ChromebookでのOffice ソフトの作業において、Excel オンラインやGoogle Play アプリでも可能ですが、パソコン版と比較すると、オンラインベースとなることに加え、機能が制限されています。そこで、ChromebookでのExcel 代替となる表計算アプリはいかがなものかと試してみたのが、「Collabora Office for Chromebook」。
Google Playからのインストールとなるため、CloudReadyを導入したPCでは使えず、また、「for Chromebook」とあるものの、Android スマホ・タブレットと共通のアプリです。
手元にある非力なChromebook 「ASUS C101PA」でのお試しであり、レスポンスや機能のテストをじっくり行っていませんが、オフラインでも機能することが大きなメリット。
Collabora Officeのインストールと動作確認
以下の公式サイトによると、Collabora OfficeがChromebookで利用可能となったのは 2020年7月とあります。私は当アプリの存在をこれまで知らなかったのですが、LibreOffice 公式サイトにて「Chromebook用のアプリは、LibreOfficeをベースとした Collabora Office」と明記があることにより、その存在を知りました。
Collabora Office ships for Chromebooks
▲▼ iOS向けも用意されていますが、ChromebookのGoole Playからインストールします。 Google Playからのインストールとなるため、CloudReadyではインストールできません。
▼インストール後のショートカットは右下
▼こちらがホーム画面ですが、スマホ・タブレットと共有のために余白の部分が目立ちます。
「最近使用したファイル」と、エクセル・ワード・パワポ代替のアプリを呼び出す、中央の「+」ボタンのみのシンプルな構成です。
▼「+」を押下すると以下の画面のように新規ドキュメントのアプリ選択となります。上の画像右上のフォルダアイコンから、LibreOffice / MS Officeで作成したファイルを開くこともできます(保存は、LibreOfficeの拡張子のほか、Excelの拡張子も可能)。
▼LibreOfficeで作成のファイルを開いた事例。
使用している Chromebook「ASUS C101PA」が非力なために多くを試していませんが、ピボットテーブル・関数など、エクセルオンラインと同様の機能は備えているように感じます。ただし、短時間操作したなかでは、端末が非力であることを差し引いても モッサリとした動きとなり、列幅の変更のみでも遅延を感じます。
▼こちらは関数ウィザードの事例。メニュー項目は日本語ですが、細部になると英語表記です。
▼ツールバーの一部と算式エリアを拡大。ショートカットはLibreOfficeを多少 簡略化したようなイメージです。
▼こちらはワード代替となるドキュメントの画面事例。表計算と比較すると、かなりサクサクと動作します。表計算と同様にオフラインでも普通に動作することが大きなメリット。
まとめ
Choromebookにて、Excel代替となりそうな「Collabora Office for Chromebook」を試してみました。Word代替の文書アプリはサクサクと動作する一方で、Chromebookでも特に非力な端末でのテストであったためか、Excel代替の表計算アプリは モッサリとした動き。ただし、オフラインで機能することは大きなメリットであり、無料で利用できますので、お手持ちのChromebookでお試しくださいませ。
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