GPD Pocket 実機の外観レビュー、質感の高さ・ディスプレイの鮮やかさは特筆もの | Win And I net

GPD Pocket 実機の外観レビュー、質感の高さ・ディスプレイの鮮やかさは特筆もの

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GPD Pocket 全体

Jumper EZBook 3 Pro、Chuwi Hi10 Proと海外通販サイトより中国製PCを購入した私ですが、常に気になっていたのがGPD Pocket。7インチにして、Atom Z8750 / メモリ8GBを搭載したUMPC(ウルトラモバイルPC)です。

このGPD PocketをGeekbuyingさんよりお借りしましたので、外観・ベンチマーク・使用感に分けてレビューします。

今回は外観レビューとなりますが、質感高めの中国製PCのなかでも、とりわけ高い質感の本機です。

 

▼今回レビューする製品は、こちらのGPD Pocket

GPD Pocket (Geekbuying)

 

GPD Pocketの基本スペック

まずは基本スペックの確認です。UMPC(ウルトラモバイルPC)の範疇としては、古くは東芝のLibretto、富士通のLOOX U、ソニーのVaio U、Vaio Pがありますが、私の所有するASUS T90Chiも8.9インチのディスプレイサイズ的にはUMPCに含めてもよいかもしれません。

以下は、GPD Pocketと私の所有するChuwi Hi10 Pro (10.1インチ)、ASUS T90Chi(8.9インチ)を比較してみました。

 

GPD Pocketのスペックとしては、お値段高めなこともありますが、以下がポイントになるでしょう。

  • CPUはAtom Z8750、メモリ8GB、ストレージは128GBと、他の10インチクラスの端末と比較すると贅沢な仕様
  • ボディはマグネシウム製
  • トラックポイント機能あり
  • 7インチのディスプレイのため、キーボードも小さいものだか、どれほど実用的か

 

GPD Pocketの外観レビュー

▼輸送用の段ボールを開けて、まず驚いたのが外箱の立派さ。手持ちの外箱で質感高めのものは、iPad / MacBook Air / ASUS T90Chiがあるのですが、それらを凌駕する質感です。かなりしっかりした造りであり、高級感を醸し出しています。

GPD Pocket 外箱

▼付属品は電源、ケーブル、フイルムと説明書

GPD Pocket 付属品

 

▼正面より。

外箱の次に驚いたのが、全般的な造りのよさ・質感の高さとともに、画面の鮮やかさ。正面・斜めから見た場合ともに鮮やか・高精細であり、私の携帯用のメイン機種であるASUS T90Chi(解像度は1280×800)でも十分と思っていたのですが、認識をあらためます。解像度が異なりますが、GPD Pocketの圧勝であり、私が所有する端末ではiPad 2017、iPad mini3よりも鮮やかで精細な感覚です。

また、発色も暖色系の日本人好みのものであり、40インチの液晶テレビをモニターとして使用した際の発色もよく見やすいものです。

GPD Pocket 正面より

 

▼背面より。

よくもわるくもロゴはありません。中国製PCを多くみていると、どうみてもカッコ悪いロゴもあり、ロゴデザインの好き嫌いも人それぞれのため、ロゴがなくて正解かも。

GPD Pocket 背面より

 

▼MacBook Air 11とのツーショット。

ボディの色合いとしては、MacBook Airとほぼ同じです。ちなみに、写真は割愛しますが(ボケていたため)、GPD PocketはMacBook Airの1/3の大きさです。

GPD PocketとMacBook Air 11

 

▼右サイドのポート類。

右より、通風孔(ファンの風の出口)、USB Type-C、Micro HDMI、イヤホンジャック、USB 3.0。左サイドには何もないのですが、右に全て集中しているために複数のポートを利用するとやや窮屈。個人的には左サイドに分散させてもよかったのでは、と思います。

GPD Pocket 右サイド

▲この通風孔から漏れ出るファンの音が課題の一つ。かなり頻繁に、しかも風切り音がかなり大きいです。私はエアコンの音と勘違いしたほどであり、静音タイプのデスクトップPCよりもやかましいかも。また、常にではないものの、電源オフあるいはスリープ時の充電中にもファンが回転しています。

