CHUWIより、CPUにUNISOC T616を搭載する10.5インチ Android 12 タブレット「HiPad X Pro」がリリースされました。UNISOC T616のAnTuTu ベンチスコアは約24万となり T618と同水準です。メモリ 6GB、ストレージ 128GB、さらには Widevine L1に対応し、Netflixや Amazon プライムビデオなどを高画質で楽しむことができます。また、外観では 金属製のユニボディであることも特徴です。
引用元
CHUWI HiPad X Proのスペック
従来機種の「HiPad X」の詳細は以下の記事に掲載していますが、2020年秋の発売の製品でもあり、「HiPad X Pro」はCPUをはじめとして、多くの項目でスペックアップしています。
CHUWI HiPad X、eMMCより3倍高速なUFS、Helio P60搭載の10型 Androidタブレットがリリース
CPU | UNISOC T616、8コア、 Cortex-A75 x 2, Cortex-A55 x 6 |
GPU | Mali G57 MP1 |
メモリ | 6GB LPDDR4 |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.51インチ、IPSパネル、解像度 1920 x 1200、明るさ 360cd |
WiFi、Bluetooth | 11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
LTE | 対応 |
カメラ | フロント 8百万画素、リア 13百万画素+0.3百万画素 深度計測 |
バッテリー容量 | 7000mAh |
サイズ(本体) | 246.4×161.51×7.3mm、500g |
OS | Android 12 |
その他 | 4スピーカー、GPS搭載、Google Widevine L1 サポート、金属製 |
▲上の記事にて「HiPad Max 」の実機レビューを掲載していますが、上表はHiPad Maxのスペック表に基づき編集しています。4スピーカー、Widevine L1 サポートなどの共通事項も多いのですが、大きな相違とスペックの補足は以下です。
- HiPad MaxのCPUが Snapdragon 680(AnTuTu ベンチスコアは約26万)に対して、HiPad X Proは UNISOC T616(AnTuTu ベンチスコアは約24万)。
- HiPad Maxのメモリ 8GBに対して、HiPad X Proは6GB。メモリの相違はあるものの、AnTuTu ベンチスコアからも パフォーマンスは同水準。普段使いでは遅さを感じないレベルです。
- HiPad Maxの背面は樹脂製ですが、HiPad X Proは金属製。
- 惜しいのは双方ともに、急速充電に対応していないこと。このクラスでは急速充電に対応していない製品が多いのですが、タブレットの大容量バッテリーにおいては、充電に待たされ感があります。
- 128GBのストレージにeMMC or UFSの記載はありませんが、おそらくは高速なUFS 2.2だと思われます。
▼CHUWI 公式の製品情報にて、AnTuTu ベンチスコアは約24万と公開されています。2021年から2022年の このクラスの主流のCPUは UNISOC T618でしたが、T616は同水準のパフォーマンス、かつコスパがより高いと思われ(製品の価格より判断)、T616が2023年の主流になりそうな予感です。
▼インセル型 10.51インチのディスプレイの輝度は360cd。最近のタブレットでは 輝度を明記する製品も増えてきました。
▼「HiPad Max」と同様に、Googleの提供する著作権保護技術のWidevine DRM(Digital Rights Management)の最高位である「Widevine L1をサポート」しています。これにより、Netflix、YouTube、Disney+、Huluなどの高画質での再生に対応しています。
CHUWI HiPad X Proの外観
外観においては 金属製のユニボディ(1枚の金属を削り出して加工し、美しい見た目と薄さに貢献)であることも大きなポイントです。ユニボディであることを明記している Android タブレットは以下の「Xiaomi Redmi Pad」がありますが それほど多くなく、「HiPad X Pro」とともに貴重な存在です。
▼金属製のグレイの背面は剛性も高く(一部の樹脂製の製品では、ホールドすると軋む音がする製品もあります)、質感も高いことでしょう。なお、画像のとおり、4スピーカーは横持ちでの左右に配置されています。サイドは最近多くなった、フラットな作りとなっています。
まとめ、価格情報
2023年1月5日時点では、CHUWI 公式ストア・Amazonともにラインナップされていませんが、1月に149ドルで販売予定です。CPUにUNISOC T616を搭載し AnTuTu ベンチスコア 約24万、4スピーカーに Google Widevine L1 サポートと、動画視聴にも適した コスパに優れた製品です。
引用元
公式サイト
コメント