上の写真は中古で購入の「Let’s note CF-SZ5」ですが、2023年9月10日現在、ヤフオクや大手通販サイトの中古整備品にて、10インチの「CF-RZ5」と12.1インチの「CF-SZ5 / CF-SZ6」が大量に販売されています。
「CF-RZ4 / CF-RZ5」は液晶が黄色く変色している端末が多いものの、「CF-SZ5 / CF-SZ6」の液晶は良好です。また、第6世代、あるいは第7世代のCore iを搭載しており、ライトユースのサブPCとしては遅さを感じることなく動作し、中古PCとしてはおすすめ製品の一つです。そこで今回はあらためて中古の「CF-SZ6」のスペックを確認してみました。
なお、掲載の写真は「CF-SZ5」のものであり、当記事にはアフィリエイトリンクを掲載しています。
Let’s note CF-SZ6のスペック
以下の記事にて、中古で購入のCF-SZ5(マルチドライブなしモデル)を実機レビューしていますが、当記事に基づき編集した CF-SZ6のスペックは下表となります。中古の販売店によって、メモリ(LPDDR3 or LPDDR4)の表記が異なるものの、こちらの公式サイトでは LPDDR3です。
なお、CF-SZ5との相違は、SZ5のCPUがCore i5-6300Uであるのに対して、SZ6はCore i5-7200Uとなり、CPU以外は同じです。なお、Core i5-6300UとCore i5-7200Uは、体感できるほどのレスポンスの相違はありません。
Let’s note CF-SZ5 実機レビュー、849gの軽量でレスポンスもよく、液晶も綺麗、購入して後悔なしの12型ノート
CPU | Core i5-7200U、2コア4スレッド、最大 3.1GHz |
GPU | Intel HD Graphics 620 |
メモリ | 8GB LPDDR3、オンボード、換装・増設不可 |
ストレージ | SATA SSD 256GB / 512GB / 1TB |
ディスプレイ | 12.1インチ、IPS パネル、解像度1920 × 1200ドット(16 : 10)、非光沢 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac準拠 |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 3、HDMI、ミニ D-sub、有線LAN |
バッテリー容量 | 6700mAh |
サイズ | 283.5 × 203.8 × 25.3mm、本体 約929g、AC アダプター 220g(コード(60g)を除く) |
OS | 中古販売店にて Windows 11 / MS Office導入(例外もあり) |
▼Core i5-7200Uのベンチマークスコアと体感レスポンスについては、以下の記事を参照ください。型番は異なるものの、以下のCore i5-7300Uとほぼ同水準となり、Web サイトのブラウジングやデータ量の極端に多くない Excelなどでは、遅さを感じることなく動作します。
LIFEBOOK U937/R Core i5-7300U版 実機レビュー、メモリ増設・PCIe SSDに換装で更に快適仕様に。中古ながらも液晶も綺麗
ThinkPad X1 Carbon 5th (2017)、今さらながらの実機レビュー。快適タイピング、レスポンスも程々で まだまだ現役
CF-SZ6の特徴、中古の留意事項
CPU以外は同じとなる 私のCF-SZ5の使用感に基づく、CF-SZ6の特徴と使用感、中古で購入する場合の留意事項を記載します。
ちなみに、私は都内渋谷区某所に勤務していますが、スタバではMacBookを使用している方が多いものの、マックやコンビニでは、CF-SZ6あるいはCF-SZ5を使用しているビジネスマンも多いです。
- 前述のとおり、Web サイトのブラウジングや動画視聴、Wordや極端にデータ量の多くないExcelやAccessのオフィスソフトでは、遅さを感じることなく動作します。
- 最近に販売されたPCと比較すると厚みがあり、また、12インチと小型でパームレストが小さいため、タイピング時のキーボードの位置の高さに多少の違和感もありますが、すぐに慣れます。
- キーボードのキーストロークは浅めですが、リズミカルに高速タイピングできる よいキーボードです。
- アスペクト比 16 : 10と、通常の16 : 9の液晶と比べるとExcelやWordでは数行分(2~3行程度)縦に長く表示でき、長時間の使用では効率化につながります。
- 頑丈さを謳うLet’s noteですが、ビジネス使用の中古が販売されていることもあり、小傷・角の欠けや天板に凹みのある端末も多いです。
- 中古販売店では Windows 11を導入している事例が多いですが、Core i5-7200UはWindows 11のインストール要件を満たしていません。このため、今後のWindows 11の大型アップデートでは、更新できない可能性もあります。
- MS Officeをインストールのうえ販売している事例も多いですが、Yahoo! ショッピングなどではライセンスを格安販売している事例もあり、おまけ程度との認識です。
- バッテリーが完全消耗した端末を販売している事例はないと思いますが、少なからず劣化していると思われます。互換バッテリーも販売されていますが、安くはありません(CF-RZ5の場合、純正品が比較的 安価で販売されています)。
- ホイールパッドの円を描いての操作は、想像以上に快適です。
▼ホイールパッドの使用感などはこちら。
Let’s note、ホイールパッド機能ドライバーの新規インストール方法。Windowsのクリーンインストール時などに有効
Let’s note、ホイールパッド(円形タッチパッド)の使用感。円を描いてのスクロールは極めて便利
以下はSZ5に該当する事項であり、SZ6は異なる可能性もありますが、参考までに記載します。
- CPUファンの音量はそれほど大きくないものの、ファンが回転している時間は多いです。
- 右サイドの通風孔から内部の熱が排出されますが、それなりに熱く マウスを操作している手に直撃します。
- 液晶は明るさ・色域ともに良好。2018年前後に販売、最近販売のエントリーPCと比較しても遜色ありません。中古端末により個体差がありますが、どの中古もコーティング剥げなどは少なからずあります。
中古価格の事例
Windows 11とMS Office プレインストール、SSD 256GBの端末の、2023年9月10日現在の中古価格の事例としては、ヤフオクの即決価格が約12千円(送料含む)。Amazonの中古整備品では 2万円前後。私としては MS Officeなしで更に安いとよいとの認識です。概ね妥当な価格、あるいは通販サイトでは 僅かに割高のように思います。
▼以下の記事にて、中古で買い集めた 12インチクラス Let’s noteのスペック比較を行なっています。
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