Banggoodより販売となった、CHUWI LarkBoxと同サイズの世界最小のミニPC「GMK NucBOX」。同デザインのPCはAmazonのSkynew、AliExpressのXCYからも販売されています。LarkBoxとの相違は、CPUにやや優位のGemini Lake (Celeron) J4125を搭載し、メモリ 8GB(LarkBoxは6GB)、ストレージはeMMCではなくSSDを標準装備していること。さらに、デザインも異なり、プラスチック製ではなくMetal製との表記があります。
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GMK NucBOXのスペック
スペックは以下となりますが、Banggoodの特設会場では CHUWI LarkBoxとのスペック比較が用意されています。CPU、メモリ、ストレージともにGMK NucBOXが優位。10月27日時点の予約販売価格 169.99ドル、その後の174.99ドルは価格もLarkBoxよりも安いため、本製品のコスパが高いです。
CPU | Gemini Lake J4125 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD (M.2 2242サイズ、換装可能) |
WiFi | 11a/ac/b/g/n(2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB Type-C、USB x 2、HDMI |
サイズ | 6.2 x 6.2 x 4.2 cm、125g |
OS | Windows 10 Home |
その他 | CPUファン搭載 |
- CPUはCHUWI LarkBoxのGemini Lake J4115に対して、GMK NucBOXはGemini Lake J4125。型番からもほとんど相違はありません。
- ストレージは、CHUWI LarkBoxのeMMC 128GBに対して、GMK NucBOXはSSD 128GB。ベンチマークとしてはSSDが高スコアですが、LarkBoxのeMMCも他のeMMCよりも高めのスコアであるため、それほど体感できるほどの差はないように思います。
- ライトユースでは、LarkBoxのメモリ 6GBでも十分ですが、本製品はさらに余裕の8GBを搭載しています。
- サイズはLarkBoxよりも僅かに1mmほど大きいのですが、計測の誤差の範囲でしょう。
▲以下の記事でレビューの「CHUWI LarkBox」の実機のCPUファンを確認していませんが、おそらくは同じ仕様かと思われます。この場合、CPUファンの音量はやかましさを感じるほどではないものの、ほぼ常時の回転となります。
GMK NucBOXの外観と機能
個人的に、配色はブラックのLarkBoxが好みですが、LarkBoxのプラスチック製に対して、本製品は以下の画像のとおり金属製とあります。ボディに熱を持ち、冷却対応がやや弱い(CPUが90℃台に達することも)LarkBoxですが、ボディ全体での冷却を考慮すると金属製の本製品が妥当かも。
▼ポート類の配置も、2番目の写真のCHUWI LarkBoxと全く同じ。
▼こちらはLarkBoxにケーブル類を接続した様子。サイズ・ポート類の配置が同じGMK NucBOXも同様ですが、ケーブル類の配置により本体が傾くような現象はありません。
▼下の写真のLarkBoxと同様に、背面から簡単に2242サイズのM.2 SSDスロットにアクセスでき、大容量のSSDに換装することができます。
まとめ
後発なこともあり、CPU、メモリ、ストレージともにCHUWI LarkBoxより優位なスペックを狙った GMK NucBOX。Banggoodでは10月27日現在、特設会場を用意し特売り中であり、169.99ドルの価格はコスパ度が高くなっています。特に、メモリ 8GBと標準でSSDを搭載していることに注目です。
▼Banggoodの販売情報。当初50個まで、169.99ドルで予約販売中
▼こちらはCHUWI LarkBoxの実機レビュー
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