CHUWI 公式サイトにて、CPUにTwin Lake N150を搭載する 12.96インチの2in1 タブレット「Hi10 Max N150」がリリースされています。2025年4月5日現在、Alder Lake N100を搭載するモデルが 国内通販においても販売されていますが、3K 解像度の液晶、12GB オンボードメモリ、512GB SSDはそのままに、CPUを変更したモデルです。
CHUWI HIi10 Max N150のスペック
CHUWI 公式サイトに詳細スペックが掲載されています。下表は以下の記事にて紹介のN100 モデルに基づいて編集していますが、スペック変更となった箇所はCPUのみです。輝度と質量の表記に多少の相違がありますが、これらはやや曖昧な表記となることもあり、単純にCPUのスペックアップモデルとの認識です。ただし、N100とN150においては、ベンチマークスコア・体感レスポンスともに同水準です。
CHUWI Hi10 Max、Alder Lake N100搭載、12.96インチ 2 in 1のスペックと特徴
CPU | Twin Lake-N N150 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | LPDDR5 4800MHz 12GB、増設不可 |
ストレージ | 512GB PCIe SSD(2242サイズ、M.2 SSD) |
ディスプレイ | 12.96インチ、解像度 2880 × 1920、IPS、タッチパネル、輝度 400 nit、筆圧 1024レベルのスタイラスペンに対応 |
WiFi | WiFi6に対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB Type-C(映像出力対応、フル機能) x 2、USB-A 3.2 |
バッテリー容量 | 36.48Wh,7.6V / 4800mAh |
サイズ(タブレット単体) | 287.4 x 208.5 x 9mm、約780g、キーボード込みでは 約 1,060g |
OS | Windows 11 Home |
その他 | キーボードケース付属、フロント 5MP カメラ / リア 8MP カメラ、筆圧 4096レベルのスタイラスペンに対応、金属製ユニボディ |
▼12.96インチ 2880 x 1920の高解像度の液晶を搭載しています。アスペクト比は 3:2と縦長であり、ExcelやWeb サイトのブラウイングなどにおいて、縦の表示領域が多く重宝します。また、輝度の表記をそのまま捉えると、輝度 400 nitsと一般的なノートパソコンよりも明るい液晶です。
▼以下の画像はN100モデルのものですが、電源・音量調節ボタン、ポート類、フロント・リアカメラの構成は N150モデルも同じです。映像出力にも対応のフル機能 USB-Cを2ポート搭載しています。
個人的にはMicro HDMIではなく、できればMini HDMIを搭載して欲しかったのですが(Micro HDMIでは、ケーブルの細いプラグに負荷がかかり折れやすい)、前述の映像出力対応のUSB-C ポートの搭載により、実質的には課題となりません。
▼タブレット単体の質量は780g、キーボード・ケースとのセットにおいては 1080gと、13インチの2in1としては軽い部類です、なお、以下の画像中央にキーボード接続の端子がありますが、他の多くの2in1 タブレットと同様に、マグネット式での装着です。
▼Twin Lake N150の実力は、以下の記事などで実機レビューのAlder Lake N100と同水準です。ベンチマークスコアと体感レスポンスは、2018年に発売のミドルレンジからハイエンド寄りのノートPCに多く搭載の Core i5-8250U / Core i5-8350Uと同水準。在宅勤務やWeb サイトのブラウジング、一般的な画質でのYouTubeなどの普段使いではサクサクと動作します。
GEEKOM AIR12 Lite 実機レビュー、Alder Lake N100 搭載のミニPC、スチール製フレームなどの作りの良さは上位機並み
外観
CHUWIなどの中国ブランドにおいては、従来から外観重視の傾向もあり、本製品においても 筐体の質感は高いと思われます。アルミ製ユニボディ(アルミ削り出し)を採用しており、見た目の美しさと軽量化に貢献しています。
▼公式ストアでは 単体 / キーボードセット / キーボード・スタイラスペンのセットが販売されています。キーボードは Surfaceと異なり、角度調整できないことに注意が必要です。
▲▼英語キーボードとなりますが、13インチクラスでもあり、変則的なキーサイズはなく、配置も一般的です。英語キーボードでの「英数・かな」の切替は、以下のフリーソフト「Alt-IME」の利用により、スペースキー両隣のAlt キーのワンタッチにより行うことができます。
英語キーボードの「かな」「英数」をAlt空打ちで瞬時に切替。alt-ime-ahk.exeで快適な入力環境
まとめ
2025年4月5日現在の公式ストアでの販売価格は、タブレット単体が319ドル、キーボードとのセットモデルが353ドルです。セットモデルの円貨換算額は 約52千円となり、13インチクラス 3K 解像度のN150 2in1としては割安との認識です。
ただし、特定の製品ではありますが、一時期 CHUWIのタブレットは バッテリーの不具合により 大きなニュースとなったことを念のために記載します(当サイトでの記事はこちら)。
引用元
▼こちらはN100モデルの販売情報です。
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