上の画像はChuwiのエントリーパソコンとなるHeroBookですが、上位機のHeroBook Proがリリース予定です。CPUをApollo Lake N3450相当のCeleron 3867U、天板と底板を金属製とすることで、HeroBookよりも基本スペックと質感をアップし、予価は299ドル。2019年9月18日では公式サイトでの掲載もなく、情報源はTectabletsサイトとなりますが、速報ベースでお伝えします。
HeroBook Pro 実機動画
2019年9月18日現在では、Chuwi 公式サイトでのニュースリリースはなく、TecTabletsの記事と以下の動画が頼りです。
▼9月にドイツ ベルリンで開催された IFA 2019 (世界最大のコンシューマ・エレクトロニクスとホーム・アプライアンスの見本市)の、Chuwi 展示ブースで撮影の動画のようです。
▲1分20秒目あたりから、HeroBook Proとなります。トップの画像を見たのみでも、以下の事項を読み取れます。
- 左右と上のベゼル幅は、かなり狭く、14インチでありつつも13.3インチと変わらないサイズと推定。
- 横幅いっぱいに拡がるキーボードは、主要キーのサイズも大きく、タイピングしやすい雰囲気を醸し出しています。
- タッチパッドのサイズもかなり大きなもの。
- 色合い的にはAeroBookが近い。
- どう見ても、LapBook SE / Pro / Plus、AeroBook、HeroBookと同一の製造元(Teclast、Jumperも同様ですが、Chuwiが製造しているわけではありません)。
- 14インチのディスプレイは、IPSのグレアパネルですが、TecTabletsでは全体を覆うものではない、としています。動画・画像ではこの意味を読み取れず。
HeroBook Proのスペック
上記の実機動画も踏まえてのスペックを掲載します。Pro版でないHeroBookは、大規模セール時には2万円未満となることも多いのですが、Chuwiのエントリー機であり、CPUはAtom Z8350水準、プラスチック製のボディとなっていましたが、これらを全般的スペックアップしています。
- CPU : Celeron 3867U、2コア 2スレッド
- GPU : Intel 610 UHD
- メモリ : 8GB DDR3
- ストレージ : 確認できず。SSD スロットがあることは確実ですが、デフォルトは64GB eMMCの可能性も。
- ディスプレイ : 14インチ、IPS、解像度 1920 x 1080
- ポート類 : USB 3.0 x 2、USB Type-C (充電用)、HDMI
- OS : Windows 10 Home
- 天板と底板は金属製、キーボード面はプラスチック製
- 底板からSSD スロットへアクセス可能
ポイントとなるのは、HeroBookのCPU Atom x5-E8000からスペックアップした Celeron 3867U。ベンチマーク情報に乏しいのですが、概ねApollo Lake N3350とN3450の中間あたりとなり、N3450に近い性能。
N3350では画像の多いWebサイトの表示にモタつくこともあるのですが、N3450に近いベンチマークスコアとなると、Webサイト閲覧やよほどデータ量や関数の多くないExcelを遅さを感じることなく操作できます。
その他、HeroBookとの比較では、メモリが4GBから8GBへ、ボディはプラスチック製から、天板と底板は金属製へと変更されています。
なお、ディスプレイの解像度については、HeroBook 通常版は当初 FHDではなかったのですが、気がつくとFHDとなっており、Proと変わらず。
HeroBook Proのコスパ度
TecTablets サイトに、当初の価格は299ドルのありますが、これではコスパ度がよくない感覚。
というのも、文末のとおり、Amazon では Gemini Lake N4100、メモリ 8GB、SSD 256GBを搭載の上位機 LapBook Proが 36,500円となっています。
この価格を考慮すると、また、HeroBookの通常版が199ドルであることから、HeroBook Proは260〜280ドルあたりが妥当ではないでしょうか。おそらく、このあたりまで、すぐにか価格を下げてくると予想します。
▼Amazonで販売のLapBook Pro。コスパ度としてはこちらが優れています。
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