Amazonを巡回していると、Windows 10のStick PCにて Core m3-6Y30を搭載するモデルがあることを今さらながらに認識。しかも、Intel Compute Stickとあり、オリジナルの英語の製品紹介を確認するとMicrosoft 謹製のようです。ストレージがeMMC 64GBにとどまり、拡張性に乏しく高価であることからおすすめではないのですが、概要を確認してみました。
Compute Stick Core m3-6Y30版のスペック
▲▼私が当製品を認識したのは、上の記事で紹介の8インチ Windows 10 タブレットである Jumper EZPad mini 5を「Stick PCにディスプレイが付き、Stick PCよりスペックが優位とは頼もしい」とした際に、引用したのが以下の製品の下位版。
▲このStick PCはCPUにAtom Z3735F あるいはZ8300を搭載するモデルがメインですが、Core m3-6Y30を搭載するモデルが43,017円。「高いパフォーマンスのStick PCが何としても欲しい」という方以外には割高感の高いもの。
▲▼スペックは以下となっています。
- CPU : Core m3-6Y30、2コア、2.2GHz
- GPU : Intel HD Graphics
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 64GB
- ポート類 : Micro USB (電源専用)、USB 3.0、Micro SD カードスロット、HDMI出力
- WiFi : デュアルバンド対応
- Bluetooth : 4.2
- サイズ : 38 x 114mm
Stick PCのために仕方がないのですが、Atom Z3735F あるいはZ8300よりも かなり優位なCPUのCore m3-6Y30を搭載しつつも、ストレージが64GB eMMCであることが厳しい(もったいない)。
また、CPUを主としたチップの排熱処理も気になります。おそらく小さなファンが付いていると思いますが、この場合には小さなファンの高回転で風量を稼ぐために、ファンの音量が気がかり。
類似スペック、同カテゴリーでのおすすめ製品
Stick PCではなく通常のノートPCとなりますが、CPUにCore m3-6Y30を搭載する製品としては、以下で紹介のChuwi AeroBookがおすすめ。価格は上記のStick PCよりやや安価で13.3インチ、メモリ 8GBにSSD 256GBです。
Stick PCの場合、ストレージ容量が少ないことに、サイズの制約による冷却対応から用途が限られる(負荷のかかることは避けたほうが無難)ことを想定し、安価な製品で十分。価格とStick PCに多いAtom Z8350よりもやや優位なApollo Lake N3450を搭載する以下のStick PCもあります。
▼Banggoodで販売のApollo Lake N3350を搭載するStick PC。メモリは3GBと珍しい容量であり、ストレージは64GB eMMC。2019年8月2日時点の価格は 13,254円となっていますが、為替変動やセールにより流動的です。
ただし、コンパクトなWindows 10 PCなら、私としてはStick PCよりも以下のようなミニPCがおすすめ。スペック・拡張性・冷却対応ともに、Stick PCより優れています。
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