Micro-ATX オープンフレームケース 実機レビュー、5千円と低価格ながらも強度は高く、パーツ取付の自由度は抜群 | Win And I net

Micro-ATX オープンフレームケース 実機レビュー、5千円と低価格ながらも強度は高く、パーツ取付の自由度は抜群

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今回レビューする製品は、上の写真のオープンフレームケースです。市販のアルミフレームと取付パーツがセットになったような製品であり、マザーボードの位置合わせ・取付にはやや時間を要するものの、組み立て後の利便性は格別。かなりしっかりしているうえに、パーツ取付などを構想するのも楽しいものです。

 

購入したオープンフレームケース

購入したオープンフレームケースは、Amazonで販売の以下のMicro-ATX用の製品です。ATX、IATX用のケースも販売されており、大は小を兼ねるために ATX用がよかったのですが、長期にわたり在庫切れ(他のショップでは販売されていますが、納期を要す)であったために、Micro-ATX用を購入しました。

 

ちなみに、購入した製品は、以下のアルムフレームをベースとした製品のように思います。以下のアルミフレームも安価ですが、購入したオープンフレームケースは、各種ネジ類をはじめてとして、USB-A/Cの増設プレート、電源・リセットボタンも付属しており、結果としてパーツを買い揃えるよりも安くすみます。

 

▼Amazon サイトに掲載の付属品は以下です。画像のうち、ドライバーは付属していませんが(ドライバーは不要です)、これだけの付属品があり 5,000円の価格は安いです。

 

メジャーなオープンフレームケースは以下の長尾製作所の製品。精度、組みやすさは抜群のようですが、倍以上の価格となるために購入を見送りました。

 

オープンフレームケースを購入した背景

月並みですが、今回オープンフレームを購入した背景を記載します。端的に言えば、以下の記事にて掲載のRyzen 7 5700Xの自作PCに使用のMicro ATXケースがスカスカな状態。コンパクトなケースを探していたのですが、程よいケースが見つからず、パーツ組み込みの自由度も踏まえて、オープンフレームケースを購入しました。

Ryzen 7 5700Xの自作PC、CPUファン・グラボ・SSDなど、私が使用のパーツ類とベンチスコア
1年ほど前から、自作PCのためにセール時などにケースやメモリなどのパーツの一部を購入していたのですが、CPUの選択で迷っていたところで、お手頃価格のAMD Ryzen 7 5700Xに決定、あわせて、マザーボードとCPUクーラーを購入しまし...

 

その他、以下の背景もあります。

  • サブ運用のPCでもあり、パーツの付け替え・テストに利用することが多いこと。
  • これまで使用していたケースは、フロント・サイドがガラスのピラーレス。内部が密閉されているためにファンを複数付けていましたが、ファン音が喧しいこと。
  • 可能な限りコンパクトなケースを探していましたが、グラボの長さを考慮すると程よいケースを探しにくいこと。
  • オープンフレームケースはパーツ取付に余裕があり、余ったスペースにミニPCを組み込めないかと画策。結果として、もう1セット購入したうえで、複数のミニPCをセットすることを構想中。

 

▼こらまで使用していたケースは、以下の製品です。

 

開封、付属品

組み立てのプロセスも記載できればよいのですが、組み立てに夢中であり、写真をそれほど撮影していないため、開封と付属品について記載します。

 

▼しっかりとした段ボールに梱包されています。他の販売店での同種の製品は、中国発送のものもあるように思いますが、Amazonへの注文当日に受領しました。

 

▼付属品はパーツに応じて複数のビニール(緩衝材)で小分けされています。なお、組み立てにおいては、中央のチュートリアルに記載のURLにアクセスすると、写真入りで詳細に記載されており、組み立て時に困ることはないと思います。ただし、私は老眼と格闘しながらの組立であり、ケースの組立・マザボなどのパーツの取付・電源入れての動作確認までに、2時間半ほど要しました。

 

▼ビニールから取り出してのパーツ・付属品の一式。中央にある定規のようなパーツは、マザーボードのネジの位置合わせを行うガイドです。私はマザーボードを組み立てた後に当パーツの存在に気が付いたのですが、これを使用した場合には、どれほど楽だったことか。位置合わせにかなり苦労しました。

 

▼Web サイトの組立説明をにらみながら格闘していたため、写真撮影を失念していましたが、組み立て時の一コマです。

 

組立後の写真

続いて、組立後の写真を掲載します。全般的な使用感は、後の段落に掲載しています。

 

Ryzen 7 5700Xの自作PC、CPUファン・グラボ・SSDなど、私が使用のパーツ類とベンチスコア
1年ほど前から、自作PCのためにセール時などにケースやメモリなどのパーツの一部を購入していたのですが、CPUの選択で迷っていたところで、お手頃価格のAMD Ryzen 7 5700Xに決定、あわせて、マザーボードとCPUクーラーを購入しまし...

