Kickstarterサイトで出資を募っていた、GPD Pocket 初代 / One Mixの8インチ版 クローンPCである「Falcon」が、Geekbuyingサイトにてプレセールとして販売開始となりました。
先日の記事「8インチのChuwi Minibook、またしてもGPD Pocket 初代クローンがリリース予定。Falconの小改良版か?」のとおり、Falcon似あるいはFalcon クローンの8インチ端末がChuwiからもリリース予定。
GPD Pocket 初代のクローンも混沌としてきましたが、あらためてFalconのスペックと価格情報をお伝えします。
関連記事 リリース後の価格情報はこちら、あるいは文末を参照
GearBest、8型UMPC Falcon Pentium Silver版を約500ドルで販売に。対抗はChuwi MiniBook
Falconのスペックと特徴
これほどまでにクローンが横行するとは恐ろしくなるのですが、One Mixがリリースされた際には、GPDの上層部も怒り心頭だったとか。
先行するGPD Pocket 初代、One Mix (特に2 / 2S)とはスペックが異なりますが、ボディの構成・機能は、ほぼ忠実にOne Mixを模倣しています。
もしかすると、Chuwiからリリース予定のMiniBookと製造元が同じかもしれませんが、Chuwiまでもがクローン販売となると、もはや収拾がつかないように思います。
さて、肝心なスペックは以下となります。
- CPU : Pentium Silver N5000
- メモリ : 8GB DDR4
- ストレージ : 128GB / 256GB SSD
- ディスプレイ : 8インチ IPS、タッチパネル、解像度 1920 × 1200、360度の回転機構付き
- Wifi : 11ac/a/b/g/n
- Bluetooth : 4.1
- ポート類 : USB Type-C、USB 3.0、Mini HDMI
- バッテリー : 3.8v / 5800mAH
- サイズ : 203 × 133 × 20mm、重さ 715g
- OS : Windows 10 and Ubuntu
- キーボードはバックライト付き
- 筆圧2048レベルのスタイラスペン対応
先の記事「GPD Pocket / One Mix クローンの8インチ版「Falcon」が2月にリリース予定」にも記載していますが、スペック上の特徴はGPD Pocket / One Mixより大柄な8インチとなることに加え、CPUにPentium Silver N5000を採用すること。
Pentium Silver N5000のベンチマークスコアは、Gemini Lake N4100よりもやや上位となりますが、Chuwi MiniBook (「8インチのChuwi Minibook、またしてもGPD Pocket 初代クローンがリリース予定。Falconの小改良版か?」) がGemini Lake N4100を搭載するため、競合することになります。
以降、画像により補足します。
▼360度の回転機構付きディスプレイ・タッチペン対応は、One Mix / Chuwi MiniBookと同じ。
▼下の写真はOne Mix 2S(「One Mix 2S 実機の外観レビュー。精巧・精緻な造りも、キーボードはサイズ的に難あり」)ですが、右サイドにポート類が集中しているのも同じ。Falcon / One Mix 2Sともに、USBポートは左右に散らしてほしいと思っていたところで、Chuwi MiniBookは両サイドにUSBポートがあります。
▼ファンミュートボタン、バックライト付きのキーボードですが、ポインティングデバイス・左右分割のスペースボタンなどのレイアウトをどうみるか。8インチですので、キーボードまでGPD Pocket 初代、One Mixのクローンとしなくてもよかったと思いますが。
というのも、私は7.9インチのiPad miniのロジクールのキーボードケースを利用していますが、Windows 10 / iOSの相違はあるにせよ、通常のレイアウトのキーボードで十分 快適にタイピングできています。
Falconの価格
当初 Falconを販売していたGeekbuyingでは売り切れとなっていたため、2019年9月8日時点でのGearBestでの価格です。「Falcon」を名乗っていませんが、ポート類の配置とスペックからFalconで間違いなし。
▼2019年9月8日時点のGearBestでの価格は507.99ドル
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