Celeron 3965Y・メモリ4GBを搭載するGPD Pocket 2の廉価版が、1月25日の国内販売を前に海外通販サイトで販売されています。ボディ色は専用となるアンバーブラック。ブラックとしつつも、Appleのスペースグレイに近い色のようです。今回はこのGPD Pocket 2の廉価版のスペックと特徴をお伝えします。
GPD Pocket 2 廉価版のスペックと特徴
当サイトでは初代 GPD Pocketの実機レビューを記事は掲載していましたが、すっかりPocket 2の紹介が漏れていました。
今回の廉価版では、CPUにCore m3-7Y30、メモリ 8GBを搭載するPocket 2から、CPUはCeleron 3965Y、メモリを4GBとすることで価格を抑えています(CPU、メモリ、ボディ色以外はPocket 2の仕様を据え置きです)。
以下のスペックは、Geekbuyingサイトより引用したものです。
- CPU : Intel Celeron 3965Y
- GPU :Intel HD Graphice 615
- メモリ : 4GB、DDR3
- ストレージ : 128GB eMMC
- ディスプレイ :7インチ タッチパネル、解像度 1920 × 1200 (16:10)
- WiFi : 11a/ac/b/g/n
- Bluetooth : 4.1
- ポート類 : USB Type-C、USB 3.0、HDMI
- サイズ : 181 × 113 ×14(最厚)mm
- 重さ : 465g
- OS : Windows 10 Home
さて、GPD Pocket 2の記事は巷にあふれていますので、今回はCPUとメモリのみに焦点をあてます。
Celeron 3965Yのパフォーマンス
Celeron 3965Y搭載機を紹介するのは初めてなのですが、国産では以下のNEC LAVIE Direct NM が同CPUを搭載しています。
さて、2コア 2スレッドのCeleron 3965Yの性能ですが、CPUのベンチマーク比較では海外サイト頼み。Geekbenchサイトによると、Single-Coreのスコアは1791、Multi-Core Scoreは3097となっています。これを私がこれまで実測した機種の一部と比較したものが以下。
- Single-CoreはN4100と同等のため、私の使用感ではWebサイト閲覧や動画視聴、大容量ではないオフィスソフトの操作では、遅いと感じることなくサクサクと動作。
- Multi-Coreから判断すると、3Dゲームを動かすのは苦手となるでしょう(ドラクエベンチマークのスコアを想定しての推測)。
メモリ 4GBでも不足感なし?
メモリ 8GBから4GBへ半減となった廉価版のGPD Pocket 2ですが、メモリ 4GBで十分なものか。
私はメモリ 4GB機を複数運用しているのですが、メモリ不足を感じたことは一切なし。PCの主用途はサイト記事編集、簡単な画像編集、Webサイト閲覧、YouTube視聴、たまにExcel操作ですが、この程度のライトユースでは、メモリ 4GBでも十分。
仮にスワップしている場合にも、HDDより速いeMMCあるいはSSDでの運用ですので、スワップしていることを感じずにいるのでしょう。
まとめ
スペックダウンとともに価格も控えめとなった、廉価版のGPD Pocket 2。以下のとおり、Amazonでは64,500円、海外通販サイト Geekbuyingでは435.99ドル(1/19時点では48,977円)となっています(かなりの価格差があります)。
一方、廉価版ではありませんが、ライバルとなるOne Mix 2の価格はスタイラスペン付で629.99ドル(Geekbuying、70,770円)。こちらは、CPUにCore m3-7Y30 / メモリ 8GBであるうえに、ストレージはPCIe接続であることが大いに魅力的。
▼私には、廉価版のGPD Pocket 2よりも、ストレージがPCIe接続のSSDであるOne Mix 2がより魅力的に。
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