中国の新興メーカーのなかで、今後の展開に期待のPCブランドとして、私が注目するのは「XIDU」と「iTSOHOO」。XIDUについては、PhilPadやPhilBook Maxを紹介済ですが、今回 紹介するはiTSOHOOのAK1S。鮮やかなブルーあるいはレッドのボディ色の14.1インチ Apollo Lake ノートです。
関連記事
- XIDU PhilPad、13.3型2.5K液晶 2in1の実機レビューまとめ。高解像度液晶の品質高くFHDを軽く凌駕
- 360度回転機構付きの11.6型 Apollo Lake ノートのスペックと特徴。Teclast F5 / Jumper EZBook X1と同コンセプトで指紋認証も
iTSOHOO AK1Sのスペックと特徴
iTSOHOO AK1Sのスペックと特徴を簡潔に表すと、Jumper EZBook X4のApollo Lake版のボディ色をブルーあるいはレッドにし、タッチパッドに指紋認証を追加、さらにはSSDの容量を選択制にしたもの。デザインとポート類の配置から判断し、Jumper EZBook X4とは同じ製造元です。
さて、そのスペックは以下のとおり。
- CPU : Apollo Lake N3450
- メモリ : 8GB
- ストレージ : 64GB / 192GB / 320GBから選択。背面のスロットからユーザーにて換装可。
- ディスプレイ : 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080
- WiFi : 11a/b/g/n/ac
- サイズ : 33.2 x 22.2 x 1.4cm、重さ 1.2kg
- キーボードはバックライト付き
- タッチパッドに指紋認証あり
- 天板と底板はアルミ製
- OS : Windows 10 Home
Jumper EZBook X4のApollo Lake版と比較して優位な点に黄色網替していますが、X4との相違は以下となります。
- CPUはApollo Lake J3455からN3450に。パフォーマンスはほぼ同じです。
- メモリは6GBから8GBへ。
- SSDは128GBから、64GB / 192GB / 320GBの選択制に。
- タッチパッドに指紋認証を追加。
- ボディ色はシルバーからブルーあるいはレッドに。
肝心な価格は、ストレージ 192GB版で約39,000円(2019年6月29日時点)。EZBook X4 Apollo Lake 版との価格差は約8,000円となりますが、上記の相違を考慮すると、ほぼ同様のコスパ度との認識です。
▼外観については、以下のEZBook X4 Gemini Lake版と同じです(タッチパッドの指紋認証を除く)。
▼サイドからみると、ポート類の配置も含めて Jumper EZBook X4と同モデル。
▲ポート類はUSB 3.0 x 2にMicro HDMI。以下の動画に背面の映像がありますが、EZBook X4と同様に、背面から2242サイズのM.2 SSD スロットにアクセスできます。
▼タイピングの心地よさは、Jumper EZBook X4にて検証済です。詳細は「EZBook X4、使用5日間で再認識の上質で打鍵感のよいキーボード」を参照。
▲▼指紋認証付きであることも、大きな特徴の一つ。Windows 10も顔認証は精度がよいとは言えないのですが、私の経験では指紋認証は安価なAndroid スマホ以上の精度です。
まとめ
Jumper EZBook X4と同一製造元の製品としては、今回のiTSOHOO AK1S以外に「CENAVA P14、EZBook X4と同一ODMとなるApollo Lake ノートのスペックと価格情報」にて紹介の製品もあります。
iTSOHOO AK1Sが指紋認証付き・SSD容量が選択製(容量大)であることを考慮すると、そのコスパ度はEZBook X4と同水準。検討のポイントとしては、BanggoodでEZBook X4のGemini Lake 版が安価で販売していることです。
▼AliExpressで販売のiTSOHOO AK1S
▼こちらがBanggoodで販売中のEZBook X4 Gemini Lake版。当初はGemini Lake N4100を搭載していたX4ですが、現在ではApollo Lakeに切り替わっており、Gemini Lake版は貴重な存在で、しかも安くなっています。ただし、ディスプレイはIPSではなく、TNパネルの可能性あり。
Jumper EZBook X4、Gemini Lake 版
コメント