エントリークラスのTwin Lake N150より ワンランク上のミニPCをお探しの場合、CPUにAMD Ryzen 5 7430Uを搭載する製品もおすすめの一つです。同CPUを搭載するミニPCは複数ブランドから販売されていますが、2025年10月5日現在、Amazon プライム感謝祭先行セールにて、「GEEKOM A5」が 36,708円で販売されています。
私は同モデルのRyzen 7 5800H モデルを所有していますが、Ryzen 5 7430Uモデルも同様に、金属製の底板とフレームにより剛性が高く、2.5インチ SATA SSDと2242サイズのM.2 SATA SSD 空きスロットを装備していることも特徴です。
GEEKOM A5、Ryzen 5 7430Uモデルのスペック
冒頭に記載・上の画像のとおり、SATA接続となりますが、2242サイズのM.2 SSD、2.5インチのSSD あるいはHDDを増設できることも大きな特徴です。
下の写真は所有する Ryzen 7 5800Hモデル(既に終売)の「GEEKOM A5」に、上記2つのSSD / HDDを増設したもの。写真で明らかですが、金属製の底板・金属製のフレームを採用し、一般的なミニPCよりもズッシリとした重みがあり、剛性が高いことも特徴の一つです。なお、Amazonの製品タイトルでは「全金属製」と表記されていますが、外枠は樹脂製です。
▼Ryzen 5 7430U モデルのスペックは下表となります。終売のRyzen 7 5800H、現在も販売中のRyzen7 5825U モデルも、CPUとGPU以外は同じ構成です。
CPU | AMD Ryzen 5 7430U、6コア 12スレッド |
GPU | Radeon RX Vega 7 |
メモリ | DDR4-3200 16GB デュアルチャネル、2スロット、最大 64GB |
ストレージ | M.2 2280 PCIe Gen 3 x 4 512GB(最大 2TB)、2.5インチ SATA SSD / HDD および 2242サイズ M.2 SATA SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.2 Gen 2 Type-C x 2(DP,Altに対応)、USB 3.2 Gen 2 Type-A x 3、USB 2.0、HDMI x 2、SD カードリーダー、2.5G 有線LAN |
サイズ | 117 x 112 x 49.2mm、約652g |
OS | Windows 11 Pro |
Lenovo V14 Gen 4 実機レビュー、Ryzen 5 7430Uのエントリー構成は 約64千円と格安も、上位機同様のレスポンスと快適タイピングの14インチノートPC
ACEMAGIC K1 ミニPC 実機レビュー。Ryzen 5 7430Uを搭載し、普段使いにて 上位機と同様にサクサクと動作。RAM 16GB版は約31千円でセール中
▲▼Ryzen 5 7430Uを搭載するPCは上の記事にて実機レビューしています。以下の画像は「ACEMAGIC K1」にて計測の、Geekbench 5とCINEBENCH R23」のスコアです。Alder Lake N100 / Twin Lake N150のシングルコアのスコアが900台ですので、ベンチマークスコアは ワンランク あるいはツーランク上のCPUです。ただし、動画視聴や在宅勤務などでの普段使いでは、大きく体感できるほどのレスポンスの相違はありません。
▼映像出力は、HDMI x 2とUSB Type-C x 2の4系統。USB Type-Cは DP / Alt モードに対応していますので、例えば ポータブルモニターへのケーブル 1本の接続にて、モニターへの給電と映像出力の双方に対応しています。

▲▼同型・既に終売のRyzen 7 5800H モデルは上の記事にて実機レビューしています。下の写真は全体・底面の写真です。上の写真は多少暗く映っていますが、実機は爽やかな桜色です。なお、前述のとおり 底板は厚みのある金属製であり、剛性の高いもの。
価格情報
メモリ 16GB / SSD 512GBモデルの2025年10月4日現在のAmazon プライム感謝祭先行セールの価格は 36,708円。実機レビューした同スペックの「ACEMAGIC K1」のセール価格は約32千円。「GEEKOM A5」は、SSDを合計 3台搭載可能、金属製の底板とフレーム(=剛性の高さ)で優位性があり、この価格差は納得です。
▼引用した「ACEMAGIC K1」の販売情報と実機レビュー記事です。

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