Amazonにて2020年6月3日に発売予定のFire HD 8 PlusとFire HD 8 2020モデル。Fire HD 8 Plusにオプションとなるワイヤレス充電スタンドや、HD8 PlusとHD 8の双方に搭載のゲームモードの新機能もありますが、私として気になるのはCPUのスペックアップとメモリの増量。
そこで、5月17日現在で販売中のFire タブレットとFire HD 8 Plus、Fire HD 8 2020モデルのCPUの型番も含めたスペックを比較してみました。
Fire タブレットのスペック比較
Fire HD 8 Plus、Fire HD 8 2020モデルの発売後には、Amazon デベロッパーにてCPU・GPUの詳細を確認できますが、5月17日現在では未掲載のため、こちらの海外一般サイトから引用しています。
黄色網掛は原稿のFire HD 8からスペックアップした部分ですが、これらも含めたコメントは以下。
- SoC / CPUは4コアから変更なし。MT8163V/BからMT8168となっていますが、型番からも大きなスペックアップではありません。
- 一方、メモリが現行の1.5GBから、Fire HD 8 Plusの3GB、Fire HD 8 2020モデルの2GBとなったことは大きなスペックアップ。Android タブレットとしては3GBでも少ないのですが、これでAndroid タブレットのエントリー機と同じ水準となります。
- Fire HD 8のメモリ搭載量からすると、今度はFire HD 10の2GBがアンバランスとなり、今後に期待です。
- ディスプレイの解像度は今回もFHDとならず。8インチの動画視聴がメインでは大きな影響はないのですが、今後のFHD化に期待(今後もFHDとならないようにも想いますが)。
- 別売 4,800円となる Fire HD 8 Plusのワイヤレス充電スタンドは魅力的。縦置き・横置きの双方に対応し、自動的にShowモードが起動し、充電しながら、Alexaを使ってそのままハンズフリーでタブレットを使用することができます(Amazonの製品紹介をそのまま引用)。
SoC (CPU) MT8168の実力は?
さて、私が気になるMT8168の実力ですが、ググってみても全くと言ってよいほどに情報がありません。Fire タブレットではどのモデルもマイナーなSoCを搭載しているため、他のタブレットで同スペックを搭載する製品を探すことも困難になっています。
▼Fire HD 8 Plus、HD 8 2020モデルが MT8168を搭載しているとの情報は、以下などの海外サイトで多数記載されています。
MT8168と型番の近いMT8165の実力は、Snapdragon 410と610の中間とする海外サイトがあります(ざっくりとした記載ですが)。勝手な想像では、よくても Snapdragon 610程度、そこまでは期待できないでしょう。概ね、現行のFire HD 8から体感できないほどの僅かな相違かと思います。
ただし、同じCPUでもメモリ搭載量の異なる Fire 7とFire HD 8のレスポンスでは、多少は体感できるところもあるため、ゲームなどを行った際には、メモリ 3GBのFire HD 8 Plusと現行のFire HD 8では、体感できるかもしれないと言った程度かと思います。
▼現行のFire HD 8をお持ちの方は買い換える必要はないとの認識ですが、初めての方はメモリ 3GBのFire HD 8 Plus、あるいはセットモデルがおすすめ。
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