なんと、ChuwiからエントリークラスのミニPCがリリースとなり、Banggoodではクーポン価格139.99ドルの15,000円ちょいで販売されています。上の画像を見て気づいた方も多いかと思いますが、GBoxのボディを利用しスペックを変更した製品となり、Proを名乗っているものの廉価版の位置付けです。
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GBox Proのスペック
CPUには珍しいAtom X7-E3950を採用しています。確認したところ、ベンチマークスコア的には、安価なエントリークラスのPCに搭載されるAtom Z8350よりもやや優位となる水準。
負荷のかかる作業をサクサクと動作するには厳しいものの、Webサイト閲覧やオフィスソフトは普通に使用できる操作感となるでしょう。
GBox Proのスペックは以下となっています。
- CPU Intel Atom X7-E3950、4コア 1.6GHz-2.0GHz
- GPU : Intel HD Graphics 505
- メモリ : 4GB DDR4
- ストレージ : 64GB eMMC、SATA HDD / SSDを増設可能
- WiFi : 11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth : 4.0
- OS : Windows 10 Home
- ポート類 : USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、USB Type-C、HDMI、VGA、有線LAN
- サイズ : 18.76 x 13.83 x 3.73 cm、590g
よくもわるくも、大きな特徴はCPUにIntel Atom X7-E3950を搭載すること。以下のChuwi GT Boxのように、上位機(Chuwi Higame)のボディを流用しつつ、レスポンスにも考慮したうえでCPUを控えめにした(GT Boxは第5世代のCore i3-5005U)事例もありますが、X7-E3950はスペックを落としぎの感もあります。ただし、オリジナルのGBoxはGemini Lake N4100のため、落とすにしてもApollo LakeかAtomとなるのですが。
なお、GBoxのボディを流用しているためか、廉価版にしてUSB Type-Cを搭載していることには好感が持てます。また、M.2 SSDを搭載可能との文言はないのですが、以下の記事のようにSATAのSSDが安く購入できる現在では(240GBで3,000円台)、M.2 SSDの増設・換装不可とあっても大きな課題ではありません。
GBox Proの外観・機能など
Amazonでも販売しているGBoxのボディを流用していることもあり、目新しさもないGBox Proの外観・デザイン・機能ですが、上の画像のとおりファンレス仕様であることも特徴の一つ(Atomでは概ねファンレスとなりますが)。
▼黒の画像のためにわかりにくいのですが、15,000円ちょいと安価な割には、USB TYpe-C、有線LAN、VGAと、2万円クラスと同等以上にポート類が充実していることも特徴。
▼こちらは上記のGemini Lake N4100を搭載するGBoxのボディ。今回紹介のGBox Proも同ボディですが、同じような四角形になりがちなミニPCのなかにあって、Chuwiらしいデザインも重視したボディになっています。
まとめ
CPUがエントリークラスで採用例の多くない Atom X7-E3950であるために評価が難しい製品ですが、15,000円ほどでWindows 10がプレインストールされたミニPCであることを考慮すると、サブ機としてはよい製品です。迷うとすれば、上位機となるGBoxが約2万円で購入できること。よりサクサクとした動作を求める場合には、GBoxがおすすめ。
▼Banggoodでは、5個限定となりますが、クーポン「BGJPCWP05」の利用により 119.99ドル、3/15まで。
▼Amazonでも販売されています。
▼こちらはGemini Lake N4100搭載の上位機 HeroBox。Banggoodでは、クーポン「BGJPCWHB」の利用により 185.99ドルで販売しています。2/29まで。
▼実機レビュー記事はこちら。
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