Amazonを巡回していて気になったPCが、Windows 11を搭載のGM-JAPAN 14.1インチノート。2022年3月19日現在では、4,225件のレビューがあり、評価は星4個半と高評価。これほどの件数を集めながら、サクラレビューを機械的に判断する「サクラチェッカー」の判定も、余裕の合格です。
私が所有する「Jumper EZBook X4」と同じボディの、CPU・キーボードを変更したPCとなりますが、スペックなどを確認してみました。
GM-JAPAN 14.1ノートのスペック
2022年3月19日時点のAmazon 価格は 41,800円。CPUは現行 Celeron Jasper Lakeの2世代前のApollo Lakeとなり、ボディも古いことから私としては やや割高に感じます。
CPU | Celeron (Apollo Lake) N3450 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 |
WiFi | 2.4G / 5G |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB 3.0、USB 2.0、Micro HDMI |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
サイズ | 33.2 x 22.2 x 0.8〜1.1cm、1.32kg |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | WPS Office 2 (MS Office 互換)搭載、アルミ製ボディ、日本語キーボード |
上述のとおり やや割高感のあるスペックとなり、古さを感じるボディ。具体的には以下です。
- 後述しますが 2018年半ばにリリースの製品を、日本語キーボード・CPUなどを変更し、独自カスタマイズしたもの。
- CPUは2世代前のCeleron (Apollo Lake)となり、同CPUが全盛の2018〜2019年には多くのPCに搭載。現在でも 100ドル台半ばのミニPCに同CPUを搭載している事例もあります。
- 搭載する Apollo Lake N3450は、Web サイトのブラウジングやWord、データ量の多くない Excelは普通に動作します。
- ただし、Widnows 更新前後のバックグラウンドプロセスが動作している際には、上位機以上にレスポンスが悪化、悪化の時間が長くなります。
- ディスプレイやキーボードのベゼル幅(多くの現行機より やや太い)など、やや古さを感じるボディですが、天板と底板はアルミ製となり 質感と剛性は高いもの。
- 同ボディを使用の海外通販PC(現在では流通していません)は英語キーボードとなりますが、日本語キーボードであるのはよいこと。
- Apollo Lake N3450は、正式にはWidnows 11に対応していないため、今後のセキュリティ・大型アップデートの対象外となる可能性もあります。
▼私は同CPU(Apollo Lake N3450)を搭載するPCを複数所有していますが、事例としては以下です。ベンチマークスコアなどの参考に。
過去に海外で販売の同ボディモデル
上の写真は、手元にある同ボディ(キーボードは英語キーボードとなり、配色も異なります)を使用する「Jumper EZBook X4」。2018年に発売の製品ですが、当時の中国新興ブランドのノートパソコンは、MacBookのクローン的なデザインが多く、質感・デザインともに秀逸です。
EZBook X4、その他のOEM製品はスペックのバリュエーションが多いのですが、私のモデルはCPUにGemini Lake N4100(Apollo Lakeの後継)を搭載し、メモリは4GB、Windows 10から11に更新しています。
2018年〜2019年には、同ボディの多くのOEM製品が販売されていたのですが、AliExpressで確認したところ、2022年3月19日時点では該当ありませんでした。唯一「Jumper EZBook X4」がありましたが、割引前価格の表示であり 参考にならず。
▼古い記事ですが、「Jumper EZBook X4」の外観はこちら。実機を今確認しても、アルミ製ボディの質感は高いもの。
▼EZBook X4のデメリットは、キーと印字が同系色で印字の視認性がよくないこと。GM-JAPANの製品は、ブラックのキーに白の印字、しかも日本語キーボードであることは評価できます。
まとめ
中国製PCでありながら 独自カスタマイズにより日本語キーボードとしたこと、過去に海外で人気のあった製品と同ボディ(アルミ製で質感・剛性が高い)を使用していることなど、私としては一定の評価もできる製品です。
ただし、現行のJasper Lakeより2世代前のApollo Lake N3450を搭載するPCとしては割高感もあり、レスポンス重視では、Jasper Lakeを搭載する製品がおすすめ。
▼2022年3月19日時点のAmazon 価格は 41,800円
▼英語キーボードとなりますが、レスポンス・コスパ度では Jasper Lake N5100を搭載の以下の製品がおすすめ。Apollo Lake N3450とJasper Lake N5100では、レスポンスに大きな相違があります。2022年3月16日時点のAmazon 価格は、クーポン利用により 38,500円。
▼Jasper Lake N5100と同水準のN5095のベンチマーク・体感レスポンスはこちら。
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