2018年度の中国メーカー製PCのヒット作「Chuwi LapBook SE」。メモリは4GBですが、13.3インチのIPSパネルに、使いやすい大きなキーボードとタッチパッド、そして天板と底板にアルミを使用した高い質感と、人気が出るのも納得。
現在、私はLapBook SEをメイン機として使用していますが、タイピングしやすいキーボードのおかげで記事編集がかなりはかどっています。
LapBook SEのストレージは、これまで32GB eMMC + 128GB SSDの構成でしたが、64GB eMMC版(SSDはユーザーでの取付)も販売されています。
LapBook SE 64GB eMMC版の価格情報
いつもと順番を変えて、今回は価格情報から。
▼こちらはGearBestの価格情報。2019年2月2日時点で279.99ドル、日本円では30,911円です。
▼こちらはGeekbuying。GearBestとほぼ同価格です。
▼こちらはAmazon。GearBest / Geekbuyingより割高ですが、海外では特に絶大の人気となるLapBook SE。納期を考慮すると Amazonでの購入も選択肢となります。
LapBook SEの特徴
私が使用するLapBook SEは、ストレージ 32GB eMMC + 128GB SSDのバージョンですが、今回紹介のバージョンはストレージ構成以外は全く同じですので、私のバージョンに基づき、私のレビュー記事へのリンクを主として、その特徴を記載します。
スペック
基本スペックとしては以下となります。
- CPU: Gemini Lake N4100
- メモリ: 4GB DDR4
- ストレージ: 64GB eMMC、M.2 SSDを増設可能
- ディスプレイ: 13.3インチ、IPS、グレアパネル、解像度1920 × 1080
- WIFI: 802.11 a/b/g/n/ac
- バッテリー: 5000mAh
- ポート類: USB 3.0 × 2、Mini HDMI
- キーボードはバックライト付
- 天板と底板はアルミ製(キーボード面はプラスチック製)
- サイズ: 31.70 x 21.50 x 1.59 cm、重さ1.4380 kg
32GB eMMC版は、SSDではなくeMMCにWindowsがプレインストールされているのですが、その容量の少なさからWindowsのアップデートに対応できず、SSDへOSコピー・起動ドライブ化が必須でした。今回の64GB eMMC版では、Windowsの更新で容量が不足することもありません。
▼LapBook SEのベンチマークは以下の記事を参照。
▼重量は約1.4kgとなり、13.3インチとしてはやや重めですが、裏蓋を開け内部を確認してみて納得。内部のフレームなどもしっかりとしています。
使いやすさ抜群のキーボード
横幅いっぱいに拡がるキーボードの恩恵によりキーサイズ・キーピッチともにゆとりがあり、また、適度なストロークとほどよい硬さ、パチパチ系でもカチャカチャ系でもない打鍵音により、快適にタイピングすることができます。
▼キーボードの使用感の詳細は以下の記事を参照ください。
3万円クラスとは思えない質感の高さ
質感が高いことは中国メーカーのPC全般に言えることですが、ChuwiのPCは特に質感高く仕上がっています。
2017年度にリリースされたChuwi製品の多くが全面アルミ製であるのに対し、このChuwi LapBook SEにおいてはキーボード面のみプラスチック製。それでもアルミ調の塗装と、同色のタッチパッドにより、全面アルミ製と遜色ない質感です。
また、以下の写真のとおり、サイドが下に向かって絞り込まれており、これも全体のスマートさに貢献しています。
▼外観の詳細は以下の記事を参照ください。
まとめ
メリットばかりを強調したような文面ですが、このChuwi LapBook SEのデメリットらしきものは下記の事項程度。かなり使いやすい機種となっており、迷っているなら「買い」です。
- 最大の難点はその納期。当機種はODM提供のはずですが、製造元での製造が追いついていないと思われます。
- 上下のベゼルがやや太め。艶ありブラックのベゼルとグレア液晶がマッチしており、ベゼルの太さも気にならない程度ですが、海外ユーザーレビューでは「太すぎる」とのコメントもあります。
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