先日、iOS 16に更新した iPhoneの省電力設定の見直しのため、「位置情報サービス」の設定を見直していると、「システムサービス」に「利用頻度の高い場所」の項目があること、そして同項目が有効化されていることを今更ながらに認識しました。
内容を確認してみると、私の当日の行動の履歴が残っており、プライバシーの保護上、あるいはバッテリー消費上、私にとっては不要なものですので、無効化と履歴の消去を行いました。今回はこの「位置情報サービス」の「利用頻度の高い場所」の無効化・履歴の消去の手順について記載します。
iPhone、「利用頻度の高い場所」の履歴事例
iOS 14以降の機能・設定のようですが、iPhoneの設定の深い階層に、「利用頻度の高い場所」なるプライバシーに関わる項目があるとは、今更ながらに よくない意味で驚きです。強いボカシを入れていますが、参考までに私の履歴事例を掲載します。
▼こちらが私のiPhoneでの履歴情報。
約2ヶ月間で 210件もの履歴が残っています。また、「最近の履歴」として ピンポイントで地図とともに表示されています。この画面上では「履歴の消去」はできますが、過去の履歴を自分で確認することもできず、何のための機能なのか、理解できない状況です。
なお、上述の「過去の履歴を自分で確認することもできず」について、他サイトのスクショを確認すると 地図ではなく履歴表示になっているケースもあります。私のiPhone 12 Pro MaxとiPhone SE 第2世代では地図表示なのですが、OSのバージョンによるかもしれません。
「利用頻度の高い場所」、iPhoneに記載の概要
上で「何のための機能なのか、理解できない状況」と記載しましたが、iPhoneの当該項目には以下の記載があります。
”マップ”、”カレンダー”、”写真”などで便利な位置ベースの情報を提供するため、利用頻度の高い場所をお使いのiPhone およびその他のiCloudに接続されているデバイスに登録することを許可します。
”利用頻度の高い場所”の情報はエンドツーエンド暗号化されていてAppleはこの増俸をよむことはできません。
他サイトの情報を参照しても理解できずにいるのですが、位置情報の履歴に基づき、おすすめのお店などの提案に繋がっているということかもね。「利用頻度の高い場所」の無効化する場合に、iPhoneでは以下のメッセージが表示されます。
”利用頻度の高い場所”を無効にすると、”マップ”、”運転”集中モード、Carplay、Siri、”カレンダー”、”写真”などのパーソナライズされた位置情報サービスを使用する多くのApple製のAppやサービスに影響が出ます。
「利用頻度の高い場所」を無効化するか否かは上記などにより個人の判断となりますが、私は下記の観点より、後段の手順で無効化、履歴を消去しました。
- 少なからず、バッテリー消費に影響していると判断
- 個別のアプリなど、他の位置情報を極力オフにしていること
- 利用頻度の高い場所の個人での活用が思いつかないこと
- プライバシーの観点から、歓迎すべき設定ではないこと
「利用頻度の高い場所」を無効化、履歴を消去する手順
iPhoneの「利用頻度の高い場所」を無効化、履歴を消去する手順は以下となります。
▼「設定」の「プライバシーとセキュリティ」をタッチします。
▼「位置情報サービス」をタッチします。
▼(私の場合には)最下段にある「システムサービス」をタッチします。
▼既に無効化にしている状態ですが、有効・無効の切替は「利用頻度の高い場所」をタッチ、履歴の消去は文字通りの「履歴を消去」をタッチします。
▼「利用頻度の高い場所」の無効化では、以下の子画面が表示されますので「オフにする」をタッチして 無効化の完了です。
▼「履歴を消去」の場合にも、念の為の確認画面が表示されますので、「履歴を消去」をタッチして完了です。
▼以下のように、「概要」「最近の記録」とも消去となりました。
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