海外通販サイトのAliExpressで展開しているブランド「Dere」より、CPUにJasper Lake N5100を搭載し、U型キックスタンドを装備する Windows 11 10インチ 2 in 1の「D10」が販売されています。N5100を搭載の10インチ 2 in 1としては「CHUWI Hi10 Go」がありますが、「D10」はキックスタンドを装備・SSDを搭載し(Hi10 Goは eMMC)、また、メモリ 8GB / SSD 256GBを選択できる点において(Hi10 Goは メモリ 6GB / 128GB)、優れています。
Dere D10のスペック
メモリ 4GB / SSD 128GB、メモリ 8GB / SSD 256GBの2つのモデルがありますが、3月26日時点のAliExpressでは後者が在庫なしとなっていることが残念(在庫補充されると思います)。
CPU | Jasper Lake (Celeron) N5100 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | 128GB / 256GB SSD |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、タッチパネル、解像度 1920 x 1200 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0、USB Type-C、Micro HDMI |
バッテリー容量 | 3.6V/3200mAh |
サイズ | 未確認 |
OS | Windows 11(おそらく Home) |
その他 | 筆圧1024レベルのスタイラスペンに対応、本体の背面は金属製 |
サイズは「未確認」としていますが、AliExpressに記載の事項の厚みの記載が怪しいためです(縦横は 250 x 165mm、キーボード付で重量 1.07kg)。
▼競合する「CHUWI Hi10 Go」の詳細、N5100のベンチマーク・体感レスポンスは、同水準のN5095を搭載するミニPC「Trigkey Green G2」のレビュー記事を参照。前世代のCeleron「Gemini Lake」よりもパフォーマンスは大幅に向上し、普段使いでは十分です。
Dere D10の外観と機能
製品紹介にイメージ画像は多くないため、外観と機能については簡単に記載します。
▼10インチクラスの場合、USB-Aポートがないことが多いのですが、D10はしっかり装備しています。USB Type-Cの説明に「フル機能」との記載がないため、データ専用かと思われます。Micro HDMIポートは、できれば Mini HDMIがよかったのですが(Microでは、ケーブル端子が折れやすいため)、このクラスでは本体のサイズ的にやむなし。
▼U型のキックスタンドであることが大きな特徴。キーボードはマグネット接続です。
▼海外製品であり、英語キーボードのみの設定。タッチパッドが縦にやや狭いです。ディスプレイのベゼル幅は、CHUWI Hi10 Goよりも太いように感じます。
まとめ
10インチで Jasper Lake N5100を搭載するPCも、CHUWI Hi10 Go、CHUWI MiniBook X(CHUWI MiniBook X、公式ストアで販売開始。Win 11搭載・ファンレスなど新たに判明した事項)など、ボチボチと販売されています。このなか、Hi10 Goは ストレージが eMMC・ケーススタンドで面積をとること、MiniBook Xは割高であることが ややマイナスポイント。この点において、「Dere D10」はよい構成のように感じます。
▼8月6日時点のAliExpressでの販売価格は、メモリ 4GB / SSD 128GB版が 296.05ドル、メモリ 8GB / SSD 256GB版が 328.23ドル。送料は別途 22.07ドルとなります。
▼競合する「CHUWI Hi10 Go」はこちら。
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