これらは不具合ではなく仕様なのですが、以下のリンク先のとおり、静音タイプのファンへの交換や、ファンコントローラーの制御も可能のようです。当端末はGeekbuyingさんにお借りしたものであるため、私が試すことはないのですが、購入したら最初にカスタマイズしたいのが、このやかましいファンへの対応です。

 

▽ファンのみならず、多くの課題・不具合への対応が網羅されています。

GPD Pocket/不具合関連

 

▼左サイドより。

MacBook似とも言われるGPD Pocket。全体の醸し出す雰囲気・高級感はMacBookに似ていますが、厚さがある分、やや野暮ったくなります。とは言え、以下の画像のディスプレイとキーボードとの接地面をみてもわかりますが、工作精度はかなりのもの。

 

▼ヒンジ部分より。

中国製PCでは、キーボード面の端の処理をクローム加工しているものが多いのですが、GPD Pocketは金属削りだしのままであり、このあたりの処理は私好み。

GPD Pocket ヒンジ

 

▼背面より。

多くの中国製PCと同様に、MacBookと似通ったデザインです。

 

GPD Pocket 側面より

▲▼側面より。

下の画像は、ディスプレイを最大限寝かせた様子ですが、ここまで寝かすことができる製品も珍しい。電車内でパソコンを利用していると、もう少し角度がほしい・寝かせたいと思うことが多々あるのですが。ここまで寝かすことができると不便に思うことはないでしょう。

GPD Pocket ディスプレイを最大限寝かせた様子

 

▼キーボード全体全。

7インチサイズにキーを詰め込んでいるため、変則的な配置のキーが多いのですが、打鍵感覚はかなりよいもの。ほどよいストロークに軽めのタッチで気持ちのよいものです。

ただし、全体のサイズと変則的なキー配置のため、快適に長文をブラインドタッチできるものではなく、タイピングしているうちに慣れるかというと、それも難しいような感覚です。そもそも、7インチクラス向けのキーボードとなると、他製品でも快適な入力は困難なため、補助的な利用と割り切るべきでしょう。

▼トラックポイントの動きは想像以上になめらかであり、狙ったところにスムーズに移動できます。Windowsのタッチ操作は、そのアイコン・メニュー項目の小ささから繊細なタッチは困難なため、大きな移動はタッチにて、細かい移動はトラックポイントでの対応となるでしょう。

また、左右のクリックの感覚も、他のノートPCと比べてもクリック感は十分。よくできています。

 

▼10.1インチのChuwi Hi10 Proとのサイズ比較。

小さなChuwi Hi10 Proがかなり大きく見えます。悲しいことにGPD Pocketの厚みが際立っています。

なお、壁紙の相違もありますが、ディスプレイの鮮やかさ・視野角ともにGPD Pocketが優位であることが感じ取れるかと思います。

 

▼私が電車内、あるいは平日昼休みに多用している、8.9インチのASUS T90Chiとのサイズ比較。キーボード操作も含めた電車内での使用(ブログ記事編集)においては、T90Chiがこの上なく快適です。

 

まとめ

Jumper EZBook 3 Pro、Chuwi Hi10 Pro、Chuwi Lapbook Airと質感高めの中国製PCをレビューしてきたなかで、質感の高さ、ディスプレイの鮮やかさ・見やすさは特筆すべきものがあります。

他の中国製PCと比較すると価格は高めですが(2018年1月27日時点、Geekbuyingでの価格はUSD 509.99)、国内製では出せない価格であり、この質感とスペックでは安いと言えるでしょう。

7インチと小さな端末であるため、長文の編集には向かないキーボード(ただし、タイピング感は上々)、ファン音の大きさもありますが、十分に所有欲を満たすものです。

今回は、Geekbuyingさんにお借りした端末でのレビューですが、いつも以上に欲しくなってきました。

 

▼2018年1月27日現在のGeekbuyingでの販売価格はUSD 509.99 (送料込)

GPD Pocket (Geekbuying)
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