多々ある一方で、Windows使いからすると不便なことがちらほらと。その一つが、メニューバーが常に表示されてい...

 

▼Magnetのワンタッチにて当サイトを最大化した状態ですが、メニューバーは固定されています。

タッチパッドのスクロールの方向を逆にする

Windowsをメインに使用し、Macに切り替えた場合、Webサイトを閲覧時に最初に戸惑うのが、タッチパッドのスクロールの向きが逆であること。これは「システム環境設定」の「マウス」から簡単に変更することができます。

 

▼Finderの「システム環境設定」から「マウス」を選択します。

 

▼初期設定では「スクロールの方向:ナチュラル」にチェックが入っていますので、チェックを外すことにより、タッチパッドとマウスの双方が、Windowsと同様のスクロールの向きとなります。

輝度調整などのメニューバーの表示を変更する

メニューバーの右側に、WiFi、バッテリーのステイタス、輝度調整などのショートカット(アイコン)が表示されていますが、これをお好みの表示に変更します。

 

▼「システム環境設定」の「Dockとメニューバー」を選択します。

 

▼こちらはディスプレイの輝度調整の事例ですが、赤枠の「メニューバーに表示」をオンにします。

 

▼メニューバーの左から2番目のアイコンとともに、プルダウンによる変更が可能となりました。

スクショの保存先をデスクトップ以外に変更する

私はPCの多くのスクショを記事に掲載することが多いのですが、Macの場合、初期設定ではスクショの保存先がデスクトップとなっているため、デスクトップにスクショがあふれ、醜い状況になっています。

この保存先を変更する便利なアプリが「TinkerTool」(他の方法もあります)。App Storeにラインナップされたアプリではありませんが、「システム環境設定」の足らない項目を補うようなアプリであり重宝します。

 

▼TinkerToolのダウンロード先はこちら(英語サイトです)。

TinkerTool Version Overview

 

▼「General」タブにScreenshotの項目があり、赤枠の「Destination folder」をCustom folderとし、保存したいフォルダーを指定して、スクショの保存先の変更が完了します。ちなみに、私はスクショの保存先を「書類」フォルダに変更しています。

 

▼TinkerToolのその他の概要は、以下の記事に記載しています。

TinkerTool、Macのスクショの保存先などの隠れ機能を制御できるソフトのインストール手順と利用事例
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スクショのプレビュー表示を無効にする

上記に続きスクショ関連ですが、Macでスクショを撮った場合、保存前に右下にサムネイルで小さくプレビュー表示されます。確認できることはよいことですが、スクショを即変更したい私としては処理が遅く困ってしまいます。そこで、このプレビュー表示を無効にする手順は以下です。

 

  • 「Command」「Shift(上矢印のキー)」「5」を同時に押します。
  • 上の画像のオプションを押下します。
  • 表示される子画面の下から3番目「フローティングサムネールを表示」のチェックを外して完了です。

メイリオをインストールし見やすくする

フォントの好みは人それぞれですが、私の好みはWindowsで慣れ親しんだ「メイリオ」。特に最も使用頻度の高いGoogle Chromeでのメイリオは欠かせません。

メイリオの導入は、Windows PCからメイリオを抽出し、MacのFont Bookにコピペします。その後、上記のThinkerToolや、Chromeの設定画面からメイリオを指定する手順です。

 

▼Font Bookに追加したメイリオ。

 

▼Font Bookに追加後、アプリなどへの反映は上記のThinkerToolで行うことができます(Chromeは、Chromeの設定画面にて行う)。

 

▼メイリオの導入、アプリへの反映の詳細記事はこちら。

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Dock表示の変更

Macを使い始めて3年間で、未だその配置・表示方法で悩ましいのが「Dock」。表示領域最大で活かすために自動的に表示・非表示とするか、固定とすべきか、試行錯誤しています。

 

▼変更にあたっては、「システム環境設定」の「Dockとメニューバー」を選択。

 

▼「Dockを自動的に表示/非表示」の事例では、チェックボタンを外すことにより Dockは固定となります。

番外編、USB ハブ経由でのHDMI出力

USB Type-Cを2つ装備する M1 MacBook Airですが、困ってしまうのが フルサイズのUSB機器の接続と、HDMIケーブル経由での映像出力。後者の場合、USD Type-C to HDMIケーブルでも対応できますが、この場合には更に課題となる可能性があるのが、ケーブルとの相性などの問題。

私の場合、以下のUSB Type-Cの変換アダプターと、HDMIポートを装備し充電も可能なUSB Type-Cを購入することにより解決です。

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▼上記のうち、購入したUSB ハブは以下の製品です。

まとめ

慣れ親しんだWindowsからMacに移行した場合、タッチパッドやマウスのスクロールの向きなど、Windows使いの方には少なからず違和感のあるものです。Windowsと同様とまではいきませんが、この違和感を軽減する初期設定の変更を7つ紹介しました。特に私が重宝しているのが「アプリ最大表示時にメニューバーの位置を固定する」機能。その他、Macでのメイリオの使用もよいものです。

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