LEAGOOからリリースされたS11。6.3インチにCPUはHelio P22、メモリ 4GB / ストレージ 64GBのAndroid 9.0端末ですが、驚くべきはその価格。上の画像のとおり 最安時には84.99ドル、8月8日時点では89.99ドルで販売されています。Banggoodの製品紹介では、Xiaomi Redmi 7をターゲットにしているようですが、スペック・価格的にはUMIDIGI A3 ProとA5 Proの中間的となり、両機と同水準のコスパの高さ。
LEAGOO S11のスペック
8/8時点のセール価格は89.99ドルですが(個数限定であった 84.99ドルは完売)、この価格で大健闘している箇所を黄色網掛け、コストカットしていると思える箇所に赤の網掛けをしています。
- OS : Android 9.0
- CPU : Helio P22、最大 2.0Ghz
- GPU : IMG GE8320@ 650MHz
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 64GB
- ディスプレイ : 6.3インチ、解像度 720 x 1520
- リアカメラ : 13百万画素 + 2百万画素
- フロントカメラ : 8百万画素
- WiFi : 11a/b/g/n
- Bluetooth : 5.0
- LTE : FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B、
TDD-LTE B34/38/39/40/41 - バッテリー : 3300mAh、USB Type-C
- サイズ : 158.3 x 76.7 x 8.55mm、160g
この価格で、メモリ 4GBにストレージ 64GB、充電はUSB Type-Cに、WiFiは11a対応、さらにはドコモ プラチナバンドのB19に対応していることは立派すぎます。
一方、720 x 1520の解像度は低めとなりますが、私の同解像度の使用感では特に粗さも目立たず、この価格としては十分。
CPUのHelio P22ですが、AnTuTu ベンチマーク v7のスコアは7万台半ばとなり、Snapdragon 625と同等レベル。私のSnapdragon 625の使用感では、Google Chromeなどのブラウザや軽めのアプリでは、遅いと感じることなく、サクサクの一歩手前あたりのレスポンスで、サブ機としては十分。
海外で特に人気の100ドルスマホ UMIDIGI A5 ProはHelio P23を搭載していますが、LEAGOO S11は概ね同程度のレスポンスとなり、全般的にはA5 Proのカメラ(A5 Proも安価なため、突出してよいわけではないですが)をやや落としたレベルのスペックと言えそうです。
▼Banggoodの製品紹介では、Snapdragon 632を搭載する Xiaomi Redmi 7の対抗としてスペックが掲載されています。CPUはRedmi 7が僅かに優位かもしれませんが、単純にスペックのみでは本機が優位で、価格を考慮するとそのコスパ度は強烈です。
▼トリプルカメラ搭載機が多いなかで、13百万画素 + 2百万画素のリアカメラは画素数も含め見劣りしますが、価格を考慮すると納得。
▼しずく型ノッチを採用し、画面占有率は約90%。背面はプラスチック製となりますが、ブラックとグリーンの2色展開です。
まとめ
セール価格の89.99ドルを基準とした場合、価格的にはUMDIGI A3 Proが近いのですが、CPUからみたレスポンスは明らかにLEAGOO S11が優位であり、仮にAmazonで同価格帯で販売された場合には注目を集めることと思います。
リアカメラはトリプルカメラではないものの、レスポンス的にはUMIDIGI A5 Proと同水準。トップ画像では通常価格が119.99ドルのようにも見受けられますが、ぜひ 90ドル水準の価格を維持し、UMIDIGI A5 Proの対抗としていただきたいものです。
▼Banggoodの8月8日時点の価格は89.99ドル。400個限定です。
▼こちらは価格的に近い UMIDIGI A3 Proの実機レビュー
コメント