情報を見落としていましたが、ディスプレイが360°回転する、11.6インチ Yogaスタイルの「Jumper EZbook X1」がスペックを小変更し「X1s」として、AliExpressにて販売されています。
「X1」と「X1s」はCPUやボディの材質も異なりますが、機能面での相違はポート類。「X1」は micor USBとmicro HDMIがネックですが、「X1s」では USB-Aと mini HDMIに変更されており、私としては評価できる仕様の変更です。
Jumper EZbook X1sのスペック
製品紹介では明記はないのですが、上の画像を見ると 2百万画素のフロントカメラは ディスプレイのベゼル下(Windows マークの下)に位置しています。
CPU | Gemini Lake (Celeron) N4020 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 11.6インチ、IPS、タッチパネル、解像度 1920 x 1080 |
WiFi | 2.4GHz/5.0GHz |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0、USB 2.0、Mini HDMI |
バッテリー容量 | 7.6V / 4000mAh 30.4Wh |
サイズ | 277.29 x 189.53 x 17.4mm、1.08kg |
OS | Windows 10 Home、ボディは樹脂製 |
▲上記の無印の「EZbook X1」は、Amazonでの販売情報(2022年2月23日現在、Amazonでは「X1s」の販売はありません)、当サイトの過去記事ですが、「X1」はCPUやメモリ搭載量に応じて複数のモデルがあります。
スペックの補足、「X1」との比較コメントは以下です。
- 冒頭に記載のとおり、「X1」のUSB Type-C(データ専用) / Micro USB / Micro HDMIから、「X1s」のUSB A x 2、Mini HIDMIになったことは大いに評価すべき。Micro USBでは 無線ドングルも使用できません。
- 「X1」はアルミ製ボディでしたが、樹脂製に変更となっています。
- 双方ともに、英語キーボード。英数・かな切替は「英語キーボードの「かな」「英数」をAlt空打ちで瞬時に切替。alt-ime-ahk.exeで快適な入力環境」で記載のフリーソフト「Alt IME」の利用により、簡単に切り替えることができます。
▲▼上は「X1s」、下は「X1」のポート類です。「X1s」は USB-A x 2となり、使い勝手が向上しています。また、Micro HDMIが Mini HDMIとなっていますが、Micro HDMIは ケーブルの細い端子が折れやすく、他のPCにおいても Micro HDMIを搭載するPCには要注意です(ドンキ NANOTEの外部モニター出力、Micro HDMI 変換アダプターは折れやすいので要注意)。
▼製品紹介に明確な記載はないのですが、背面には 2280サイズのM.2 SSD サイズの扉があり、M.2 SSDを増設可能と思われます。
▼厚みは 17.4mmですが、数値よりもやや太いようにも見えます。Jumperのロゴは小さく控えめで好感。
価格情報、競合製品
AliExpressでの 2022年2月23日時点の販売価格は 271.99ドル、約32千円。メモリ 4GBはよいとしても、CPUがCeleron N4020であることが マイナスポイント。同世代のGemini Lake N4100(ブラウザやWordなどは普通に動作)と比較するとややレスポンスがわるくなり、高速タイピングなどではテキスト反映などで僅かな遅延も感じます。
▼同じく 11.6インチのYoga スタイルのPCとしては、以下の「BMAX Y11 Plus」がおすすめ。ポート類は X1と同じく Micro USB / Micro HDMI / USB Type-Cとなるものの、CPUは Gemini Lake 後継のJasper Lake N5100となり、X1sよりもレスポンスは大幅に優位です。
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