CHUWIより、Hi10 Airのスペックアップ版となるHi10 Xがリリースされました。10.1インチの2 in 1ですが、CPUはGemini Lake N4100、メモリ 6GB、ストレージ 128GBとなり、Hi10 AirのAtom Z8350から大幅なスペックアップ。ボディは大きな変更がないものの、サクサクと動作するスペックであり、人気製品となりそうな予感です。
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CHUWI 公式サイト (日本語サイト、Hi10 X 製品情報)
Chuwi Hi10 Air、Hi10 ProがWindows 10のシングルOSとなり新登場
実機レビュー記事
CHUWI Hi10 X 実機レビュー、Gemini Lake N4100搭載でHi10 Pro / Airより快適さは大幅アップ、WiFiの安定度も大きく改善
Hi10 Xのスペック
前モデルのHi10 Airは、デュアルOSのHi10 ProをWindows 10のシングルOS化したもの。それ以外は2016年に発売のHi10 Proと同じであるため、Atom Z8350、メモリ 4GB、ストレージ 64GB eMMCの仕様の古さは否めず。このまま フェードアウトするものと思っていたところで、まさかのスペックアップ。そのスペックは以下となります。
- CPU : Gemini Lake N4100
- メモリ : 6GB
- ストレージ : 128GB (おそらく eMMC)
- ディスプレイ : 10.1インチ、IPS、タッチパネル、解像度 1920×1200
- WiFi : 11a/b/g/n/ac
- Bluetooth : 5.0
- カメラ : フロント 2百万画素、リア 5百万画素
- ポート類 : USB Type-C x 2 (1つは充電兼用)、Micro HDMI、キーボードにUSB 3.0あり
- バッテリー : 4v 3250mAh
- サイズ : 261.8 x 167.3 x 8.8mm、522g
私が所有するHi10 ProのAtom Z8350では、Webサイトの表示にしてもモッサリ気味であり、高速タイピングを行うと、テキストの画面表示が遅れることもあるのですが、Gemini Lake N4100なら大丈夫。
▲レスポンスに直接影響する、Gemini Lake N4100のSingle-Coreのベンチマークスコアは、Hi10 Airに搭載のAtom Z8350の1.5倍とあります。体感レスポンスは1.5倍とはいかないものの、Webサイト閲覧やWordなどの軽めな動作においても、レスポンスの相違は明確に感じ(体感的には 1.2~1.3倍)、これらのライトワークでは「遅い」と感じることはありません。
▼Gemini Lake N4100を搭載するPCのレビュー記事はこちら。
その他の気づきなどは以下です。
- 製品サイトにSSDとの記載はなく、ストレージはおそらくeMMC
- 2 in 1 タブレットであり、また、CPUファンについての記載がないことからファンレスと類推。
- ディスプレイのアスペクト比は16:10。一般的な16:9より縦に長く、WebサイトやExcelなどで情報量が多くなります。
- 本体には通常サイズのUSBを未装備であるものの、専用キーボードの両サイドにUSBを2つ装備し、拡張性は十分。
CHUWI Hi10 Xの外観と機能
スペック的には大幅アップした一方、外観についてはHi10 Pro / Hi10 Airから大きな変更はありません。この意味では以下のHi10 Proの外観レビューが参考になるかと思います。
▼本体はアルミ製、キーボードはHi10 Pro / Airの流れを汲むと、キーボード面はアルミ、底面はプラスチック製。本体のみでは522gですが、Hi10 Pro / Airを含め、このクラスの2 in 1では、本体とのバランスをとるために、キーボードを本体と同程度の重量とする傾向です。Hi10 Xのキーボードの詳細は明らかではないのですが、キーボードの重さがポイントの一つ。
▲また、Hi10 Proのキーボードはキーがやや硬いのですが、Hi10 Xのキーボードの打鍵感も気になります。ぱっと見では、Hi10 Pro / Airのキーボードと同様に見受けられます。
▲本体に充電・データ兼用のUSB Type-Cと、USB Type-Cをもう1つ備えています。画像ではわかりづらいのですが、小さなタッチパッドを備えています。Hi10 Proではこのタッチパッドが敏感すぎるのですが、ここが改善されているか否かもポイントの一つ。
まとめ
Hi10 Pro / AirのAtom Z8350からGemini Lake N4100へと大幅にスペックアップした Hi10 X。8インチクラスのUMPCでは小さすぎると感じている方にとっても、よい選択肢となります。イメージ画像を見る限りでは、本体とキーボードの外観・デザインには大きな変更がないようですが、キーボードの出来が大きなポイント。Hi10 Proのキーボードは、キーが硬い・タッチパッドが敏感すぎるとクセがあっただけに、改善されていることを期待します。
▼実機レビュー記事はこちら
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