ドンキ NANOTEを購入し1ヵ月半経過したところで、これまでに生じた不具合情報とおかしいと感じる仕様を記載します。他サイトを参照すると厳しい見解も多いのですが、私の所有する、あるいは所有していたUMPCでは、NANOTEよりも懸念すべき課題があるなか、NANOTEの不具合は小さいように感じます。ただし、7インチのUMPCであるため、また、基本スペックが必要最小限であるため、初めての方にもおすすめできるかと割り切りも必要です。
不具合情報
底板の浮きなどに個体差があるようですが、私が購入した製品は不具合が少なく、よい意味での「当たり」だったようにも思います。小さなことも含めた不具合情報は以下となります。なお、不具合のほか、設計・仕様がよくない事項は後段を参照。
- 底板に僅かな浮きがあり。
- ディスプレイ下のベゼルの一部に色むらあり。
- ヒートシンクの密着が弱いかもしれない。
- スリープからの復帰時に、一時的にキーボードが反応しないこともあり。
意外と少ないのですが、また、私の個体ではないのですが、ボディが熱を持ちすぎる、サウンドがおかしいなどの報告も寄せられています。ただし、私が所有していたOne Mix 2S、現在も活躍しているCHUWI MiniBookと比較すると軽微な不具合です。
▼One Mix 2Sは受領後、5時間ほどの使用で全く充電できない、起動しない状況となり返品しました。Amazonのレビューを参照すると同事例があるようですが、これは酷すぎる初期不良です。この件以来、当サイトでは、One Mixの新製品・価格情報などの記事は控えめにしています。

▼CHUWI MiniBookでは、バッテリー残量が100%のままとなる不具合が生じており、海外サイトを参照すると同事例が散見され、海外のユーザー含めて解決できずにいます。充電できない、電源がオンとならない状況ではないために重大ではありませんが、残量が不明であるためにこまめに充電する、使用していない時にはスリープではなく電源を切るなどの対応も必要となります。

では、NANOTEの不具合の一部を個別に記載します。
底面に僅かな浮きあり
上の画像のMicro HDMIポートの上が僅かに浮いているのがわかるでしょうか? 私の個体では浮きが少ないのですが、他サイトでの写真を見ると一目で浮いていることがわかる個体もあります。
▼この浮きは以下の写真のとおり、ヒートシンクと熱伝導パッドの厚みによるもの。熱伝導パッドを剥がすと冷却効果が弱まるため、何もしないのが正解かと思います。私は冷却効果を高めるため、さらに熱伝道パッドを追加し底板の浮きが増しましたが、気になるほどではありません。

ヒートシンクの密着が弱いかもしれない
私はメモリのクロックアップを行い遊んでいるのですが、読者の方から「ベンチマークが伸びないのは、ヒートシンクと基盤・チップとの密着が弱いかもしれない」とのコメントをいただきました。
このため、以下の記事に記載していますが、密着度を高めるカスタマイズを行い、ベンチマークも向上しました。


一時的にキーボードが反応しないこともあり
ディスプレイを開いてスリープから復帰した際に、一時的にキーボードが反応せず、PINコードの入力時にはソフトキーボードの使用を余儀なくされることもあります。
PINコードの入力後も、Google Chromeの操作時にはキーボードが使用できないのですが、一度 ホーム画面に戻ると、すかさずキーボードが復旧する不思議な現象。
キーボードが反応しない頻度は、ディスプレイを開いた際の1割未満となり、すぐに復旧するために大きな課題ではないのですが、理解しがたい状況です。おそらくは、NANOTE側ではなくWindowsの不具合かと思います。
設計、仕様がおかしいと思える事項
続いて、不具合ではありませんが、設計・仕様がおかしい、あるいは「そこはコストカットすべきでないのでは?」と思える事項を記載します(CPU、メモリ、ストレージの基本スペックを除きます)。
- 底板のゴム足の高さが不足。
- ディスプレイ、キーボード面の保護材がない。このため、ディスプレイを閉じる際にできた小さな傷ががあります。
- キーボードのキーの配置がおかしい。潔く、英語キーボードでもよかった。
- キーボード面の角の丸め処理が足らない
致命的ではありませんが、使い勝手に影響する事項は、上記3のキーの配置。上記のうち一部を具体的に記載します。
底板のゴム足の高さが不足
上の写真は底板のゴム足をCHUWI MiniBook(右)と比較したものですが、NANOTEはゴム足の厚みが不足しています。使い勝手を大きく損ねるものではありませんが、厚みのあるUSBコネクターを使用した場合には、机などに接触し底板の片側が浮いてしまいます(多くある状況ではありません)。このため、私は以下の記事のとおり、簡易的にゴム足の厚みを増しています。

ディスプレイ、キーボード面の保護材がない
上の画像ではわかりにくいのですが、ディスプレイ、キーボード面ともにのゴムの保護材がありません。また、ディスプレイを閉じる際には勢いよくバタンと閉まることもあり、キーボード面の手前側に薄っすらと複数の小傷がついてしまいました。写真では撮りにくいほどの傷であるため、それほど気にはならないのですが、今後も傷が増えるかもしれず、やや心配に。
先ほどの底板のゴム足や、角の丸め処理が足らないなど、ちょっとした気配りが足らないように感じます。
キーボードのキーの配置がおかしい
最も使い勝手に影響を与えるのがキーの配置がおかしいこと。UMPCの場合、少なからずどの製品もキーの配置は特殊なものがあるのですが、NANOTEはそれら以上に特殊です。
Delete、Back Space、「」の配置など、いまだに慣れない配置が複数あり、誤タイピングを誘発します。その他、私が多用する右Shiftがないことや、句読点などの一部のキーが小さすぎることもあります。タイプ時の弾力性などは良好なのですが、7インチの小さな端末でもあり、ここは無理に日本語キーボードではなく、英語キーボードでよかったのでは、と思います。
▼キーの一部の割当を変更していますが、それでもなお違和感のあるキー配置。

不具合を補って余りある、評価すべき事項
不具合やおかしな仕様も複数あるNANOTEですが、私としては以下のメリットを大きく感じるため、購入して後悔したとの思いはありません。
- ディスプレイは明るく綺麗。これは、かつて操作したことがある、あるいは所有していた、GPD Pocket 初代、One Mix 2Sと遜色ないかも。
- タッチパネルは良好、ポインティングデバイスは使いやすい。
- キーの配置は妙ですが、タイピング感は良好。
- レスポンスは当初感じていたほどにわるくはない。決してよいとは言えないものの、メモリのクロックアップや諸設定により、デフォルトの状態よりも改善しているように感じます(ベンチマークスコアも当初よりアップ)。
- Chrome OS(CloudReady)のお試しや、メモリのクロックアップ、ヒートシンクのカスタマイズなど、いろいろ遊べて約2万円とは、楽しめるオモチャ感覚。
▼ポインティングデバイスさえ動作すれば、Chrome OSの導入を目論んでいる私。

まとめ
ドンキ NANOTEを約1ヶ月半使用した生じた不具合と、おかしいと思われる仕様について記載しました。マイナスポイントを多く記載しましたが、私としては安価で遊べるオモチャ的な端末として、購入に値する製品との認識です。ただし、多少の不具合や使い勝手のわるい事項を楽しめる方向けとなるかと思います。
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