Windows PCでベンチスコアとレスポンスが極端に悪化。AppX Deplyment Serviceが要因か? ソフトアンインストールで解決した事例 | Win And I net

Windows PCでベンチスコアとレスポンスが極端に悪化。AppX Deplyment Serviceが要因か? ソフトアンインストールで解決した事例

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バッテリーなしのNEC LAVIE Direct NM を5,500円にて中古で購入し、しばらく快適に利用していましたが、ある時から、Geekbench 5のベンチマークスコアと体感レスポンスが極端にわるく、その頻度が高い現象がありました。

原因としては、おそらく「wsappx、AppX Deplyment Service」と思われ、使用していないソフトをアンインストールしてみると無事に解決。原因を明確に特定できないまま、また、同システムプログラムがわるさをしている事例は一般的ではないと思いますが、今回の状況と対応について記載します。

Geekbench 5のスコアとレスポンスが極端にわるくなる現象

今回、上記の現象が生じた Windows PCは、以下の記事で実機レビューの「NEC LAVIE Direct NM」。2022年7月に、バッテリーレスの中古をヤフオクにて 5,500円で落札したのですが、CPUは  インテル 第7世代の Core i5-7Y54とわるくないうえに、メモリ 8GB / SSD 256GB / ACアダプター付属と大当たりです。

924gの軽量ノート、NEC LAVIE Direct NM 2018年モデル 実機レビュー。5,500円で中古を購入も綺麗な液晶で大当たり
中古の軽量ノートPCを買い集めつつある私ですが、これまで NEC VersaPro、MacBook 12、Let's note CF-SZ5 / RZ5、LIFEBOOK U937/Rを購入しました(MacBook 12以外はジャンクな製品...

 

▼Geekbench 5のCPU ベンチマークスコアはこちら。

上のシングルコア 791が妥当ですが、下の画像の255は明らかにおかしく、日を替えてGeekbench 5を計測した場合にも、半分以上の確立でこの水準のスコアとなります。こうなると、レスポンスとしては Atom Z8350とApollo Lake N3450の中間あたりとなり、Core i5-7Y54の実力を全く発揮できていません。

 

▼エントリークラスのCPUでは、Windowsの更新前後でCPU使用率が100%となる時間が多く、レスポンスも悪化するのですが、今回の事例は更新時のプロセスは該当しません。以下のタスクマネージャーの先頭にある「wsappx、AppX Deplyment Service」が暗躍しているとも思われます。

 

▼なお、こちらの記事で掲載の「Windows Modules Installer Worker」が動作している際にも、ベンチマークスコア・体感レスポンスが低下しますが、今回はこの影響ではありません。

Windows Modules Installer Workerが動作時のベンチスコアを計測、悪化度を通常時と比較してみた
Windows 10 / 11のシステムプロセスのうち、OSの更新後に稼働し、その他のプロセスと比較しても特にレスポンスが悪化する「Windows Modules Installer Worker」。CeleronなどのエントリークラスのC...

AppX Deplyment Serviceの概要

タスクマネージャーの「AppX Deplyment Service」の右クリックから「サービス」の説明を確認してみると、上の画像・以下の記載があります。

Microsoft Store アプリケーションを展開するためのインフラストラクチャ サポートを提供します。このサービスはオンデマンドで開始されます。無効にすると、Microsoft Store アプリケーションはシステムに展開されなくなり、正しく動作しない可能性があります。

 

Microsoft Storeのアプリをオンデマンドで呼び起こした記憶はないのですが、Microsoft Store アプリのOneDriveや Microsoft Officeが暗躍している可能性があります。タスクマネージャーにはないのですが、以下の「Microsoft Office Click-to-Run」と関連したタスクとも思われます。

Microsoft Office Click-to-Runの自動起動を無効化する手順。ただし、Office導入済・導入予定の場合は放置との認識
Microsoft Officeをインストールした場合、あるいはOfficeのインストールツールが組み込まれたPCで常駐化しているプロセス「Microsoft Office Click-to-Run」。CPUやメモリの消費は少ないものの、常...

使用していないソフトのアンインストールで課題解消

結局のところ、明確な原因・影響を与えているソフトを特定できないままでしたが、OneDriveやMicrosoft OfficeのStarter(当PCにはOfficeをインストールしていませんが、インストールに向けた待機のアプリ)、SkypeやゲームなどのMicrosoft 関連、あるいはプレインストールの不要なソフトをアンインストール。

これにより、Geekbench 5のスコアや体感レスポンスも通常に戻り、再び快適にPCを使用できています。

 

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