▲▼前述のとおり、Ryzen 7 5700Xの自作PCをMicro-ATX ケースから当オープンフレームケースに組み込んだものですが、取り付けているパーツは以下です。

 

CPU AMD Ryzen 7 5700X
CPU クーラー 虎徹 MARK3、12cm サイドフロー
グラボ ASRock RX 6600 XT Challenger
メモリ Essencore DDR4 3200MHz PC4-25600、16GB x 2
SSD HIKSEMI Future PCIe 4 x 4、1TB
マザーボード MSI B550M PRO-VDH WIFI (MS-7C95)
電源 玄人志向 80PLUS Bronze 650W ATX電源 KRPW-BK650W/85+
OS Windows 11 Pro

 

▼全体像です。サブ運用であり、USB機器やグラボ、HDMI ケーブルを脱着する機会が多いため、電源ボタンはマザボのバックパネル側に取り付けています。

 

▼別途用意のライザーケーブルの使用により、グラボをスタンドに対して垂直に取り付けることもできます。

 

▼他の写真も含めてエンドキャップが浮いていますが、HDDなどの他のパーツの後日の取付も考慮し、完全に固定していないためです。

 

▼電源側には何も取り付けていないため、かなりの余裕があります。HDDや2.5インチ SSDを増設する場合には、こちらに取り付けます。なお、別途 市販のパーツなどを組み込むことにより、超小型のミニPCを設置することもできそうです。

 

▼Amazon 販売ページから引用の、3.5インチ HDDの取付事例です。もちろん、取付金具も付属しています。

 

▼取付パーツが透明であるために、写真ではわかりにくいですが、電源ボタンは中央の支柱の上側に取り付けています。前述のとおり、USBやHDMI ケーブルを脱着する機会が多いために、こちら側に取り付けました。このように、電源ボタンや付属のUSB ポートの取付位置は自由自在です。

 

▼反対側より。

 

▼電源をオンにすると、電源ボタンはグリーンに点灯します。低価格の電源ボタンかと思いますが、押し込み感もよく確実に動作します。なお、電源ボタンの下はリセットボタンですが、おそらくは使用することはないでしょう。

 

▲電源ボタン・リセットボタン、電源ともに、厚みのあるプラ板を通して取り付ける仕様です。アールの角の加工・ネジ穴ともに精度の高いもの。

 

▼電源は3つのネジにより、しっかりと固定できています。

 

▼Amazonの画像では、取っ手もアルミ製のように見えましたが、さすが樹脂製でした。ただし、取付部分はしっかりしています。

 

▼こちらの拡大写真のように、アルミ製の支柱の組み合わせはL字金具で行います。L字金具をレールに嵌め込むことにより、取付位置は自由自在です。

 

使用感

マザーボードのネジの取付ガイドが付属していることに気が付かなかったこともあり、マザーボードの位置合わせと組立には時間を要しましたが、組立後のパーツ付替、電源ボタンの位置の変更などの利便性のよさは格別です。ただし、みなさん懸念のとおり、埃には要注意であり、対策は行っておりません。

  • 市販のアルミフレームと電源ボタンなどを組み合わせた製品ですが、電源・電源ボタンを取り付けるパーツなど、よく出来ています。
  • アルミフレームと付属のパーツをある程度 理解する、あるいは事前に組立のWeb サイトを確認しておかないと、組立に時間を要すように思います。私の場合には、組立からPCの電源オンまで、約2時間半ほど要しました。
  • 付属の電源ボタンやUSB ポート、その他のパーツなどの取付位置の自由度は抜群です。あれこれと構想が膨らみます。
  • アルミフレーム自体は 20mm角と太くはありませんが、組立後には かなりしっかりしています。
  • 取っ手の取付もしっかりしており、取っ手を握って持ち運んでも、取っ手やパーツの脱落などの懸念は全くありません。
  • アルミフレームの取付・組み合わせ位置の自由度もあるため、当オープンフレームを利用して、ミニPCラックの構築も可能と思います(ホームセンターなどで販売のパーツとの組み合わせによる)。

 

▼参考までの掲載ですが、エアコン温度 25℃の室内での、通常時のCPU温度です。

 

▼レビューしたのはこちらの製品です。

 

▼私はミニPCのラックとして、以下の製品の購入を検討していたのですが、今回レビューの製品を利用しての構築も検討しています。

DeskPi RackMate TT、M4 Mac miniやミニPCを4台収納可能なラックマウントの特徴。Amazonでも販売中
インスタとYouTubeを参照し 欲しくなった製品が、上の画像の M4 Mac miniやWindows ミニPCを最大4台収納できる「DeskPi RackMate TT Rackmount」。上部にハンドルがあるために持ち運びしやすく、...

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