エントリークラスのミニPCとして、Amazonで人気の「CHUWI HeroBox」ですが、CPUに Jasper Lake (Celeron) N4500を搭載する「CHUWI HeroBox Pro」が Amazonで販売されています。2021年6月25日現在、CHUWI 公式サイトや海外通販サイトには掲載がなく、Amazonでの先行販売のようです。
製品紹介では、SSDの増設の可否やファンの有無など情報が少ないため、速報ベースとしてスペックと特徴を記載します。
CHUWI HeroBox Proのスペックと特徴
Jasper Lakeを搭載するCHUWIのPCとしては、以下の「Hi10 Go」が4月に発売予定と先行してアナウンスされていたのですが、6月25日時点では発売の情報はありません。このなか、HeroBox Proに Jasper Lakeを搭載するとは意外な展開です。
さて、HeroBox Proのスペックは以下となります。
CPU | Jasper Lake (Celeron) N4500、2コア 2スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256G SATA SSD |
WiFi | 2.4G / 5G デュアルバンド |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、USB Type-C(データ転送)、HDMI、有線LAN、VGA |
サイズ | 未確認 |
OS | Windows 10 Home |
その他 |
Amazonの製品紹介では、サイズ、2.5インチ HDD / SSDの増設の可否(従来版のHeroBoxは増設可能)を読み取ることができません。
また、以下の画像ではファンありのような記載がありますが、Amazonの製品のタイトルには「ファンなし」とあり不明瞭です。CHUWIの他製品の場合、ファンあり・ファンなしなどの誤植の前例もあり(他ブランドも誤植が多いのですが)、画像・製品紹介の文言では判断できません。
Intel Celeron N4500 (Notebook Check サイト)
なお、CPUのJasper Lake (Celeron) N4500のベンチマークは、6月25日時点では出回っていないのですが、上の海外サイトに「Gemini Lake N4020より僅かに速い程度」との記載があります。
N4020を搭載するPCとして、以下のASUS E210MAをレビューしましたが、エントリークラスのPCに多く搭載される Gemini Lake N4100(HeroBoxはこちら)やN4120が体感的には多少速く、CPUのみでは 従来版のHeroBoxが優位なように思います。
▲▼サイズが不明なために断言できませんが、画像のみから判断するとボディは以下で実機レビューの HeroBox Pro 従来版と同じ(配色違い)と思われます。
まとめ
Jasper Lake (Celeron) N4500を搭載する「CHUWI HeroBox Pro」。情報量が少ないために速報的な記事となりましたが、今後 多くの製品で搭載されるであろうN5100ではなく、Jasper LakeのなかでもベーシックなN4500であり、従来版のGemini Lake N4100と比較しても同等、もしくはやや下位となります。
6月25日現在のHeroBox 従来版とPro版の価格差は 1,000円と、価格的にも微妙です。2製品から選択する場合、2.5インチ SSDの増設など確実性を求めるなら従来版、Jasper Lakeの目新しさならPro版との認識です。
▼Jasper LakeのミニPCとしては、N5095を搭載の以下のミニPCがおすすめ。CPUの相違もあり、HeroBox Proよりも高価ですが、ベンチスコアと体感レスポンスは Core i5-5200U相当で、メモリも増設できます。
▲▼Banggoodの画像の価格は 209.99ドルですが、クーポン「BGJPTKMNG2」の利用により 199.99ドルとなります(12月12日まで有効)。
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