AliExpressにて、Jasper Lake N5095を搭載するミニPCのベアボーンが販売されています。同モデルのメモリ、SSD、OSセット版もありますが、以下で紹介・実機レビューの製品と同構成、同水準の価格であり、やはり本製品ではベアボーンが魅力に感じます。
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スペック
AliExpressの製品紹介にある名称は「CYX JK01」。ブランド名が「CYX」、モデル名が「JK01」ですが、私としては初めて目にするブランドです。
以下は、メモリ・ストレージ・OSなしのベアボーンの構成ですが、メモリ 8GB / 16GB、ストレージ 128GB / 256GB / 512GB、Windows 10 Pro (Windows 11に更新可能)のセットモデルもあります。
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron) N5095、4コア4スレッド、最大 2.9GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | SO-DIMM DDR4 2スロット、最大 32GB |
ストレージ(注) | 1x 2280 SATA / NVME、1 x 2.5インチ SATA SSD |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB 2.0 x 2、HDMI、DP、VGA、有線LAN |
サイズ | 136 x 125 x 52mm |
OS |
(注)2280サイズのM.2 SSDは、SATA / PCIe (NVMe対応)の双方に対応と明記されている一方で、その他の空きポートとして 2.5インチ SATA / 2242サイズのM.2の双方の記載があり、どちらが正しいものか明確ではありません。他製品の傾向では、2.5インチと思われます。
▼Jasper Lake N5095のベンチマーク、体感レスポンスは以下のミニPCの実機レビュー記事を参照ください。ベンチマーク・体感レスポンスともに、第5世代 Core i5-5200Uほどの実力となり、Jasper Lakeの前世代 Gemini Lake N4100の体感レスポンス(第2世代のモバイル向け Core i5相当)よりも大きく優位です。
▼フロントは、USB ポート x 4、イヤホン・マイク、リセットホールと充実しています。
▲USB Type-Cポートはないものの、映像出力は HDMI、DisplayPort、VGAと三系統。
▼内部の構成を示すイメージ画像がないために、CPUファンやヒートシンクの構造などは確認できません。サイズは 136 x 125 x 52mmと、一般的なミニPCよりも僅かに(長辺において 数mm~1cm)大きいサイズ感。なお、AliExpressのスペック欄に記載のサイズとイメージ画像のサイズが異なっており、ここでは後者を掲載しています。
▲価格帯と形状からすると、ボディの材質は樹脂製。内部の一部にスチールを採用している可能性もあります。
まとめ
初めて、あるいは買替のミニPC / デスクトップ代替としては、メモリ / ストレージ / OSのセット版をおすすめしますが、Jasper Lakeを試してみたい、手持ちのメモリなどを活かす場合には、ベアボーンもよい選択肢。
AliExpressの2021年12月8日時点の販売価格は 142.93ドル、メモリ 8GB / SSD 256GB / Windows 10 Proのセット価格は 221.79ドルとなり、こちらで実機レビューの製品が約22ドル安く販売されています。
Jasper Lake N5095 ベアボーン、AliExpress
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