Jasper Lakeを搭載するミニPCも増えてきましたが、今回紹介の製品は Jasper Lake N5105に、PCIe SSDを搭載する「GXMO GX55」です。GXMOなるブランドを初めて知ったのですが、ミニPCの場合は特に汎用パーツを組み合わせた製品、あるいはOEM製品が多いため、ブランドは特に気にする必要もありません。
Banggoodのクーポン発行もありますが、本製品の特徴はその価格。メモリ 8GB / SSD 256GB / Windows 10(11に更新可能)の場合には 219.99ドル(2022年3月18日まで有効なクーポン価格)。
GXMO GX55のスペック
私は NVMe対応のPCIe SSDを標準搭載していることを疑っていたのですが、上の画像や Banggoodの説明文に明記があるため、間違いないかと思います。ただし、購入を検討する場合には「SATA SSDである可能性」も考慮すべきでしょう。
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron) N5105、4コア4スレッド、最大 2.9GHz |
GPU | Intel Jasper Lake 24 EU GPU |
メモリ | 8GB DDR4, 2933MHz(増設可能) |
ストレージ | M.2 PCIe SSD 256GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | WIFI5 -802.11 |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、USB Type-C、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 12.6 x 11.3 x 4.1 cm、384g |
OS | Windows 10、Windows 11に更新可能 |
▲CPUの型番の近い「Jasper Lake N5095」を搭載するミニPCの体感レスポンスは、インテル 第5世代のCore i5-5200U相当(本製品も同様)。ベンチマークスコア・体感レスポンスともに、前世代のGemini Lake N4100と比較すると、大幅に向上しています。
なお、本製品は上記の「Green G2」と同価格帯ですが、スペックとしては「GXMO GX55」が、CPUとPCIe SSDにおいて優位です。
▼画像ではわかりにくいですが、メモリスロットは2つあり、最大 16GBまで増設できます。また、標準装備の 2280サイズのM.2 PCIe SSDのほか、2.5インチ SSD / HDDを増設可能です。
▲CPUファン・ヒートシンクは、数年前は汎用の安っぽいものを搭載する製品も多かったのですが、最近の製品はしっかりとしています。
▼PCIe SSDを搭載していることも大きなメリット。SPEED 3000MB/Sとありますが、上位のミニPCでも 1000MB/S台のPCIe SSDを搭載することが多く、記載どおりの速度が出る場合には このクラスでは最強となります。
▼ポート類の配置は一般的。USB Type-Cは特に明記がないため データ専用(映像出力に対応せず)。
まとめ、価格情報
海外通販サイトやAmazonなどで、前世代のGemini LakeのミニPCが多く販売されていますが、後継のJasper LakeのミニPCとの価格差は大きくありません。このため、安価なCeleronのミニPCを購入候補としている場合には、レスポンスが大幅に向上している Jasper LakeのミニPCがおすすめ。特に本製品や以下で実機レビューの製品のコスパが優れています。
TRIGKEY Green G2、Jasper Lake N5095搭載 ミニPC 実機レビュー。ベンチスコアはCore i5-5200U相当、かなりおすすめの200ドルPC
▼メモリ 8GB / SSD 256GB版は、クーポン「BGJPMNK11」の利用により 219.99ドル、クーポンは3月18日まで有効。
GXMO GX55 メモリ 8GB / SSD 256GB版、Banggood
コメント
「TRIGKEY Green G2」に質問した際はありがとうございました。
「GXMO GX55」には「Jasper Lake N5105」です、「N5095」よりもグラフィック性能が良いとういのを見ましたがどの程度なんでしょうかね。
ベンチマークスコアとしては、N5105 > N5095ですが、体感できるほどの差はないでしょう。
体感できるとなると、同世代のCore i3 vs Core i5など、コア数が異なったり、GPUが1段階 上のもので
ある必要がありそうです(私の他の製品の経験より)。