ミニPCを展開する「GMKtec」より、AMD Radeon 7600M XTを搭載する外付けGPU ドッキングステーション「AD-GP1」が販売されています。PCとの接続ポートはUSB4とOculink、映像出力はHDMI x 2とDisplayPort x 2の構成です。
同社のミニPCは同スペックの他社製品よりも低価格であることが多く、本製品も同様に他社製品よりも安く販売されています。
AD-GP1の特徴
「AD-GP1」の大きな特徴は以下です。
- 外付けGPU ドッキングステーションとしてはハイエンドとなる、32MBのInfinity Cache、8GBのGDDR6 メモリを備えた「AMD Radeon 7600M XT」を搭載。
- PCとの接続はUSB4とOculink。USB4により、ノートPCも含めたプラグアンドプレイでの接続に対応、Oculink経由での接続により、USB4よりも高速な転送速度での接続が可能です(Oculink ポートを備えたPCとの接続を前提)。
- 映像出力ポートは、DisplayPort x 2ポート、HDMI x 2ポート。いづれも、4K@120Hz / 8K@60Hzの出力が可能です。
- その他のポートとして、USB-A 3.2 Gen 2を4ポート、イーサネットポート、SD カードリーダーを装備。
- 240Wの電源が付属、USB4ポートは最大100W(100W / 65W)の外部電源供給に対応しています。
- 電源、USB-C ケーブルのほか、Oculink ケーブルも付属しています。
- 2025年2月21日現在のAmazon 価格は、クーポン利用により 76,999円。概ね同仕様のGPD G1(Amazonはこちら)よりも約2万円ほど安価での販売です。
▼PCとの接続ポートは、プラグアンドプレイに対応のUSB4と、転送速度の速いOculink ポート。USB4を備えたミニPCやノートPC、Oculink ポートを備えたミニPCとの接続が前提です。
▲▼以下の記事は、外付けグラボ・GPU ボックスでの私の接続事例です。
MINISFORUM UM780 XTX、OCulink経由で外付けGPUを接続してみた。接続した機器と接続手順、動作状況
ミニPC 2製品にUSB4 外付けGPU ボックスを接続し安定動作。外付けグラボのシステム情報とベンチマークスコア
▼こちらはUSB4とOculink ポートを搭載する GMKtecのミニPCの販売事例です。

▼映像出力ポートは、DisplayPort x 2ポート、HDMI x 2ポート。いづれも、4K@120Hz / 8K@60Hzの出力が可能。製品紹介の画像はありませんが、その他のポートとして、USB-A 3.2 Gen 2を4ポート、イーサネットポート、SD カードリーダーを装備していますので、USB4経由でのハブとして利用することもできます。
▼電源は240W、最大 100W(100Wと65Wの切替式と思われます)の電源供給に対応しています。
▼冷却対応については、銅製の大きなヒートシンクとファンを備えています。
まとめ
同種のドッキングステーション / 外付けGPU ボックスは、「GPD」「MINISFORUM」などからも販売されていますが、「GPD」の製品と並び、USB4 / Oculinkの双方に対応、USB-AやSD カードリーダーも装備する フル仕様の製品です。
「GMKtec」のミニPCは、同スペックの他社製品よりも低価格で販売の事例が多いなか、本製品においても同様に、他社製品よりも低価格で販売されています。他社の販売事例としては、こちら(Amazon)の「GPD G1」があります。
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