m-Book X400HS、マグネシウム製 Core i7-8565U搭載14型ノートのベンチマークスコアと第一印象。デザイン、レスポンスともに優れた仕上がりに | Win And I net

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m-Book X400HS、マグネシウム製 Core i7-8565U搭載14型ノートのベンチマークスコアと第一印象。デザイン、レスポンスともに優れた仕上がりに

マウスコンピューターより販売の、マグネシウム合金製のボディに最新のCore i5-8265U / Core i7-8565Uを搭載する14インチノート「m-Book X400」。現在、このうちハイエンドとなるCore i7-8265U / メモリ 16GB / 256GB NVMe SSDを搭載するモデル「m-Book X400HS」をレビュー用にお借りしていますが、レスポンス・液晶・タイピングともに優れており、これまで同社のノートパソコンは4製品 レビューしましたが、最もバランスのよい製品です。

今後、複数記事に分けて使用感などを記載しますが、今回はシステム仕様、ベンチマークスコアと第一印象について記載します。

なお、記載の事項は2019年7月28日時点のマウスコンピューターさんからお借りした製品に基づくものであり、今後 仕様や価格が変更となることもあります。

レビューする製品はm-Book X400HS

マウスコンピューター 公式サイト
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2020年2月9日 追記。既に X400は完売となり、同一ボディに第10世代のCore iシリーズを採用するX4としてリニューアルされています。詳細は「マウス X4、10th Core i搭載、14型マグネシウム製ボディに約1.1kgで8万円台。中国ブランド以上の高コスパなWin 10ノート 」を参照。

 

m-Book X400HSのスペックと特徴

マウスコンピューター 公式サイトに記載のm-Book X400シリーズの特徴は以下となっています。

  • 高速な第8世代のCPU Core i5-8265U あるいはCore i7-8565Uを搭載。
  • マグネシウム合金採用で、軽量&スリムなボディ。ナローベゼル。
  • 約14.5時間のバッテリー動作が可能な14型フルHDモバイルノートパソコン。
  • メモリやSSD(NVMe)、BTOカスタマイズ注文が可能。

 

X400シリーズのうち、私がお借りしたのは以下のハイエンドモデル(m-Book X400HS)。

  • OS : Windows 10 Home 64ビット(オプションでWindows 10 Proも選択可能)
  • CPU : Core i7-8565U、4コア/ 1.80GHz/ TB時最大4.60GHz
  • GPU : インテル UHD グラフィックス 620
  • メモリ : 16GB DDR4 SODIMM
  • ストレージ : M.2 SSD 256GB (NVMe対応)
  • ディスプレイ : 14.0インチ フルHDノングレア(LEDバックライト)、解像度 1,920×1,080
  • WiFi : 11 ac/a/b/g/n
  • Bluetooth : 5.0
  • キーボード : 日本語バックライトキーボード (ホワイトLED/ 82キー/ キーピッチ約18mm / キーストローク約1.4mm)
  • ポート類 : USB 2.0、USB 3.0、HDMI、有線LAN
  • カメラ : 100万画素 (Windows Hello 顔認証カメラ搭載)
  • サイズ : 320.2×214.5×17.5mm  (折り畳み時/ 突起部含まず)、約 1.13kg
  • 保証期間 :1年間無償保証・24時間×365日電話サポート
  • マグネシウム合金製のボディ

 

繰り返しとなりますが、上記のうち、X400シリーズに共通する特徴は、2018年8月29日に発表され、2019年7月時点では搭載事例が多くないCPU Core i5-8265U あるいはCore i7-8565Uを搭載すること、マグネシウム合金製のボディにより約1.13kgと14インチとしては軽量であること。さらには、ナローベゼルにより13.3インチクラスのコンパクトなボディとなっていること。

普段 13.3インチから14インチのPCを多く利用する私としては、約1.13kgの重量はその数値以上に軽く感じます。また、マグネシウム合金製ボディと濃いグレーの色合いにより、手元にあるアルミ製のPCとは異なる趣きの落ち着いた質感があります。

外観や使用感については別記事としますが、以降、実機写真に基づき、使用感などを先出しします。

 

▼圧縮した写真であるために質感が伝わりにくいかもしれませんが、これまでマウスコンピューターさんからお借りしたプラスチック製ボディの製品と比較すると、質感はかなり高く、剛性もしっかりと保持しています。

 

▼左右のベゼル幅は実測 5mm弱と、かなり狭いものとなり、スタイリッシュな外観に大きく貢献しています。ディスプレイ下のベゼルからマグネシウム合金の質感が伝わるでしょうか? また、IPSパネルの視野角は広く暖色系の自然な発色で、よいディスプレイです。

▲キーストロークは約1.4mmと浅く かつ柔らかく、軽快なタイピングが可能です。また、アルファベットの印字も通常のフォントと異なり、良い意味で特徴的なもの。

 

