アイリスオーヤマから販売のAndroid タブレット「LUCA」ですが、以前に紹介の10インチのLUCAは、同社の他製品ほどのコスパ度の高さはなく、私としては厳しい評価になります。そこで 8インチの「LUCA」はいかがなものかと、スペックの詳細を他社の同価格帯の8インチタブレット(Blackview Tab 6)と比較してみました。
関連記事
アイリスオーヤマ タブレット LUCA、スペックと同価格帯の中国ブランド製品を確認してみた
LUCA 8インチのスペック、Blackview Tab 6との比較
LUCA 8インチのスペック詳細の確認にあたり、先日 以下の記事で実機レビューの「Black View Tab 6」と比較しています。
優位な項目に黄色網掛しています。フロントカメラと重量以外は Blackview Tab 6が優れていますが、特に気になる事項などは以下です。
- CPUのコア数は同じですが、AnTuTu ベンチマークスコアでは、LUCAのMT8766が 約84,000である一方、UNISOC T310のBlackview Tab 6は約147,000。これほどの差があれば、体感レスポンスも異なります。Tab 6は 上位機と比較しない限りは遅さを感じることはないのですが、LUCAのスコアでは 厳しいです(動画視聴では大きな問題なし)。
- LUCAのメモリは2GBと少ないのですが、CPUがエントリーのため 負荷を要することを行わないないとの前提では、何とかなるでしょう。
- バッテリー容量にも大きな差があります。ただし、私の個体差かもしれませんが、Tab 6はバッテリーを使い切った場合、極端に言えば 一晩放置しないと充電できない課題があります(一晩放置で満充電となる。0%の場合には直ちに充電できない)。
- ほぼ同価格(Tab 6はクーポン配布により 上記より安く販売していることもあり)ですが、Tab 6はGPS搭載で、LTE対応。ドコモ回線で接続できることは確認済ですが、ここもLUCAとの大きな差です。
- CPUにMT8766、メモリ 2GBを搭載する 8インチタブレットとしては、海外モデル?の「Lenovo TB-8505F」がありますが(AliExpressの製品情報はこちら)、Android 9を搭載していることからも、LUCA 8インチのスペックの古さがわかります。
▼上記1と関連し、LUCAのタブレットは CPUの型番・AnTuTu スコアを購入検討時に確認する必要がある典型的な製品です。なお、アリリスオーヤマは以下の記事にあるマイナーブランドではありませんが、オリジナルは中国のタブレット(短時間 確認を試みたものの、オリジナル製品を確認できず)であることは間違いなく、マイナーブランドの範疇との認識です。
▼LUCA / Tab 6ともに、8インチパネルの解像度は 1280 x 800と高くはありません。文字などのドットを目視できる水準で、LUCAの他サイトのレビュー記事を参照すると、Tab 6と同様にやや淡さを感じるものと思われます。
まとめ
私が Blackview Tab 6を実機レビューしたこともあり、アイリスオーヤマ LUCA 8インチと Tab 6のスペックを比較してみました。Tab 6が8インチの4コアタブレットとしてはコスパが高いこともあり、やはり LCUA 8インチは10インチと同様に厳しいものがあります。
アイリスオーヤマのブランド名と「24時間 365日対応のAIチャット」「午後5時までのオペレーターによるアイリスコール」の安心サポートでの選択はありですが。なお、Amazonの詳細情報に「8インチ エントリー」との記載があり、アイリスオーヤマとしても エントリークラスの製品であることを認識のうえ、販売していることを添えておきます。
▼前段落の3に記載の充電時の課題もありますが(私の端末の個体差かもしれません)、私としては Tab 6がおすすめ
▼こちらは Blackview Tab 6と同じく、UNISOC T310、メモリ 3GBを搭載の「ALLDOCUBE Smile 1」
コメント