「iPhone 4S、3GS、4における最新iOSの比較」の記事を書いてから、2カ月以上 経過しましたが、この間にiPhone 4SをiOS 9.2にアップデートしました。
iPhone 4Sで利用できる新しい機能は特になく、また、レスポンスもiOS 9.0.2と比較して変わりません。
と言ってしまうと記事が終了してしまいますので、今回はiPhone 4Sに負荷をかけ、どこまで使用に耐えうるか、簡易的に試してみました。
私は毎日 10分~20分と僅かな時間ですが、iPhone 4Sを操作しています。そのなかで、 iPhone 4とiOS 7ほどの醜い状態ではないものの、稀にカクカクした動きになることもあります。
また、毎日 千葉から都内まで通勤していると、iPhone 4Sまたは4を操作している方を見かけます。
これらを背景に、あくまで通常使用を想定して、メモリの使用量・アプリ落ち・レスポンスの悪化がどの時点で生じるかの検証です。
iPhone 4S、iOS 9.2でのメモリ消費量・レスポンス悪化の検証
▼iPhone 4SにiOS 9.2をインストール
▼初期状態では、約210MBの空きメモリ。iPhone 5・iOS 9ほどではありませんが、動きは滑らか。iPhone 4・iOS 7よりは各段にスムーズです。
▼スクショで見えていないものも含め、重そうなゲームアプリを6個起動してみた。ホーム画面の動きは、まだ滑らかな感じ。
▼空きメモリは13.6MBとなり、かなりのメモリを消費しています。
▼がしかし、スクショを撮り終わるや否や、すぐにメモリが開放され、約187MBに。
これは、メモリ開放アプリ(スクショのメモリ消費量を測定したもの)IAssistantがメモリを自動開放してくれたのか、あるいはiOSの管理機能によるものか不明ですが、いづれにしても、さすがiPhoneアプリ・iOSと言ったところでしょうか。
▼更に、Safariにてサイトを10個開いてみました。
▼この時点では、空きメモリは37MBと多少の空きがあります。しかし、上記のSafariスクショのスクロールがついにカクカクしはじめました。また、フリック入力にて文字を入力しようとすると、レスポンスがわるく、フリックのスピードに入力がついてきていません。
日常使用においては、このあたりが限界でしょうか。ただし、ホーム画面の遷移は、それほどイビツな動きではありません。
まとめ
Google Chromeにて40サイト開いても元気なNexus 5や、iPhone 5以上と比較すると、さすがにiPhone 4Sで「アプリを4つ、Safariで10サイト」も開くとカクツキがはじまります。このことから常用するにはやや難があるものの、サブ的な使用では十分です。
iPhone 4・iOS 7の組み合わせでは、初期状態のホーム画面遷移や、Safariを開いただけでも、レスポンスがわるいことを感じます。その点においては、iPhone 4S・iOS 9.xの組み合わせは、極端な使い方をしなければ、十分に実用的との認識です。
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