▲▼これまでレビューしたマウスコンピューターのキーボードは、キーボード右側のキーの配置・サイズに変則的なものもあったのですが、X400シリーズは通常の配置・サイズとなり、全く違和感はありません。

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▼CPUの冷却のため、ヒートシンクやCPUファンのためだと思いますが、17.5mmとやや厚みのあるサイド。

実機のシステム情報とベンチマークスコア

続いて、m-Book X400HS 実機のシステム情報とベンチマークスコアを記載します。

 

▼Windows 10の設定から抜粋のデバイスの仕様。Core i7-8565U、メモリ 16GB、Windows 10 64ビットとあります。

 

▲▼フリーソフト「HWiNFO (HWiNFO、Win 10のデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフトの概要。投稿数15,000越えのフォーラムも充実)」より抽出のシステム情報。

▲PCIe接続(NVMe対応)のM.2 SSDは、WDC PC SN520 SDAPNUWとあります。WESTERN DIGITAL製ですが、後述のベンチマークスコアから察すると、以下に近い製品と推定。

 

▼Geekbench 4のCPUベンチマークスコア(上)と参考情報のCore i7-8550Uのスコア(下)。Core i7-8565Uのリリース前のハイエンドノートにはCore i7-8550Uの搭載事例が多いのですが、Single-Core、Multi-Coreともにスコアは優位です。

 

▼PCMark 10のスコアは3775

 

▼SoCに組み込みのインテル UHD グラフィックス 620ですが、ドラクエベンチマークは「スコア 8242、とても快適」はさすがのスコア。

 

▼PCIe接続(NVMe) M.2 SSDのCrystalDiskMarkのスコア。NVMeとしてはそれほど高速ではないのですが、例えば今回使用したPCMark 10などの大きなファイルのインストールや、膨大なファイルの並び替えなどに、SATA接続のSSD以上に威力を発揮します。

 

▼自宅のWiFi環境(Nuro 光)での11aの回線速度は94Mbps。他のPCtと同様の速度です。ちなみに計測はFast.comですが、PC、スマホともにサイト接続で即計測が始まり、かつ短時間で完了するために重宝しています。

 

▼エアコン設定温度 23°の室内で、Geekbench 4を走らせた際のCPU温度は最高でも80°となり、高くはありません。また、ボディも熱くはならず、冷却対応もしっかりとしています。

レスポンス、使用感などの第一印象

外観・使用感などの詳細は別記事としますが、本記事のまとめとして、レスポンス・使用感などの第一印象(当記事の編集、ベンチマークなど、8時間ほど使用後の使用感)を記載します。全般的にはマウスコンピューターの意欲作でもあり、これまで私が操作した同社製PCよりも質感・使い勝手ともに優れており、軽量でレスポンスのよい14インチクラスのPCを探している場合には間違いなくおすすめの製品です。

  • マグネシウム合金のボディとシックな色合い、さらには従来の同社にはないキーボード(これまでは一般的なものが多かった)のデザインで質感は高く、デザインもよい。
  • CPU、SSDともにレスポンスはかなり良好。画像多めのWebサイトの表示、画像編集、オフィスソフトでは全くストレスはありません。
  • Windows 10の更新後など、かなり負荷がかかる場合にはCPUファンの音量は大きめですが、普段はファンが回転していることがわからないほどに静か。
  • ディスプレイの光度は控えめながらも発色、視野角ともに良好。
  • キーボードのタイピング感は浅く軽快であり私好み。ただし、もう少し深いストロークを求める方もいるかも。
  • キーボードのバックライトは印字を透かすタイプではなく、やや実用性に欠けるかも。
  • 実測 116 x 72mmのタッチパッドは滑りもよく、実用性も十分。
  • これまで操作したマウスコンピューターの製品も同様でしたが、Windows Hello 顔認証カメラの精度は高くなく、ほぼPINコードの入力に頼っています。同社製品に限らず、Windowsの顔認証は発展途上にあるような感覚です。

 

m-Book X400シリーズは最小構成 税別 92,000円から(2019年7月28日現在。限定 1000台の価格)。最小構成でも Core i5-8265U、メモリ 8GB、ストレージはSATA 256GBとなり、実用性は十分。X400シリーズは既に終売。以下はX400の後継となるX4シリーズへのリンクです。

マウスコンピューター 公式サイト

 

▼総合的には以下のマウスコンピューターの製品よりも、m-Book X400シリーズの実用性は大きく優位。高解像度のJ371もよい製品ですが、キーボードの一部のレイアウトに違和感があります。Kシリーズはスペックは最高であるものの、ディスプレイの発色・視野角に難あり。

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2020年2月9日 追記。既に X400は完売となり、同一ボディに第10世代のCore iシリーズを採用するX4としてリニューアルされています。詳細は「マウス X4、10th Core i搭載、14型マグネシウム製ボディに約1.1kgで8万円台。中国ブランド以上の高コスパなWin 10ノート 」を参照。

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